犬と遊んでいると初めは飼い主と一緒になって楽しんでいますが、あまりにも興奮しすぎたのかはしゃぎすぎて収まらなくなる犬もいます。

人に飛びかかったり走り回ったりして、ケガをしてからでは遅いですよね。

そこではしゃぐ犬をおとなしくさせる方法をご紹介します。

無視をする

犬は飼い主と遊んでいる時間がとっても大好きで、遊んでいるうちに楽しすぎてだんだんと興奮してくることもあります。

そうなると犬ははしゃぎすぎて止まらなくなってしまい、いつの間には調子に乗って走り回ったりしてしまうでしょう。

テンションが上がった犬もどうして良いか分からなくなっているので、走り回ったり、吠えたり、飛びついたりして自分の気持ちを分かってほしいと思っているのです。

飼い主と一緒に遊ぶのが好きならば、飼い主が一切相手にしなければ犬はだんだんと冷静になっていきます。

犬にとって大好きな飼い主に無視をされることが一番辛いことなので、今まで楽しく遊んでいたのに、急に構ってくれなくてビックリするでしょう。

目を合わせずに無視をし、またその部屋からいなくなっても効果があるでしょう。

1匹だけ取り残された部屋にいると、いつの間にか大人しくなっているはずです。

お座りをさせる

犬がはしゃいだ時には、お座りをさせてとにかく落ち着かせます。

テンションが上がってくると走り回ったり、飛びかかったりするので、一旦座らせて落ち着かせることが大切です。

犬との主従関係がしっかりしていれば、どんなにテンションが上がっていても、飼い主の言うことは聞くはずです。

犬にとっては上下関係はとても重要なので、上位者の言うことは絶対です。

上位者である飼い主が命令すれば、すぐにお座りをして次の指示を待っているでしょう。

座らせた後は伏せをさせたりすれば、だんだんと冷静になっていきます。

犬は立っている時が一番興奮したりするので、立たせないで座らせるてあげましょう。

だんだんと落ち着いてきた時に飼い主が構ってあげれば、静かにすれば飼い主が構ってくれると思ってはしゃがなくなっていきます。

指示を出してから褒めてあげる

先に述べた通り、犬がはしゃいでいた時には、お座りや伏せなどの命令を出すと、上位者である飼い主の言うことを聞いて座ってくれます。

そして、指示に従った後は必ず褒めてあげてください。

今まではしゃいていた犬が飼い主の言うことを聞くのは、飼い主を上位者だと認識しているからです。

大好きな飼い主に褒められるととても喜ぶので、飼い主の指示に従えばまた褒めてもらえると認識してくれるでしょう。

これにより犬がはしゃぎまわってテンションが上がっていても、飼い主の言うことを聞いた方が自分にとって得だと分かるため、大人しくしてくれるはずです。

犬の目を見て低くうなる

犬はよく飼い主に見つめられると目を逸らしますが、自分よりも上位者の目を見つめることはしません。

犬にとって相手を見つめる行為が、相手を威嚇するためのものだからです。

飼い主に敵意がないことを示すために、目を逸らしているのです。

犬がはしゃいだ時に飼い主が犬の正面から見つめていると、犬は威嚇されたと思ったり、上位者が怒っているのだと認識したりします。

犬は相手を威嚇するときには、低い声で唸り声をあげるので、できれば飼い主も目を見つめながら低く唸るとさらに効果が上がるでしょう。

今まではしゃいでいた犬も、ちょっとやりすぎたと思ってすぐに大人しくなってくれるはずです。

おやつをあげて落ち着かせる

犬が喜ぶことは、飼い主と遊ぶこととエサを食べることです。

飼い主と一緒に遊んでテンションが上がってしまうのは仕方がありませんが、嬉しすぎて自分でもテンションを抑えられなくなってしまうことがあります。

そこで犬におやつをあげることで、一度食べ物のことを考えさせるのです。

今まで嬉しくてはしゃいでいたのに、今度は食べ物のことを考えるので冷静になってくれるでしょう。

おやつをあげる時にはお座りやお手などをさせるので、一度飼い主の言うことを聞かなければいけません。

その時も冷静になるチャンスなので、だんだんと犬も落ち着いてくるでしょう。

できればエサをあげた後には褒めてあげると、はしゃいでいた時には褒めてもらえなかったのに、飼い主の言うことを聞いたら褒められたと思って、次もエサをあげれば褒められたいので、すぐに落ち着いてくれるようになります。

はしゃぐ犬を大人しくさせよう

犬にとっては嬉しいことがあると、止められないくらいはしゃいでしまうことがあります。

特に飼い主と一緒に遊んでいる時や、帰宅してきた時も同じようにはしゃいでしまうことがあります。

それだけ犬にとっては飼い主との時間が嬉しいことです。

飼い主との主従関係をしっかりしておけば、いつでも言うことを聞いてくれるはずなので、適度に愛犬を可愛がってあげましょう。