犬が突然うなりをあげた時には威嚇をしているのでいつ攻撃してくるか分かりませんし、他人に危害を加えてしまうかもしれません。
飼い主も犬がうなっている時は怖いものですよね。
犬がうなるのをしつける方法をご紹介します。
目を見て低い声で叱る
犬と飼い主との主従関係がしっかりとできていれば、犬は自分よりも上の人には従うようになります。
うなりをあげる行為は相手を威嚇する行動ですから、何か気に障ることをしてしまったのかもしれません。
飼い主に忠実な犬がうなりをあげるには、相当に何かがあったのは間違いないでしょう。
しかし、上の人に対して威嚇をするのは、勇気がいるものです。
そこはしっかりと上下関係を分からせてあげることで、感情が高ぶって威嚇をしてしまったのを反省して大人しくなるでしょう。
目を見ることは相手を威嚇する行為でもあり、低い声で叱ることも相手を威嚇する行動でもあります。
つまり自分よりも上の人に威嚇をされれば、誰でもひるんでしまうのと同じで、犬も敵わないと思ってうなるのを止めるようになります。
飼い主が毅然とした態度で叱ることが大切です。
安心させてあげる
犬がうなりをあげる理由としては色々考えられます。
自分のエサが取られてしまいそうならばうなりをあげて抵抗するでしょうし、恐怖心から相手を威嚇するためにうなることもあるでしょう。
また親犬なら子犬を守るために、うなりをあげて相手に威嚇をすることもあるので、うなりは犬にとって威嚇行動でもあります。
ならば犬が威嚇をする原因を取り除いてあげることで、うなることを止めるようになるはずです。
多頭飼いをしている犬ならば、自分のエサが取られてしまうことが心配でうなることもあります。
1匹ずつ分けてエサをあげればうなることもなくなるでしょう。
犬が恐怖心を持つのは過去に嫌な経験をしたことが頭に残っているためなので、抵抗する意味を込めてうなるのでしょう。
少しずつ飼い主との絆を深めていけば、恐怖心もなくなっていくはずです。
また、見たこともないものなどにも恐怖を持つことがあるので、徐々に近づけて慣れさせるようにすればうなることはなくなります。
できるだけ犬を安心させてあげられる環境を作ることが大切です。
ご褒美を与える
犬にご褒美のエサを与えてしつけることはとても有効な方法です。
犬がうなりをあげた時には何かを要求しているか、もしくは何かを守ろうとしているのかもしれません。
普段大人しい犬でも突然うなりをあげると怖くなりましが、犬が自分の要求を通そうとワガママを言っているならばしっかりとしつけなければいけません。
犬が何かを要求してうなっていれば無視をしましょう。
するとうなるのを止めるので、そうしたらご褒美のエサを与えます。
犬がエサを欲しがっている時など、自分の要求をするのにうなることがあるので、その時には絶対にあげてはいけません。
うなればエサをもらえると思ってしまうのを防ぐためです。
逆にうなるのを止めた時にご褒美にエサをあげれば、うならなければご褒美がもらえるのだと勘違いしてうなるのを止めてくれます。
犬がうなるのを止めた時にご褒美のエサをあげることで、うなるのを止めるしつけをすることができます。
褒めてあげる
犬は飼い主に構ってもらうことがとっても大好きです。
自分がほしい物がもらえなかったり、機嫌が悪かったりしてうなっている時は、自分の要求が通ったり機嫌が直ったりするまで待つしかありません。
しかし、犬にとってのご褒美はエサをもらえる事と、飼い主が一緒に遊んでくれることです。
うなるのを止めた時には思いっきり褒めてあげて構ってあげれば、犬の機嫌も良くなってうなるのを止めるようになります。
飼い主が犬を落ち着かせてあげる
犬がうなりをあげて感情を表すのは、恐怖心や要求を通したいなどと感じるときが多いです。
その他にも、誰かを守りたい時には、相手を威嚇するためにうなりをあげたりします。
うなりは相手に対しての威嚇行動なので、犬が興奮状態でもあるのです。
飼い主との主従関係がしっかりしていれば、興奮状態の犬を落ち着かせることもできるでしょう。
恐怖心などがあれば、飼い主が傍にいることで犬も落ち着いていきます。
犬を落ち着つかせるには飼い主のことだけを見るようにさせて、他への注意を逸らします。
犬が飼い主を見ればいつも通りにお座りをさせて、最後は伏せの体制までさせることで犬は落ち着くでしょう。
威嚇をする時は立ってうなるので、まずは座らせたり伏せをさせることが大切です。
犬のうなりをしつけよう
犬がうなりをあげる時は、相手を威嚇する行動なので相当に興奮状態にあります。
しかし、犬の要求ばかりを聞いてしまうとクセになってしまうので、しっかりと飼い主との主従関係を分からせてしつけをしましょう。
飼い主が犬を落ち着かせてあげることも大切なので、普段からコミュニケーションをしっかりととっておくことが大切です。