災害時までにするべき犬のしつけ

最終更新日:2017年1月9日

日本は非常に災害が多い国です。

東日本大震災や熊本地震などの大きな地震があるだけでなく、台風や大雨など数々の自然災害があちこちで起きており、いつ巻き込まれるか解りません。

このような災害時に、備えて、私たちはきちんと対策をとっておかなければなりません。

そのひとつが、「ペットのしつけ」です。

デコボコした道を歩けるようにする

東日本大震災・熊本地震でも多かったのが、地震によって道路にヒビが入ったり陥没してしまうことです。

この被害のために、いつもは舗装している道路のアスファルトがボコボコになってしまい、歩くことも大変になる可能性があります。

人間でさえ、災害の時に足場が悪い場所を歩くのは大変なもの。

状況を呑み込みにくい動物なら、なおさら怖いと感じるはずです。

このような事態を予期して、でこぼこになった道を歩かせる訓練をしておきましょう。

手で抱えて逃げられる大きさの犬ならともかく、中型~大型犬だと犬に歩いてもらわなければ移動できません。

犬が怖がってその場から動けないような状態だと、万が一の時の避難がスムーズにいかなくなってしまいます。

これは、犬はもちろん飼い主にとっても非常に危険な状態となりますので、足場が悪いところを歩く訓練をしておきましょう。

飼い主が呼んだらすぐにくるようにする

災害の現場では、飼い主とペットがはぐれてしまう可能性も否定できません。

混乱する現場で犬がはぐれてしまったときに、さっと来てくれると迷子になる可能性が低くなります。

きちんと来てくれる癖をつけるために、日ごろから名前を呼んで呼び寄せる練習をしておきましょう。

災害の時に犬とはぐれてしまい、その後に出会うことができないと、犬がどこかで危険な目に遭ってしまうかもしれません。

その様な事態を避けるためにも、飼い主は犬とはぐれないような工夫は必ず必要です。

この「犬を呼び寄せることができる」というのは災害時にとても重要になりますので、日ごろから意識してしつけをしておきましょう。

クレートやケージに入っていられるようにする

犬と一緒に避難する場合、小型犬であれば「クレート」に入れて運ぶ可能性があります。

クレートは、犬を入れて持ち運ぶことができるケースのようなもので、病院に連れていく時などによく使用されます。

避難所では、このクレートに犬を入れて過ごさせることもありますので、「犬がクレートにきちんと入っていることができるように、しつけをしておく」というのは大切なこと。

クレートに入れたとたんに嫌がって吠えたり、暴れたりするようなことがあると、周囲に迷惑がかかりますし犬もストレスを抱えてしまいます。

ケージに関しても同じです。

ケージは犬や猫をいれておく檻のようなものですが、避難所ではペットの待機場所がケージの中になるかもしれません。

クレートやケージを嫌がらないように、日ごろからきちんとならしておきましょう。

環境の違いに過敏な反応をしないようにする

災害があると、そのストレスだけでなく避難所生活の辛さものしかかってきます。

人間であっても非常に辛い生活なので、動物となればどれだけのストレスがあるのか計り知れません。

このストレスを少しでも軽いものにするために、「環境の違いにならしておく」ということは大切なことです。

いつも同じ場所にいると、犬はそれ以外のところに行った時に混乱し、ストレスをためてしまいます。

それをできるだけ軽いものにするには、日ごろから色々なところに連れて行って「環境が違う場所にならしておくこと、経験させておくこと」が必要。

いつもとは違い世界があることを、犬に認識させておくこともしつけです。

誰に触られても大丈夫であるようにする

避難所では、飼い主以外の誰かが犬を触ろうとするかもしれません。

これが犬にとって大きなストレスになってしまう可能性があります。

いつもの家族とは違うひとたちとの生活もストレスですが、さらに触られるとなるとストレスが倍になってしまうかもしれません。

犬がストレスを抱えると、吠えたり噛みついたりといった行動の原因になってしまうこともあり、トラブルの要因になることも考えておきましょう。

誰が触っても大丈夫なように、人にならしておくことも大切なしつけのひとつです。

これは、犬が体調を崩した時に獣医さんに診てもらう時にも言えること。

他の人を受け入れることができるような生活を、普段からさせておくことはとても大切なことです。

トイレトレーニングをしておく

犬と避難所で過ごす時に、問題になってくるのがトイレの問題です。

避難所では、自宅にいた時のように自由にトイレに行くことができるとは限りません。

普段はトイレをする場所が決まっていても、避難所ではそうはいきません。

避難所がどんなトイレ対策をするかはそれぞれですが、「トイレの場所はここ」と決められていることもありますので、どんな場所でも用をたすことができるようにしておきましょう。

これは、指示語を使って日ごろから練習をしておくことでできるようになります。

コツコツと毎日練習をして、いざという時に犬が困らないようにしてあげることが大切です。

日ごろから災害を見越したトレーニングを

人間もそうですが、災害が起きた時にいきなり色々なことをさせようとしてもそれは難しいです。

犬が突然の災害に対応できるように、日ごろから災害を意識したトレーニングをさせておきましょう。

地震をはじめ、自然災害から逃れられるかどうかは「日ごろからどう危険意識を持っておくか」にかかってきます。

万が一の事態に備えて、出来る対策をしておきましょう。

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