ダックスフンドはやんちゃで人懐っこく、元気いっぱいです。
何もかも言うことを聞いてくれはしませんが、しつけは必要です。
そこで、ダックスフンドをしつけるポイントをご紹介します。
まずはダックスフンドの特徴を知っておく
ダックスフンドはやんちゃで人懐っこく元気いっぱいの性格です。
人と遊ぶのが大好きで遊びたいあまり、我を忘れてしまうことがあるくらいです。
逆に言うと、一人ぼっちで人と十分に触れ合うことができなかったり、遊んでくれなかったりするとすねてしまいます。
また、遊びたいがためにごはんを食べる時間を惜しむ、人の帰宅が嬉しいあまりおしっこを垂れ流しながらきた人に向かって全力疾走してしまう等、性格の特徴から人を困らせてしまうことがあります。
全てをしつけることはできませんが、特徴をおさえた上で、人が困る行動はなるべく控えてもらいましょう。
悪いことをしたときは固定のセリフを
ダックスフンドに、まず何をして欲しくないかをわかってもらう必要があります。
言うことを聞いてくれないこともありますが、何をして欲しくないかまでは理解してくれます。
例えば、ダックスフンドは人とじゃれているとき、人の手についうっかり強く噛みついてしまうことがあります。
そんなときは「いてっ、コラー」と言い続けると、わかってもらったあとは「いてっ」と言っただけで噛む力を弱めてくれます。
ただ、もう二度と強く噛みつかなくなるかというとそうではなく、少なくとも「いてっ」と言ったときだけ反省して噛む力を弱めてくれます。
どうしても固定のセリフを言っても反省の色が見えない場合、ハウス(ゲージに閉じ込める)等の対処をして反省してもらいましょう。
以降はハウスしたくないないので、固定のセリフを聞いただけで言うことを聞いてくれるというからくりです。
注意してほしいのは、しつけで叱るときは決して名前を呼ばないことです。
ダックスフンドは怒られるときのキーワードを鮮明に記憶するので、大切な名前をしつけで使うと、名前を呼ぶ度にストレスを与えかねません。
叱るより褒める方が楽なこともある
人が帰って来ると喜びのあまり高確率でおしっこを垂れ流す場合、毎回叱っていてもキリがありません。
例えば、ごく短時間の外出で帰ってきたときに、珍しくダックスフンドがおしっこシートにきちんとおしっこをしてお漏らしをしなかった場合、おしっこシートにきちんとおしっこをしたタイミングで、むつごろうさんのように「よしよしよし」と褒めてあげましょう。
叱るのもしつけの一つですが褒めるのもしつけです。
ダックスフンドは褒めてしつけても十分に理解してくれます。
毎回叱るよりも、褒めてあげる方がお互いに気持ちが良いですよね。
確信犯の場合牽制で済ませる
ダックスフンドにはどうしても毎回人に強く噛みついてしまう、おしっこをつい垂れ流してしまう等、ついついやってしまうことがあります。
悪いことをしてしまった場合、ダックスフンドは怒られることを覚悟して「こらっ」待ちの姿勢で身構えることがあります。
すぐにハウス等の対処はせずに軽く「こらっ」と言って済ませましょう。
その後、再度悪いことをする可能性は低いです。
場合によっては一時対処でもOK
例えば、遊ぶのが大好きでエサを食べないダックスフンドに「こらっ」もハウスも通用しない場合があります。
そういったときはいくらしつけても無駄ですので、エサをしまってしまう等の対処をしましょう。
ダックスフンドは2~3日エサを食べなくても死ぬことはありませんのでご安心下さい。
空腹に耐えられなくなれば、エサを食べるようになります。
また、ダックスフンド側もエサを食べないからエサをしまわれるとわかると、エサをしまうそぶりをするだけで、エサをしまわないで欲しいがためにエサを食べ始めるといった対処をしてきます。
そして、しまうそぶりを止めると、またエサを食べるのを止めて遊びだすといった具合です。
しつけでは手が打てない場合もあるので、全てしつけなければならないという考え方はやめて、一時対処で手をうつのも一つの手かもしれません。
人目につくところでしつけをしよう
ダックスフンドの人懐っこい性格は人目につくときは怒られず、褒められるためにいい子になるという特徴に繋がります。
そのため、ダックスフンドは部屋の端っこに閉じ込めるより、人目につく場所にいた方が悪さをしない傾向があります。
もちろんダックスフンド側からも人が見えるので、ダックスフンドからの遊んで下さい攻撃を受けることになるかもしれませんが、悪さをしなくなります。
可能であれば、人目につくところでしつけをしましょう。
ダックスフンドにうまくしつけをしよう
ダックスフンドの性格や特徴をおさえ、必要なしつけをして、不要なしつけはしないことがうまく付き合っていくコツになります。
上手くしつけをして、ダックスフンドとうまく付き合っていきましょう。