犬が軟便な時に考えられる原因5つ。犬の軟便を改善していこう

飼っている犬の糞が軟便になってれば、飼い主は誰でも心配になってしまいますよね。

軟便や下痢というのは犬の病気の症状であることが多く、健康でないことは確かです。

ですから、常日頃から犬の糞の形には注意しておきたいところです。

ただ、犬の軟便には様々な理由があり、改善するにはその原因を知っておく必要があります。

そこで今回は、犬が軟便な時に考えられる原因をご紹介します。

ストレス

犬のおなかの調子が悪くなってしまうのは「ストレス」が原因であることも考えられます。

ストレスの原因は様々あります。

例えば、散歩中に怖い犬がいる・遊びやスキンシップが足りない・運動不足…などです。

犬の性格によってストレスの原因は違ってきます。

そのストレスによっておなかの調子が悪くなって、軟便になってしまうことがあります。

特に注意したいのはスキンシップのしすぎや、散歩のしすぎなどによる、飼い主の気が付きにくいストレスです。

これらは改善することが困難なので、犬のストレス原因も取り除くことができなくなってしまいます。

人間にとって犬を可愛がるやり方と、犬にとっての楽しいが一致しないこともあるのだということを理解しておきましょう。

エサが合っていない

軟便の原因の一つとして、ドッグフードが飼っている犬に合っているかいないかがあります。

犬種や大きさ、個体によってエサが合わない場合もあります。

軟便になる前に、エサを急に変えた・普段はあげないおやつをあげた…など、犬の口に入るものが変わっているようなら、そのエサやおやつを犬がうまく消化できずに軟便になってしまっているかのうせいが。

犬は、植物性の食物繊維などをうまく消化できなかったり、逆に動物性のタンパク質ばかりになってしまうと軟便になってしまったりと個体によってそれぞれ違うので自分の愛犬に合ったエサやおやつを探すようにしましょう。

また、ペットショップでは犬種や大きさ、年齢などに合わせて様々なエサが置いてあるので、愛犬の犬種や年齢がわかるようならそれに合わせたものを飼ってみるのをオススメします。

冷えている

外犬などは特に冬の時期、おなかを冷やしてしまい軟便になることがあります。

犬種の原産国によっては日本よりも暖かい国の犬は寒さに耐性がなく、日本の厳しい冬に耐えられずにおなかを壊してしまうのです。

特に子犬や高齢犬は自分の体温をうまく管理できないためにお腹を壊しやすいです。

特に、雨や雪などで地面が濡れていたり、毛が濡れてしまうと体温を水分に奪われてしまい、おなかが冷えやすいでしょう。

犬も人間と同じように冷えると下痢・軟便を起こすので寒い時期は玄関などで眠らせる・毛布やベッドなどを用意する、場合によっては服を着せるなどをして犬にも防寒対策をしておく必要があります。

寄生虫やウィルスに感染している

子犬の場合によく見られる回虫症などは軟便を引き起こします。

また、予防接種などを十分に行っていないとウィルスなどにもかかってしまい、軟便を引き起こす可能性があります。

これらの寄生虫やウィルスによる軟便は、犬の元気がなくなったり軟便だけでなく下痢を引き起こしてしまったりとその他にも症状がでてしまいます。

動物病院での処置が必要なので早急に動物病院に行って治療をしてもらいましょう。

軟便やおならのにおいなどはまだ軽く、症状が進んでしまうと下痢や血便になり脱水症状になってしまい、命にかかわることもあるので必ず受診しましょう。

内臓疾患

胃腸の調子が悪いと軟便という症状を発症することがあります。

その病名は様々あります。

消化器官に炎症を起こしていたり潰瘍などができてしまっていると消化をうまくすることができずに水分をうまく吸収できなくなってしまい糞がやわらかくなってしまうのです。

特に、高齢の犬になると内臓の動きが弱くなったり、炎症や潰瘍ができやすくなるので軟便が続く場合は疾患を疑ったほうがいいのかもしれません。

軟便にもさまざまな種類があって、赤みのあるものや黒っぽいものなどは内臓内で出血している可能性が高いといわれているので、軟便の色にも注意をしておきましょう。

内臓疾患などの病気も早めに動物病院に受診することで手術や薬で完治することが可能な場合が多いようなので早め早めの対処をしてあげましょう。

特に、軟便だけでなく食欲が減ったり吐き戻しが増えたり、元気がなくなるなどの他の症状も見られます。

お散歩のときや排せつの時などに糞を処理する際に形を見てやわらかそうであればビニール越しで糞に触ってみてやわらかいようなら軟便なので犬の状態を観察しましょう。

犬の軟便の理由を知って対処しよう

健康なはずの犬が軟便になっているのは「どこかが調子が悪いから」です。

ストレスなどの飼い主が緩和できるものから、治療が必要なものまでさまざまです。

犬が軟便になってしまったらできるだけ検査をしてあげるようにしましょう。