飼い犬が散歩中に他の犬を噛んだりすると、とても困ります。
トラブルにならないためにも、飼い主が責任を持って自分の犬のしつけることが大切になってきます。
何もしないでいるよりも、できるところから始めてみると良いでしょう。
どうして他の犬を噛むのか
犬をしつける前提として、何故噛むのかを理解しておく必要があるでしょう。
これからしつけるとしても、犬についてよく把握していなければ、中々うまくいかない場面も出てきます。
まず噛む理由として、その犬の性格なども影響しているでしょう。
犬によっては闘犬もいますし、逆に臆病で噛んでしまうという場合もあります。
性格的なものはあまり治すことはできませんが、噛んではいけないというのを教える必要があります。
また、その他によくあるのは、子どもの頃からの噛み癖がそのまま残っている場合です。
子犬の頃は甘えて噛んできたりすることもあったのではないでしょうか。
まだ小さかったのでそのまま注意もせず、放置している場合が考えられます。
犬にしてみれば単なる表現の1つです。
特に噛むことが悪いとは思っていないでしょう。
ですがこれではいけませんので、教える必要があります。
しつけるときのルールを徹底する
まず噛むことのしつけをする前に、こちらがしっかりとルールを決め、徹底しておく必要があるでしょう。
特に自分以外に家族がいる場合は注意が必要です。
家族全員が同じ対応をして犬をしつけていくことが大切です。
時と場合によって対応を変えることがないように気を付けましょう。
犬が混乱してしまいます。
良いことをした時は褒め、悪いことをしたら短い言葉で叱り、犬がわかりやすいように徹底する必要があります。
とても単純なことですが、こうしたベースを作っておくことはとても大切です。
その他のしつけをする時にも活用できますから、ぜひ徹底しておくようにしましょう。
他の犬を噛んだ時は必ず叱るようにする
とても単純なことですが、噛んだ時は必ず叱るようにしましょう。
毎日同じような事が続いて時間が経ってくると、叱る方も面倒臭く感じることもあるのではないでしょうか。
何度言っても伝わらないため「またか」と思ったり、つい見て見ぬふりをしたりするというのもよくあることです。
ですが、それではしつけの意味がありません。
犬にしてみても、さっきは叱られたのに今はどうして叱られないのか疑問に思うはずですし、何が良くて何がいけないのか混乱してしまう事もあるでしょう。
確かに、何度も同じことを言うのはとても大変ですし、根気がいる作業です。
でも、そういったしつけの時間も大切です。
面倒臭がらないで犬としっかりと向き合ってあげましょう。
噛んだら迷わず叱ることです。
他の犬を噛んだ時はすぐにその場で叱る
犬が噛んだ時は間髪入れずにその場で叱ることも大切です。
人前だからと、時間を空けて言ったところで何も伝わりません。
人間のしつけでも同じような事がありますが、後になってあれこれ言っても意味がないでしょう。
特に犬は言葉がわかりません。
やはり、その場できちんと叱ってあげることが重要でしょう。
人前で叱ることはなかなか難しいと感じる人もいるかもしれませんが、毅然とした態度をとることで効率よくしつけができるようになります。
今自分がいけないことをしたというのがキチンと伝わればそれで充分です。
そのポイントを逃さないようにしましょう。
「待て」を教える
本来なら子犬の時に噛んではいけないことを教えないといけませんが、その時期を逃してしまう場合もあります。
大きくなっても噛み癖がなくならないと、他の犬に危害を加える危険もありますから、飼い主としては気が気ではないでしょう。
噛んではいけないという事を教えられないまま大きくなっていますから、自分が悪いことをしているという認識もあまりありません。
こういう時は「待て」をうまく活用してみるのも良いでしょう。
「待て」は食事の時などのしつけとしてもよく使われますが、犬が噛もうとした時もこれを使って制止していくことができます。
最初は食事の時などを利用して教えていくと良いでしょう。
「待て」でしっかりと犬の動きを止め、「よし」で食べさせるというものですが、「待て」で動きを止めるという事を覚えますので、これを用いて噛むことも抑えるようにします。
少し根気が要りますが、一度覚えることでしっかりと動きを止めることができるでしょう。
他の犬を噛まないようにしつけよう
犬は本来噛むという習性がある動物です。
犬にとって噛むという事はごくごく普通の行動と言えるでしょう。
ただ人間と一緒に生活するからには、噛んではいけないという事を覚えてもらわないといけません。
時間はかかりますが、きちんと教えれば覚えてくれるはずです。
これから長く一緒に過ごすつもりなら、しつけは必要になってくるでしょう。