犬は自分の要求を飼い主に訴える為に、要求吠えをすることがあります。
遊びたい散歩に行きたいなど、犬もやりたいことを吠えることで飼い主にアピールすることがありますが、何でも聞いているとわがままになってしまうので、しつけが必要になります。
そこで犬の要求吠えに対してのしつけ方法をご紹介します。
何も反応しない
犬が自分の要求を求めて吠えている時には、飼い主は全く何も反応しないようにいます。
犬が吠えてから飼い主が近づいたり目を見たりした瞬間に、犬は吠えれば飼い主が反応してくれると勘違いするからです。
吠える理由としては、エサがほしい、遊んでほしい、散歩に行きたいなど、どれも自分の要求を求めてい吠えていることが多いです。
吠えることで飼い主が反応をしてしまえば、ますます犬が吠えれば要求が通ると持ってしまうので、いつまでも吠え続けるでしょう。
犬の要求吠えには全く反応をしないで、無視をすることがとても効果的です。
注意を他に向けさせる
犬の要求吠えの理由には、自分の欲求を飼い主に求めて吠え続けることが多いので、基本的には反応しないことが大切です。
しかしいつまでも吠え続ければ近所迷惑にもなるので、犬を他のことに興味を向けさせるように仕向けます。
犬に見られない様にドアを叩いたり、鍵や音のするものを落としてみてください。
耳の良い犬は必ず反応して、吠えることを一時ストップするでしょう。
犬が吠えている時に飼い主が見られない様に音を出すことで、犬が吠えたら変な音がしたという勘違いをさせるのです。
犬はとても警戒心の強い動物なので、不意に聞いたこともない音が聞こえると、耳を傾けてしっかりと情報収集をするようになります。
すると今まで自分の要求を通そうと思って吠えていたことを忘れてしまうので、要求吠えの時には他の音を鳴らして気を散らせる方法をとります。
目を見てしっかりと叱る
犬は本来群れで生活をする動物でもあり、リーダーに対しては服従をします。
当然リーダーに対しては抵抗できないほか、叱られたらしっかりということを聞くのが群れのルールです。
犬社会を飼い犬に当てはめると、飼い主がリーダーとして犬を支持しなければなりません。
普段からの主従関係をしっかりしてしつけていれば、自然と飼い主を上位者だと思って信頼してくれているはずです。
犬は上位者には逆らわないものですし、怒られると反省をします。
犬は目を見つけることは敵対心を持っている相手にすることなので、上位者に対しては目を見つめることがしません。
見つめられると威嚇されていることなので、上位者に見られれば敵対意識がないので目を背けてしまいます。
吠えている時には犬をしっかりと見つめ、低い声で唸ったり、叱ることでリーダーが起こっていることを認識してくれます。
犬の目を正面から見つめて叱る方法は、犬社会ではとても大切な行動の一つです。
上位者の権限で指示を出す
犬の要求吠えは自分のやりたいことがしてもらいたいことを吠えていますが、主従関係がしっかりしていれば甘えている行為ともとれます。
上位者に対しては吠えて要求を通すことはないので、甘えているのか、上位者だとは認めていないかのどちらかでしょう。
犬が自分よりも上位者だと飼い主のことを思っていれば、いつでも言うことを聞くはずです。
群れのリーダーの命令を無視して、自分の要求を通すことは犬社会ではあり得ないからです。
無駄吠えをしている時に、お座りや伏せなど、いつもやらせている指示を出してみましょう。
伏せの姿勢までやれば吠えることが難しくなるので、指示も受けて伏せまで指示を出せれば、要求吠えは自然と収まって行きます。
吠えなくなってから褒めてあげる
犬が要求吠えをする時には、飼い主が何か忘れているかもしれません。
散歩の時間やエサの時間は犬にとってはとても大切な時間なので、もし飼い主が忘れていれば吠えて当然でしょう。
しかし飼い主が忘れていたとはいえ、犬が吠えている時にそれをすれば、ますます犬は要求吠えをするようになります。
吠えたことで自分の要求が通ったからだと思ってしまうからです。
要求吠えをしている時には、何も犬の要求を聞かないでください。
飼い主が悪くても、犬が吠えるのを止めてから行動に移します。
吠えるのを止めた時には、思いっきり褒めてあげてから、エサや散歩をしてください。
犬に黙っている方が得だと思わせるためなので、犬が吠えている時には何もしないで待ちます。
そして犬が諦めて大人しくなったら、黙ったことを褒めてあげることで、犬は黙った方が得だと認識するのです。
1匹でいる時間に慣れさせる
犬は本来群れで生活をしていた動物なので、1匹で生活すると寂しく思うこともあります。
室内で飼っている犬はいつも帰ってくると飼い主と遊べますが、寝る時などは別ということも多いです。
ハウスで1匹で寝ている時に、急に寂しくなって吠えだしたりすることもあります。
犬は普段から1匹でいることに慣れていれば、だんだんとその環境にも慣れていきます。
寂しく吠えると飼い主が来てくれることを知っているので、吠えた時には何もしない様にすることが大切です。
1匹でいて吠える吠えるのを止めたら、様子を見に行くようにして1匹でいることに慣れさせましょう。
要急吠えには反応しないようにしよう
いくつか犬の無駄吠えの対しての対策を紹介しましたが、どの対策も犬が要求吠えをしている時には、何も行動しない様にすることが大切です。
犬はすぐに自分に都合の良いように解釈するので、吠えたことで自分の要求が通ったと勘違いしてしまいます。
犬の要求吠え対策としては、犬が吠えている時には目も合わさずに無視をすることがとても大切です。