犬にパプリカは少量ならOK。あげる時の注意点とは

最終更新日:2017年8月11日

赤、黄色、オレンジと色鮮やかなパプリカは、料理の色どりに使えるうえに栄養豊富です。

人間の健康に良いパプリカですが、犬に与えても良いのでしょうか?

犬の健康に良いのでしょうか、害はないのでしょうか?

与えるときはどんな点に気を付けたらよいのでしょうか?

パプリカの特徴

ピーマンとパプリカ、そして唐辛子はとても近いものです。

日本では辛いものが「トウガラシ」、辛くないものが「アマトウガラシ」と区別されていて、ピーマンもパプリカもアマトウガラシです。

パプリカはピーマンの一種がさらに熟したものです。

ピーマンは未成熟な状態で収穫されていて緑色ですが、パプリカは熟してから収穫されます。

熟すほどに色が黄色、オレンジ、赤と変わっていって、色が濃いほど甘みが増します。

ピーマンの種類の中で皮が厚く、熟してから食べるものをパプリカと言うのです。

犬がパプリカを食べても大丈夫?

パプリカはトウガラシやピーマンの一種なので、刺激が強そうで、犬に与えるのはどうかと思ってしまいますね。

でも少量なら犬に与えても構いません。

犬は案外パプリカを喜んで食べるものです。

ピーマンも同様、少しなら大丈夫です。

人間が気になる苦みも犬はあまり気にしません。

ただ犬に与えるときには、いくつか気を付けることがあります。

パプリカを犬に与えるときはたくさんは与えない

パプリカやピーマンには、微量ですが「アルカロイド」という成分が含まれています。

アルカロイドは関節炎を悪化させる作用があります。

関節が弱っている犬や高齢の犬、体重の負担が大きい肥満の犬、足が細くて関節が弱い種類の犬には与えない方が良いでしょう。

アルカロイドはパプリカやピーマンのほか、トマトにも含まれています。

パプリカはBカロテンを多く含み、体内でビタミンAに代わります。

ところが、ドッグフードで十分なビタミンAを摂っている場合は、パプリカを大量に食べると過剰摂取になって肝臓に負担をかけます。

また植物繊維が豊富で、胃腸の働きを活発にして便秘を防ぐ効果があるのですが、食べ過ぎると下痢を起こします。

パプリカを犬に与えるときは、だいたい犬の体重1㎏に対して1gを目安にして与えましょう。

パプリカが初めての犬には少しずつ与える

大抵の犬はパプリカを好み、健康に問題がないものですが、犬の体質によって合わないことがあります。

パプリカに対してアレルギーを持っている犬もいるかもしれません。

パプリカを最初に与えるときには、小さく切ったものをほんの少量与えて様子を見ましょう。

もし下痢や嘔吐、アレルギー反応などが起きたらすぐに与えるのをやめましょう。

犬が欲しがっても体に合わないようなら与えないようにしましょう。

パプリカの種やヘタは取り除く

種やヘタは苦みがあって、犬は嫌がります。

犬にパプリカを与えるときは、必ず種やヘタを取り除いてから、細く切って与えるようにしましょう。

また細かい種はのどに張り付いたり誤嚥のもとになるので、与えないようにしましょう。

パプリカを与えるときは油炒めや味付けはしないように

犬にパプリカを与えるときは、生でも加熱した状態でもどちらでも良いですが、加熱した方が消化が良くなります。

ただ加熱するときは、茹でるようにして、油を使って炒めたものは与えないようにしましょう。

人間にとってはピーマンやパプリカの油炒めはBカロテンなどの栄養素の吸収を良くするのでオススメの食べ方ですが、犬の健康には調理油が良くありません。

犬の腎臓を傷めたり、心臓など循環器系に負担をかけるので、塩、その他の調味料は使わないようにしましょう。

赤パプリカに含まれる栄養

パプリカはその色によって含まれる栄養が少しずつ違います。

赤パプリカは「カプサイシン」という物質をたくさん含んでいます。

これは赤トウガラシにも含まれているもので、強い抗酸化作用があり、細胞を若返らせる効果があります。

コレステロールを下げる作用があり、心臓疾患、生活習慣病を予防します。

また新陳代謝を活発にして、血行を良くして、体全体を元気にします。

赤パプリカはビタミンCも多く含み、代謝を良くしたり毛並みや皮膚の状態を良くします。

オレンジと黄色パプリカに含まれる栄養

オレンジのパプリカは、Bカロテンを多く含んでいます。

これは同じくオレンジ色のニンジンにも多く含まれているものです。

Bカロテンは抗酸化作用があり、細胞を若返らせ、新陳代謝を高めます。

体内でビタミンAに転換され、皮膚や粘膜、目の健康を守ります。

オレンジパプリカのBカロテンの量は、ピーマンの20倍です。

またオレンジパプリカはビタミンCやビタミンEを多量に含んでいます。

ビタミンCの濃度は赤パプリカはピーマンの2倍、オレンジパプリカは3倍も含んでいます。

ビタミンEは抗酸化作用を持ち、またコレステロールを下げる効果があります。

黄パプリカはビタミンCを多く含み、皮膚や毛並みを良くするのに役立ちます。

またルテインを含んでいて、血行を改善したり、目の健康を守る効果があります。

よく考えたうえで犬にパプリカをあげよう

パプリカは犬の健康に役立つ栄養を含んでいて、健康な犬なら特に害があるものではありません。

ただ与えるときは注意点を守って、時々少量だけを与えるようにしましょう。

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