ドッグフードを選ぶときには、どのようなポイントに注意すれば良いでしょうか?
愛犬の健康や、充実した食生活のために、チェックしておきたいコツをご紹介します。
あなたの大切な愛犬にぴったりのドッグフードを選べるようにしてください。
1.犬のサイズに合わせたドッグフードを選ぶ
多くのドッグフードブランドでは、犬のサイズごとに適した商品が設定されています。
食べやすいサイズや消化しやすいカロリー、体質に合った栄養バランスなどが工夫されているのです。
基本的には、大型犬が体重25キロから40キロ、中型犬が10キロから25キロ、小型犬が10キロから12キロとされます。
これより上下に変わる場合、超小型犬や超大型犬などに設定されています。
犬のサイズが違うということは、内臓の機能にも違いがあるということです。
大型犬であれば消化できるドッグフードも、小型犬には消化が難しいことがあります。
小型犬であれば問題がない関節の動きも、大型犬のボディを支えるためには、特別な栄養素を配合したドッグフードが必要になってくるケースもあります。
まずは愛犬のサイズ分類を確認し、適切なものをチョイスするようにしましょう。
2.犬のライフステージに合わせたドッグフードを選ぶ
咀嚼力の強さや消化力の程度、また必要な栄養素などは、犬のライフステージによって異なってきます。
そのため、ドッグフード選びに失敗しないように、愛犬のライフステージに適したものを選ぶようにしましょう。
生後六か月までの子犬、一歳から七歳程度までの成犬、それ以上の高齢犬によって、取り入れるべきドッグフードのタイプは異なってきます。
歯が生えそろわないうちは、あまり固いドッグフードを咀嚼することはできません。
成人になると、身体機能の維持にかかるエネルギーが多くなるため、子犬用ではどうしても栄養不足になってしまいがちです。
高齢犬になると、関節や腎臓などのトラブルを抱えやすいため、カロリーコントロールや栄養分の配合バランスにも気を遣わなくてはいけないでしょう。
年齢と体調に合わせて、ドッグフードを選ぶことはとても大切なことです。
3.犬のアレルギーに合わせたドッグフードを選ぶ
犬も食物アレルギーになってしまう個体は少なくありません。
チキンアレルギーやビーフアレルギーなどになってしまうと、市販されているドッグフードの中でも、特に原材料に気を配らないとトラブルに発展してしまうことが多いです。
人間と比較すると、ペットのアレルギーは気づきにくく、また具体的な食材も発覚しにくいというデメリットがあります。
そのため、愛犬の体調には常に気を配り、異変があれば専門の獣医師に診せて、アレルギーはできるだけ早く把握できるようにしてあげてください。
チキンやビーフのアレルギーであれば、低アレルゲンのドッグフードが良いでしょう。
フィッシュやポテト、ラムなどを主原料にしているドッグフードだと、アレルギーの心配なく食べやすいです。
4.価格とメリットを考えてドッグフードを選ぼう
ドッグフードは、愛犬にとっての毎日の食事です。
品質が悪いものを購入すれば、格安のものに出会いやすく、財布には優しいですが、愛犬の体調にはマイナスです。
健やかで充実した食生活を実現するためには、品質と味わい、値段のバランスを丁度良く保つことが重要です。
ドライフードは、ウェットフードと比較すると安く購入しやすいですが、その分食いつきが悪い犬は少なくありません。
特に高齢になって来ると、水分の少ないドライフードはなかなか消化できなかったりします。
少しふやかして柔らかくしたり、香りが立ちやすくすると食いつきも良くなりやすいですから、愛犬に合わせた工夫をしつつ、体質に合ったドッグフードをチョイスしてあげましょう。
ウェットフードやパウダーなどのトッピングをすることで、ドライフードに少しだけ価格を上乗せして、節約した食生活を実現することも可能です。
5.安全性にこだわって選ぼう
ドッグフードは、素材のチェックがとても重要です。
安いだけで粗悪なドッグフードを愛犬に与えてしまうことがないよう、原材料は詳しくチェックするようにしてください。
ホルモン剤を使用していたり、副産物を使用していたりするものは避けた方が良いでしょう。
新鮮な食材を使用しておらず、人間は決して食べない悪質な素材を使用していることが多いからです。
素材本来の良さが出やすい無添加のものや、製造から販売までのルートが透明で信頼が起きやすい国産のものなどはオススメです。
また、犬の食いつきを良くしやすいので、穀物を使用していないドッグフードを購入したり、高タンパクの鹿肉ドッグフードを選んだりするのもオススメです。
栄養バランスや品質にこだわってドッグフードを選ぼう
ドッグフードのチョイスは、愛犬を育てる上で決して欠かせない重要なポイントです。
飼い主は、安全で信頼がおけるドッグフードを選ぶ責任があります。
原材料を詳しくチェックして、品質的に問題がないドッグフードを選ぶと共に、価格や美味しさも重要視し、愛犬にとってより良いものを選べるようにしてください。