犬が草を食べる理由3つ。草を食べる犬の健康に気をつけよう

散歩をしている時や庭に放した時など、犬が雑草をパクパクと食べてしまっているのを見たことはあるでしょうか。

犬は基本的には肉食なので、急に草をしかも雑草を食べてしまうと犬の体調面も心配ですよね。

そこで今回は、犬が草を食べる理由をご紹介します。

ビタミンを摂取している

犬の祖先はオオカミなので肉食動物です。

そのため、捕食した動物の内臓などを食べてビタミンやミネラルを接種していました。

家で飼われている犬はドッグフードに必要なビタミンやミネラルが含まれてはいますが、本能で草を食べてしまうことがあります。

特に、犬が食べる草には「葉酸」というビタミンが含まれており、健康で正常な犬でもよく口にします。

ですので、食欲がしっかりとあって糞にも問題がなければ、犬が草を食べることはよくあることなので、草に農薬や除草剤がついていないか、草に人間の食べ物や飲み物がついていないかなどを注意するだけにしてあげましょう。

無理にやめさせなくてもいいですが、犬が必ず草を食べないといけないわけではないので、しつけの一環として食べだしたらやめさせるようにした方が安心かもしれません。

胃腸を整えようとしている

まずは、腸内の掃除の役目として草を食べる場合があります。

草は食物繊維なので、荒れた胃腸を掃除してキレイにしてくれます。

さらには便秘や軟便の場合なども、草などの食物繊維を食べることによって調子を整えられます。

次に、猫などと同じように吐き戻しをするために、草を食べる場合もあります。

胃にガスが発生してしまっている・異物がある・中毒を起こしていて吐き出したい…などと言った場合に草を食べることで、食道や胃を刺激して嘔吐をしようとします。

また、胃腸の具合が悪くなくても、毛の生え変わりの時期で胃の中に自分の抜け毛が絡んでしまっていて、「毛玉」のようなものを吐き出したいときに、草で吐き戻しを誘発させることがあります。

そのため、犬が頻繁に草を食べるようになったり、草を食べたがったりする場合には犬の調子をよく観察してあげるようにしましょう。

食欲がなかったり、便秘・軟便、糞の色が変だったりといったことにも注意しましょう。

胃腸に原因がある場合は糞に症状が出ている可能性があるので、異常があればすぐに動物病院に受信しましょう。

さらに、そういった胃腸のトラブルを起こす原因として考えられるのは、ドッグフードやおやつが犬に合っていなかったり、老化で胃腸に疾患を抱えていたりすることなので、「犬が草を食べる」というのは犬の病気の症状の一つとして覚えておくようにしましょう。

草を食べるのが好き

散歩中に犬が決まって同じ草を楽しそうに食べるなど、体調に問題はないのに草を食べていた場合には、「草を食べようとしてパクパク口を動かすのが楽しい」「草の食感が好き」などという風に、草を食べることが好きな犬であることが考えられます。

これは特定の犬種だけ、というわけではなく、犬の個体によって違いますが、子犬のころに草で一人で遊んでいたり、ビタミンをとるために草を噛んでみたらその食感にやみつきになってしまっていたりなど、理由や原因は様々です。

ですなので、1や2で紹介したような特定の理由はなく、おもちゃで遊ぶ・おやつを食べるような感覚で草を食べているのかもしれません。

また、草はとても腹持ちが良く、犬がお腹を満たすために食べている可能性もあり、場合によってはエサの量がちゃんと体重に見合ったものになっているか検討する必要があります。

他にも、草を噛むことでストレスを発散してる場合もあります。

ですが、もともと犬の胃腸は肉食動物に似通った胃腸になっていて、腸がかなり短いために草などの食物繊維を十分に消化できないので、草を食べすぎて胃腸を壊してしまう可能性も考えられます。

それだkでなく、外の草には除草剤や農薬や、犬にとって中毒を起こす可能性のあるぶどうやチョコレート成分の含まれた人間の飲み物などが付着している可能性があるので、それを犬が食べてしまうと大変危険です。

そのため、ストレスが原因で草を噛んでいる場合は、早急に他のストレス発散できるおもちゃや噛んで食べるおやつなどを犬に与えて、別のことでストレスを発散させてあげましょう。

草ボールなどの草の香りのするおもちゃを買ってあげると、安全に楽しめるのでオススメです。

犬が草を食べる理由を知ろう

犬にとって草を食べることは普通にあり得ますが、必要のないことであり、危険も潜んでいることなので、犬が草を外で食べていたら可能な限り止めさせましょう。

特に、道端の草には何がかかっているのか分からないので、細心の注意が必要です。