犬の多くは、甘みのあるほくほくしたさつまいもが大好物です。
市販のおやつの中にも、お芋の味だったりするものを見かけます。
これから秋冬になると収穫の時期になりスーパーなどにも沢山並ぶ為、私達も食べたくなるさつまいもの、犬にあげる時の注意点などをご説明します。
さつまいもの栄養素
さつまいもに含まれている栄養素は、犬が自分で作り出すだけでは足りないとされるビタミンC群やビタミンE群。
またカリウムや食物繊維などもたくさん含まれております。
どれも犬にもとてもいい栄養素ばかりですし、また糖分を多く含まれているために甘く、犬にもとても人気があります。
さつまいもは犬にも良い
さつまいもにはビタミン群が多く含まれています。
中でもビタミンE群の働きにより犬の病気などから抵抗力を高めてくれますし、犬にも必要とされるビタミンC群も多く含まれる為、股関節や椎間板などの骨・関節・軟骨トラブルやアレルギーやアトピーなどの皮膚トラブル、また脳下垂体などのホルモントラブルの予防にも期待できます。
また食物繊維も多く含まれているので、排泄をスムーズにして、腸内環境を整えてくれたりもする為あげることによって犬の体にもいいことが沢山あります。
あげる時は、細かくし、加熱をする
調理方法は生であげるよりも加熱したほうがいいでしょう。
それは生のままだと吐き出してしまう恐れがあるからです。
また丸々あげてしまうと喉に詰まらせることもあるので、食べやすい大きさに切ったあげましょう。
さつまいものビタミンCはデンプンに守られているおかげで、加熱してもビタミンCが壊れにくいです。
その為犬用に茹でてあげるだけでもいいですし、少しだけ小麦粉をまぜて簡単にクッキーなどを焼いて作ってもおやつとしてあげやすくなり、効果的に栄養を摂取することが可能です。
さつまいもはあげすぎない
いくら体にいいとはいえ、さつまいもは高カロリーで食物繊維もとてもたくさん入っているのであげすぎには注意が必要です。
そもそも犬のご飯は、基本的にカロリーや栄養素もドックフードで賄えるようになっています。
なのでカロリーの高いさつまいもをたくさんあげすぎてしまうと、明らかにカロリーオーバーになってしまうのです。
なのでさつまいもはおやつ程度の少量をあげましょう。
野菜はあくまでも主食にはならないので、多くてもドックフードの10%内ぐらいにしておくのがいいでしょう。
犬によって体格も違うので何gという決まりはありませんが、少ないかな?程度がオススメです。
アレルギーには注意を
犬にあげる時の注意点は、さきほども書きましたがあげすぎるのはいけません。
カロリーオーバーになれば犬の体に負担がかかってしまいますし、さつまいもには食物繊維もたくさん含まれている為に、逆にお腹に負担がかかりすぎてしまい悪影響になることもあるからです。
また、初めてあげる時は犬によってはさつまいもでアレルギーが出たりお腹がゆるくなってしまう犬もいるのでまずは少量から与え、糞の様子や耳や目の周り、背中などアレルギー症状が出ていないかを観察しながら、少しずつ量を増やしてあげましょう。
人間と同じで、まだ成長段階の仔犬や成犬でも体調不良によって出てしまうこともあるので、アレルギー症状が出てしまったら獣医さんに相談しましょう。
調理するときにも注意
もちろんさつまいもを1cm?2cm角に切って茹でるだけでも犬にはとても喜んでもらえますが、調べてみると沢山の飼い主さんがいろいろなレシピを考えて公開しています。
例えばクッキーやボーロ、ケーキなどいろいろあります。
ただ作る時の材料ですが、小麦粉や片栗粉なども犬によってはアレルギーなどもあるので少しだけ生地の繋ぎ程度に混ぜるぐらいにしましょう。
また牛乳で混ぜるよりも、豆乳を使って混ぜたほうが犬がお腹を壊したりする恐れが少ないです。
味付けですが、お砂糖や塩などは一切入れないようにしましょう。
人間が食べて味がしなくても、犬にとってはさつまいもの甘みだけでも十分ですから大丈夫です。
冷ましてからあげる
犬がお芋を食べない時は中が熱かったりすることもあるので、ちゃんと冷ましてからあげるようにしましょう。
またさつまいもによって糞がゆるくなってしまう子もいますが、反対に犬の下痢が治る子もいるそうです。
家族の一員としていろいろ体にいいものだったり、犬の好きなものを沢山あげたくはなってしまいますが、どんな物でもあまり多くあげすぎてしまうのも、犬にとって毒になったり体に負担をかけることなってしまうので注意が必要です。
少しずつ犬の好きなものをあげてコミュニケーションをとるのは、犬にとって美味しいものを食べれて飼い主さんとも遊べる、とても幸せな時間になるのではないでしょうか。