子犬を迎えた時、あまりの可愛さに「しつけ」をいつからしていいのかわからないですよね。
子犬…つまりは赤ちゃんの間は甘やかして可愛がっても良さそうですが、実はそれはNGです。
子犬の時期のしつけはかなり大事であって、その後の犬との生活に大きく関わってくるのです。
そこで今回は子犬のしつけはいつからすれば良いのかご紹介します。
トイレトレーニングは子犬を迎えた瞬間から
子犬を家に迎えた瞬間からトイレトレーニングをする必要があります。
トイレトレーニングと一緒に子犬を家の環境に慣れさせる必要があるので、ペットシーツを敷き詰めたケージ・サークルの中に子犬を入れて、一週間はそこから出さないようにしてあげましょう。
ただし、トイレをペットシートの上でした後は褒めてあげ、ペットシートの上でトイレをすると褒めてもらえるということを子犬に覚えさせましょう。
また、ペットシートでトイレをすることを慣れてきたら、ペットシートの面積を半分にして、空いた部分に子犬のベッドを置いてあげましょう。
段々とペットシートの上でトイレをすることを子犬は覚え、さらにケージ・サークルの中を自分の居場所・寝場所として捉え、安心できる環境を確保することができます。
また、一週間ほどたって子犬をケージ・サークルの外に出して遊ばせる場合は、子犬がトイレにすぐに行けるようにケージ・サークルにすぐ行けるくらいの場所にし、できれば子犬がトイレをした後に出してあげて遊ぶようにしましょう。
初めてのエサやりでエサが盗られないことをしつけよう
子犬の時期に、ご飯を食べている犬に警戒心を持たせないしつけをしておく必要があります。
やり方は簡単で、子犬にエサをあげるときにその器の中に飼い主が手を入れて、時折手で子犬の口へ運んであげたりするだけです。
これをしないと、成犬になるにつれて、犬は自分のエサやおもちゃを飼い主が触ると警戒して攻撃する可能性があるからです。
特に食べ物に対してこういった攻撃をする犬になってしまうと、犬がエサを食べているときに近づくと唸ったりします。
それは、犬との関係を築く上では良くないので、子犬の時にしっかりと「エサを飼い主が盗られない」ことを覚えさせておきましょう。
この方法はムツゴロウさんも推奨しており、子犬にエサをあげるときはしばらくやっておきましょう。
ミルクを飲ませる時期から、器に手を入れて指を舐めさせたり器を飼い主が手で持ったりして慣れさせましょう。
迎えてすぐに名前を覚えさせる
子犬を迎えた時にするしつけの一つとして「名前を覚えさせる」ことをしましょう。
名前を覚えさせるには、子犬の目を見ながら名前を優しく呼びかけてあげます。
ケージやサークルに近づいたり、トイレトレーニングの際にも名前を呼びながら褒めてあげるようにしましょう。
犬と目を合わせながら名前を呼び掛けて、犬が飼い主の目をみたり振り向いたり駆け寄ってきたりしたら、すかさず褒めてあげます。
ただし、叱ったり怒ったりするときに名前を呼んでしまうと、名前ではなく叱るときの合図と捉えてしまう可能性があるので、叱る際に名前を呼ぶのはやめておきましょう。
名前を覚えたら様々なしつけを
待てやお座りなどのしつけは「名前」を覚えることができれば、しつけることが可能です。
子犬のしつけはできるだけ早いほうがいいので、エサをあげる前に待たせたり座らせたりして子犬をしつけてみましょう。
子犬を迎えてしばらくの間は予防接種が済んでいないので散歩はできません。
そのため、お家の中で様々なしつけを行っておく必要があります。
散歩に出た時や病院に行ったときに待てやお座りができないと、トラブルの原因になってしまいます。
子犬とはいえ飼い主の言うことを聞けないと大きくなった時にさらにやっかいになってしまうので、必ず名前を覚える時期になったら犬に様々なしつけをして「飼い主が上」であることを覚えさせましょう。
散歩ができるようになったら散歩でしつけを
生後半年くらいになると、予防接種や登録が済んで散歩に行くことができます。
その時期には「散歩でのしつけ」をする必要があります。
例えば、犬は必ず人の左側(歩道側)を歩く・他の犬や人に吠えない…などです。
効果的なのはおやつを持って行って、犬ができたら褒めてあげることです。
また、散歩の際に公園や神社などの広い場所に行って思い切り遊ばせてあげると、犬は散歩をすることが好きになってくれるのでしつけをしやすいです。
散歩に出るときに、前項で紹介した、待て・座れ・来いなどのしつけをしていると、散歩トレーニングもスムーズにできるのでオススメです。
子犬のしつけは早めにしよう
子犬のしつけは、まだ何もわからず頑固になる前に行うのがコツです。
犬は序列を決めて従うか従わないかを決めます。
一度犬よりも下になってしまうと命令に従わなくなってしまうので、子犬が可愛くてもある程度は厳しくしつける必要があるでしょう。