肉球というと、プニプニでやわらかなものと連想される方が多いと思いますが、ご自分の愛犬の肉球の手触りはいかがでしょうか。

肉球が乾燥していると感じたり、以前と比べ手触りが違うといった原因をご紹介します。

肉球の乾燥は自然な変化

人間と同じように、生まれたての犬の肉球はみずみずしくやわらかいです。

肉球は、クッションのように衝撃から足を守る役割をします。

室内犬で、お散歩に行くことがない犬は、肉球はある程度やわらかさを保ったまま育つようです。

一方で、屋外のみで過ごす犬は、小石やアスファルトの地面の上で生活しますので、肉球が鍛えられ硬く丈夫になりやすいようです。

傷がついていたり、出血をしてる様子がなければ心配する必要はありません。

極端に手触りが悪く気になるのでしたら、保湿クリームを塗ってあげましょう。

アスファルトの上を歩くと肉球が乾燥しやすい

都心で目立つのですが、アスファルトやコンクリートで散歩をしている光景。

近くに公園や、お散歩コースがない地域ではよく見かけます。

家の中では、フローリングでの生活が多くなります。

一般的に、犬の祖先はオオカミと言われており、草地や土の上で生活していました。

犬の肉球はアスファルトのような硬い地面や、滑るフローリングの上で生活することに適さないのです。

肉球は人間でいうとかかとの役割も果たしていますので、固い地面を歩く習慣があると自然に固くなり乾燥します。

お散歩のたびに、欠かさず保湿クリームを塗る飼い主さんもいることと思いますが、何事もやりすぎは禁物です。

多少硬い肉球のほうが、アスファルトを歩くことには適しています。

あまりにも乾燥がひどいと感じたときのみ、保湿クリームをつけるほうが効果も実感できます。

その他、お散歩後は肉球に傷がついていないかチェックする習慣をつけましょう。

鋭利なものを踏みつけてもお構いなしの犬もいますので、出血を発見したら早めに病院に行くことをオススメします。

季節によっても肉球は乾燥する

お散歩好きの犬は多いですよね。

ストレス発散や運動不足の解消のため、毎日欠かさず連れて行く飼い主さんも多いようですが、夏の散歩は肉球の乾燥にもつながりますし要注意です。

そもそも、犬は人間のように汗をかいて体温を下げるのではなく「ハアハア」と舌を出して息をすることで体温調整をします。

唯一、汗腺がある箇所が肉球です。

肉球には、熱さや寒さから身体を守る役割もあるのですが、真夏のアスファルトの温度は日中60度を超えることもあります。

灼熱のアスファルトを、直に肉球で歩くのは辛いことでしょう。

真夏のお散歩の時間帯は早朝がベストです。

夕方でも、地面の温度を確かめて日が暮れてからにしてあげましょう。

もし、火傷をして赤くなったり皮がめくれてしまったら、応急処置として流水で傷口を洗い流し氷や保冷剤で冷やしてあげてください。

目安は10分ほどです。

そして、できるだけ早く病院へ連れて行きましょう。

清潔にしすぎるのも乾燥の原因

最近では、犬を室内犬として飼われている家も多くなりました。

お散歩の後に、足を洗ったり濡れタオルやウェットティシュで足を拭くことが多いのではないでしょうか。

ドライヤーでしっかりと乾かせれば良いのですが、肉球の間までは中々乾かしきれていないことが多くなります。

肉球は、水分を嫌います。

乾き残したまま放置すると、雑菌が繁殖し炎症を起こす原因にもなります。

その結果、免疫力の低下にもつながり、他の病気を引き起こしかねません。

さらなる乾燥にも繋がります。

外を歩き回った足で家の中を歩かれることに抵抗があるかもしれませんが、愛犬のためにせめて乾いたタオルで拭き取るくらいに変更しましょう。

どうしても気になるのでしたら、犬用の靴を履かせてあげましょう。

乾燥した肉球を懸念してか、肉球を湿らせてから保湿クリームを塗る方もいますが悪影響です。

老化による肉球の乾燥

残念ながら犬も老化現象がおこります。

考えたくないことですが、誰しもが老います。

人間と同様に年齢にともなって身体の水分量が低下するために肉球が固くなったり、ひび割れて出血しやすくもなります。

特に大型犬は、重たい身体を支えるのですからどうしても足に負担がかかりやすいです。

犬は人間よりも寿命は短く、小型・中型犬は12年目、大型犬は8年目から老犬といわれます。

見た目は若くても、確実に肉体は年をとっているのです。

乾いた肉球では、フローリングでは滑りやすく、ぶつかってケガをするかもしれませんので、滑り止めマットを敷いて対策をしてあげましょう。

乾燥が気になるようでしたら、保湿性のあるクリームを塗りこんで肉球をマッサージしてあげましょう。

滑りやすい足裏の毛もこまめにカットしてあげましょう。

飼い主が、愛犬の老化を受け入れてあげることが何よりも必要不可欠です。

犬の肉球が乾燥しているときの原因と改善方法を知ろう

肉球が乾燥する原因は、自然であるものが多くなります。

プニプニの肉球は癒しの一つでもありますが、自然に固くなる肉球も愛犬の一部ですので愛おしさを感じるものです。

日ごろから様子がおかしくないか、傷がついていないか、肉球チェックもしてあげてください。