これから犬を飼おうと思っている人にとって、犬のしつけというのはかなり頭を悩ます問題です。

端から見ていれば可愛い犬ですが、自分が飼うとなればそれなりに大変なことだってあります。

その中の一つが、やはり犬のしつけではないでしょうか。

「いつから始めればいいの?」とか、「どうすればいいのだろう?」とか、飼う前にはいろいろとわからないことだらけです。

実際、犬のしつけにはコツとタイミングがあるので、しっかりと覚えておきましょう。

犬のしつけはなるべく早く

犬のしつけというのは、とにかく早いうちから始めるに越したことはありません。

これにはいろいろな理由があるので後述しますが、基本的に家にやってきたそのときからしつけし始める心構えが必要です。

具体的に言うと、だいたい生後60日くらいから始めるのが良いというのが一般的に言われています。

ペットショップなどで子犬を購入されたりする場合、だいたい家にやってくる頃にはそのくらいの期間に差し掛かっているはずです。

「まだ小さいから」とか、「家に来たばかりだから」という風に思ってしまうかもしれません。

しかし、犬は人の何倍もの早さで年を取っていきます。

生まれて一年が経てば立派な成犬になるので、早い時期のしつけが大切だというのはお分かり頂けると思います。

生後60日というはまだ赤ちゃんのように見えても、人間でいえば幼稚園から小学生に差し掛かる時期です。

早いうちに犬のしつけを始める意味

早い時期にしつけを始めることには、大きく2つの意味があります。

一つは、社会性が育つのと同じタイミングでしつけをしないと、人に迷惑を掛ける可能性があるからです。

きちんとしつけをしておかないと、夜になって吠えたり、余所の犬やご近所さんに攻撃的に振る舞ったりするようになってしまいます。

何が良くて何が悪いことなのかいうのは、小さなうちにしっかり認識させる必要があります。

もう一つは、早いうちに始めた方が教えたことの飲み込みや定着が早いということです。

前述したように同時に社会性が育っていくというのもありますが、小さな頃のしつけの意味はそれだけではありません。

人間と同じように、一度体に染み付いてしまった癖というのは治すのに非常に時間がかかり苦労します。

なので、そうなる前にしっかりとルールを覚えてもらった方が圧倒的に後になって楽です。

犬のしつけのスタートは環境に慣れることから

「しつけ」というといろいろ難しいことを考えてしまいますが、もちろん最初から難しいことができるわけではありません。

できるものから少しずつというのが基本です。

犬にとってのしつけというのは、家にやってきて新しい環境に慣れるというところ始まります。

「自分の居場所はここだ」と認識させ、「トイレはここだ」と思えてもらうのが、いちばん最初にするしつけです。

それから、もう一つ大切なことはしっかりと自分の名前を覚えてもらうことです。

名前を呼ぶときにはしっかりと犬とアイコンタクトをとって、顔を向き合わせて話すようにしましょう。

覚えのいい子なら、自分の居場所やトイレ、名前なんかは数日でしっかりと覚えてくれます。

このスタートがとても大切なので、できなくても仕方ないと甘やかしたり、可愛いからとたくさん抱っこするのはちょっと我慢しましょう。

甘噛みは吠え癖は念入りに

ちゃんと家の中での過ごし方を覚えたら、今度こそしつけらしいしつけに移ります。

家に慣れた頃に出てくるのが甘噛みと吠え癖ですが、これは必ず治しておかなければなりません。

小さなうちならまだ可愛いものの、大人になれば鳴き声はどんどん大きくなってきます。

歯がしっかり揃って顎の力が強くなれば、甘噛みのつもりでも人を傷付ける可能性があります。

後々になってこうした癖を直すのは手がかかりますし、必ず飼い主の言うことを聞くように必ずこの2つの癖は治してください。

「構ってほしい」と吠える時には、ちょっとかわいそうですが吠え止むまで一切相手にせず、姿を消すようにしましょう。

甘噛みをしたときには、しっかりと目を合わせて、何度でも繰り返しダメだということを教えてあげましょう。

厳しいように感じますが、これが人と人間がうまく付き合っていく基礎になります。

生後半年までにはしっかりと服従

しばらくすると、いろいろと好奇心が出てきたり、動きも活発になってくるでしょう。

だいたい半年くらいまではみるみると体が大きくなりますが、この頃までには飼い主のいうことを聞くようにしておくのが目標です。

「待て」や「おすわり」などのボディコントロールは、できるようにしておくのが理想でしょう。

申したしつけはかなり根気の必要ではありますが、生後半年でできていれば順調と言えるでしょう。

覚えの良い子にはどんどんしつけさせれば良いのですが、犬にも反抗期のようなものがあります。

「せっかく覚えたのに、言うことを聞かなくなった」というのが多いのが、この生後半年くらいの時期です。

反抗期という時期的な問題以外にも、トイレの粗相が多かったり注意力が散漫だったりするときにはストレスが溜まっていたりすることも考えられます。

しっかりと教えたしつけのおさらいをするのと、この頃の様子をしっかりと観察してあげてください。

犬のしつけを始めるべき時期を知ろう

小さい頃に近所の犬に吠えられたり、噛まれたりしたという人も少なからずいるのではないのでしょうか。

犬は人の良きパートナーでもありますが、それでも人間とは違う動物だというのは事実です。

集合住宅で犬を飼っていたり、小さな子どものいる家庭では、きちんとしつけができていないとトラブルの原因になったりします。

犬のしつけはなるべく早いうちから、やってはいけないことをしっかり覚えてもらい、飼い主の言うことを聞くようにというのが基本です。

特に大型犬になると、産まれて一年もすればかなり大きく、そして力強くなるのでコントロールするのも大変になります。

家が家にやってきたその日から、きちんとしつけを初めて、お互いに気持ち良く過ごせるようにしておきたいものですね。