犬好きの人なら、誰しも一度は大型犬を飼ってみたいと思うことでしょう。

小型犬とは違う魅力に溢れています。

でも、飼うにあたっては、小型犬とは違うポイントがいくつもあります。

いざ大型犬を飼った時に困らないよう、そのポイントをご紹介します。

子犬の頃からしつけをする

大型犬を飼う時には、しつけが必須です。

しつけは小型犬にも不可欠ですが、大型犬は飼い主さんがちゃんとしつけをできていないと、トラブルを起こすキッカケになってしまう可能性があるためです。

大型犬がいきなり人に飛び掛かれば、他人を大怪我させてしまって裁判沙汰になったり、殺処分になってしまったりすることもあります。

実際にニュースでも目にすることがありますよね。

大型犬が攻撃的な気持ちでなく、嬉しい気持ちであっても、突然走りだされると制御するのも大変です。

飼い主さんが散歩の時に怪我をしてしまうというのも少なくありません。

そのため、子犬の時からきちんとしつけを入れてあげる必要があります。

わがままな性格に育てないように、飼い主さんが諦めずにしつけを頑張りましょう。

犬の社会化は生後2~3か月までの第一社会化期と、生後5、6か月~1年の第二社会化があります。

子犬の頃から、外の環境や他の犬、家族以外の人に慣れさせる環境を作ることがオススメです。

この期間が子犬にとっては重要です。

家族の中に大型犬を制することができる人を作る

飼い主さんの中に、大型犬のパワーを制することができる人が必要です。

いくらしつけを頑張っても、どうしても落ち着きがないやんちゃな性格だったり、怖がりの性格が強く病院に行くと嫌で逃げ出そうとしてしまうことはあります。

でも、人間が飼育していくことを考えると、それでは困ります。

ただ、家族の中に一人でもきちんと犬が言うことを聞く人、パワーを制することができる人がいれば、一応は大丈夫です。

このような人がいないと、病院に連れて行ったときに、しっかりと診察を受けられず困ることになってしまいます。

きちんと診察を受けられる性格にすることが、一番の病気の予防につながるといっても過言ではありません。

大型犬を飼う時には、小型犬以上にこの覚悟が必要です。

散歩は多め、長めに

大型犬は運動量も必要とするので、散歩は小型犬以上に長時間行かなくてはいけません。

基本的には1日2回、1回30分以上の散歩が必要です。

大型犬は室内の運動量では満足できません。

運動が十分にできないことで、ストレスから問題行動を引き起こすことになることもあります。

体をしっかりと動かして、体を成長させることが大切です。

ですので、散歩の時間は気持ち長めにとりましょう。

壊されたくない家具は移動をする

大型犬のパワーは小型犬からは想像できないほど強いです。

そして遊び方もダイナミックと言えます。

そのため、クッションをかじったり、ソファーを前足で掻いたり、椅子の足をかじったり…。

このようないたずらはいけないと、しっかりしつけをすれば改善されることも多いですが、子犬の時にはこの洗礼は必ず受けてしまいます。

壊されたくないもの、傷つけたくないものは要注意です。

移動できるものは移動し、家具は傷ついても大丈夫なものを選ぶことをオススメします。

大型犬に多い病気を知っておく

大型犬を飼う時には大型犬の病気を知っておく必要があります。

まず、胃拡張胃捻転症候群という病気。

大型犬特有の勢いよく食事を食べ、勢いよく水を飲む行動によって胃が拡張し、何らかの原因でねじれてしまう病気です。

死に至ることも少なくない、緊急性の高い病気です。

食後にすぐ運動をさせるとこの病気のリスクが上がるので、この習慣は絶対につけないようにしましょう。

早食いを防止する食器を使用するのもオススメです。

大型犬は簡単にテーブルの上に手が届き、異物を食べてしまうことも少なくありません。

誤飲誤食は飼い主さんが気をつければ、予防できる病気です。

腸に詰まってしまうと手術が必須になり、命に関わることもあるので十分気を付けましょう。

関節疾患は、大型犬と切り離せない病気です。

多くの犬が中高齢以降に関節炎を起こすことが多いですが、生まれつきの場合もあります。

歩き方は日頃からチェックしてあげましょう。

大型犬を飼う時には、特にしつけに力を入れよう

以上のポイントを踏まえれば、トラブルもなく、犬と素晴らしい関係が築けることでしょう。

大型犬は小型犬とは違った形で、人間に寄り添ってくれる最高のパートナーです。

特に大型犬は人に怪我をさせてしまいやすいので、しつけに力を入れましょう。