家で猫を飼っている方の多くはキャットフードを食事として与えています。

しかし、突然猫がこれまで食べていたキャットフードを食べなくなることがあります。

そこで今回は、キャットフードを食べなくなった時に考えられる原因についてご紹介します。

キャットフードが腐っている

ウェットフードを与えている時に起こりうるケースになります。

ウェットフードは缶詰やレトルトパウチに入っており、最大の特徴は水分含有量が高いということです。

水分摂取が苦手な猫や歯の弱い子猫や、老猫も安心して食べることができます。

その反面、いったん開封してしまうと、保存が効かないため、そのままにしておくと腐ってしまいます。

特に夏の暑い時期や、梅雨の湿度が高い時期は、朝出したエサが昼には腐ることもあります。

猫は鼻が利くため、腐った食べ物の匂いを敏感に察知して手を出そうとしません。

そこで、ウェットフードを与える場合は、こまめにエサの交換と、給餌皿を清潔に保つように気を付けることで、腐りを防ぐことができます。

キャットフードが硬くて食べづらい

これはドライフードを食べていた老猫に起こりうるケースです。

飼い猫の一般的な寿命は15年ほどで、8歳前後から徐々に老化が始まっていきます。

老化が始まると筋力の低下に伴い、噛む力も弱くなり、歯自体も脆くなっていきます。

そうなると、これまで噛み砕いていたドライフードも食べづらくなり、最終的に食べなくなってしまいます。

そこで対策として、フードをウェットタイプに変える、老猫用のフードに変える、ドライフードを水でふやかして食べやすくしてあげる、等の工夫が必要となります。

ただしドライフードには歯磨きの効果もあるので、歯の健康状態が気になる方は全てをウェットフードに切り替えるのではなく、混ぜて与える、もしくは粒の小さなドライフードを与えるようにしてください。

味に飽きている

猫にも好き嫌いはあるので、単純に与えているキャットフードの味に飽きている可能性があります。

ただし、この場合はある日突然飽きるということはなく、以前から兆候が出ているはずです。

エサを出した時に、食いつきが良くなかったり残してしまったり等の傾向が見られ、いったん食べたくないと判断したエサは、今後一切食べなくなる可能性があります。

そうなると、どれだけお腹が減っていても全く手を付けず、飼い主に他のエサをねだるようになり、ひどい時には健康被害を起こすこともあります。

これを防ぐために一番良いのは、定期的にエサを変えて変化をもたらすことですが、経済的に負担にもなるため、多頭飼いの場合はリスクも伴います。

そこでオススメなのは、かつお節を少しだけエサに振りかけてあげたり、カニカマや煮干しなどを混ぜたりすることで、これによって食いつきが良くなります。

ただし、与えるものによっては猫の健康を損なう恐れがあるものもあるので、種類と量には十分注意してください。

他の猫に遠慮している

野良猫を飼い猫として多頭飼いしている家庭に連れてきたときに見られる現象です。

野良猫として生活していた猫は、野良猫の社会での序列に従って生活してきているため、ボス猫より先に食事を食べない、一緒に食べないなどの社会性が付いている場合があります。

初めて家に連れてきたときは分からなくとも、慣れていくうちに先住猫をボス猫として認識してしまうと、遠慮して食べなくなることがあります。

このような状況になった場合は、まず先住猫と食べるタイミングをずらしてあげましょう。

可能であれば、1時間ずつ時間をずらしてあげると食べやすくなります。

また、時間を確保できないときにはマタタビも有効な手段となります。

マタタビは人間で言うアルコールのようなもので、少量であれば食欲増進やリラックス効果があります。

もしそれでも食べてくれないときは、家の中でその猫が一番懐いている人が直接エサを与えると食べてくれます。

エサそのものや猫の体調に問題があるときと違い、先住猫との兼ね合いは時間がかかることが多いので、徐々に慣れさせることを心がけると良いでしょう。

時期的に食べない時期になっている

エサや他の猫との問題もない時に考えられるのがこちらのパターンです。

猫も人間と同じく、猫ごとに生活サイクルがあり、それは日々だけでなく年間通しても一定のリズムが存在します。

エサを食べなくなった猫は一時的に食べない=食欲が落ちる時期になっている可能性があります。

例えば、猫は体温調節が苦手なため、夏場は夏バテにより食欲が落ちることがあります。

その時に無理に与えてしまうと猫も嫌がるので、多少食事量が落ちている程度で元気な様子であれば気にする必要はありません。

ただし、全く食べない状況であれば食欲減退だけでなく他に何か異常がある可能性があるので、猫の様子を見て、必要であれば動物病院へ連れて行きます。

猫がキャットフードを食べてくれるように工夫しよう

種類や性格にもよりますが、猫はグルメで好き嫌いもある他、他の猫との兼ね合いも気にするきっちりとした社会性を持つ動物です。

腐っていたり歯が弱っていたりするケースは限定的で、それ以外に原因があるケースが多く見られます。

そこで、日頃から猫の生活状態をよく観察して、変化を読み取ることが大切になります。

食は健康の源なので、猫がしっかりと食べてくれるように工夫をされてみてください。