犬にカリフラワーをあげる時に注意すべきこととは

最終更新日:2017年8月11日

カリフラワーはくせがなくて食べやすく、ビタミンCを多く含む野菜です。

しかし犬にカリフラワーを与えても良いのでしょうか?

もし与えても良いとしたら、どんなことに注意して与えたら良いのでしょうか?

カリフラワーはどんな野菜?

カリフラワーはブロッコリーとよく似ていますが、実はブロッコリーの突然変異でできたのがカリフラワーです。

カリフラワーとブロッコリーは見た目だけでなく成分もとても良く似ていますが、カリフラワーはビタミンその他、栄養素の点ではどれも少しずつブロッコリーを下回っています。

ブロッコリーに勝る点といえば「加熱したときにビタミンCの損失が少ない」ということです。

加熱する前はブロッコリーの方がカリフラワーの2倍以上のビタミンCを含んでいますが、加熱後は大体同じになります。

またカリフラワーは植物繊維を多く含んでいますが、比較的消化が良い野菜です。

カリフラワーは白いものが一般的ですが、最近はオレンジ色や紫色、黄緑色など色とりどりの品種ができています。

犬にカリフラワーを与えても大丈夫?

カリフラワーは、犬に食べさせても大丈夫です。

野菜好きの犬には、ビタミンC補給のために与えたいものです。

ただし、気を付けることがいくつかあります。

まず、甲状腺の病気を持つ犬には食べさせてはいけません。

腎臓に問題がある犬にも食べさせないでください。

犬によって合わないこともあるので最初は少量ずつ与えてるようにして、体質に合っていてもあまり大量に与えないようにしましょう。

そして与えるときにはなるべく加熱して、調味料は使わないようにしましょう。

以上の注意点について、これから詳しくご紹介します。

甲状腺機能を低下させるアブラナ科の野菜

カリフラワーやブロッコリーなどアブラナ科の野菜は、「グルコシノレート」という物質を含んでいます。

これは体内で消化されるときに、消化酵素の働きによって「ゴイトロゲン」という物質に変わります。

犬の甲状腺が甲状腺ホルモンを作る際には「ヨウ素」が必要なのですが、このゴイトロゲンは甲状腺がヨウ素を取り入れる働きを阻害します。

そうなると甲状腺は甲状腺ホルモンを作りにくくなって「甲状腺機能低下症」を起こします。

「甲状腺ホルモン」というのは、新陳代謝を上げる働きをするホルモンです。

これが不足して「甲状腺機能低下症」になると、犬は動作が鈍くなり、体温が低下して震える、脱毛、むくみ、皮膚疾患、心拍数低下、血圧低下などの症状があらわれます。

このような症状が出たら、獣医師の手当てと投薬で治療する必要があります。

カリフラワーとブロッコリー以外のアブラナ科の植物にも「グルコシノレート」が含まれています。

アブラナ科の野菜は、キャベツ、メキャベツ、カブ、大根、白菜、小松菜、チンゲンサイ、ワサビ、ケールなどです。

カリフラワーは甲状腺に問題がある犬には与えないように、また食べさせてこのような症状が出たらすぐに与えるのをやめましょう。

腎臓や泌尿器に影響を与えるカリウムとシュウ酸

カリフラワーはカリウムを含んでいます。

カリウムには利尿作用があり、腎臓の働きを促進して余分な塩分を排出させるので犬の健康に良いものです。

しかし腎臓に問題がある犬はカリウムを排出できずに「高カリウム血症」になってしまいます。

もし犬に腎臓の問題があって、とくに「高カリウム血症」の場合はカリフラワーを与えてはいけません。

またカリフラワーには微量ではありますが、シュウ酸が含まれています。

シュウ酸は取りすぎると体内でカルシウムと結合して「シュウ酸カルシウム結石」になって泌尿器につまります。

もし犬がシュウ酸カルシウム結晶になったことがあったら、できやすい体質なのでカリフラワーは与えない方が良いでしょう。

カリフラワーを与えるときは少しずつ、少量だけ

犬に最初にカリフラワーを与えるときは、体質に合わなかったりアレルギー反応を起こすかもしれないので、ほんの少量与えて様子を見ましょう。

カリフラワーは比較的アレルギーを起こしにくい食べ物ですが、100%大丈夫とはいえません。

もし犬がカリフラワーを吐き出したり、せき込んだり、口の中が腫れていたり、震え、下痢などの異常を起こしたら、すぐに与えるのをやめましょう。

もし大丈夫ならどれだけの量を与えて良いかということですが、犬の体質や大きさによって変わってきます。

大体ですが、小型犬で一回に10gまでです。

ドッグフードのトッピングやおやつとして時々与えるようにして、毎日は与えないようにしましょう。

加熱して調味料は使わないように

カリフラワーは植物繊維を多く含んでいるので、消化を良くするために加熱して与えるようにしましょう。

加熱するときは油炒めではなく、茹でるようにしてください。

茎の部分に多くのビタミンCを含んでいるのでこの部分は是非与えたいところですが、繊維が多いところなので、茎は細かく刻んだ方が良いです。

消化器が弱っている犬や老犬には、さらにフードプロセッサーで細かくして食べやすくすることもオススメです。

またカリフラワーには調味料を使わないようにしましょう。

塩分や脂肪分は犬には良くありません。

人間と同じにマヨネーズをつけて食べさせる…などのやり方は犬にはダメです。

カリフラワーを犬にあげてみよう

カリフラワーは犬にオススメできる野菜です。

もし甲状腺や腎臓に問題がなくて、アレルギーもなければ少し与えてみてください。

カリフラワーのビタミンC効果で犬は元気になって毛並みもキレイになるでしょう。

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