犬がソファーを引っかいてしまって、せっかくのキレイな家具がボロボロになってしまうことがよくあります。
何度言ってもいつの間にかソファーひっかいてしまいますし、家にいない時にやられてしまってはどうしようもありません。
犬がソファーをひっかかないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
ソファーに嫌がる臭いをつけておく
犬がソファーをひっかいてしまうのを防ぐ時に、その場にいればすぐに注意をすることができますが、いない時にはどうしようもありません。
そもそも自分がいる時でも、ソファーをひっかかれた後に注意しても、ソファーがボロボロになってしまっては仕方がありません。
犬がソファーをひっかくこと自体を止めさせなければ意味がありません。
そこでソファーに犬が嫌がる臭いをつけておきます。
犬はソファーに上がってひっかく前に必ず臭いを嗅ぎます。
その時犬自身が嫌な臭いを嗅げば、ソファーをひっかく前に逃げてしまうでしょう。
何度もソファーに上がって嫌な臭いを嗅げば、自分がいない時でもソファーに上がることはなくなるはずです。
何度も繰り返していくうちに、いつの間にか犬がソファーに上がることもなくなるでしょう。
ソファーにカバーをつける
ソファー自体にカバーをすれば、もし犬がひっかいたとしても傷をつけずに済みます。
カバーはビニール製のものやゴム製のものなど、さまざまな種類の物が売られています。
普段はソファー全体ににカバーをかけておいて、自分が座るときにはカバーをまくって座れば、普通に座ることもできます。
犬がソファーをひっかく動機として、爪を研ぎたいと思っていたり、ストレス発散をしようとしていたりするケースが多いです。
飼い主が犬としっかりコミュニケーションをとっていれば、ストレスも溜まることがなくなりますし、散歩をしている時に外でつめを研いだりするでしょう。
少なくとも飼い主がしっかりとかまってあげることで、ストレスによるソファーのひっかきはなくなるので、しっかりとかまってあげることが大切です。
ソファーへのカバーは一時的なものでも良いので、犬が落ち着くまではカバーをかけておくのが良いでしょう。
爪をひっかける場所を用意してあげる
犬がソファーをひっかいてしまう原因には、ストレス発散や爪とぎをしたいという欲求から、丁度良い場所としてソファーを選んだのでしょう。
もしも犬にしっかりとした爪とぎの場所や道具を与えてあげれば、犬がソファーではなくその場所でひっかくようになるはずです。
犬がソファーをひっかくのは、そこが丁度良い場所だからなので、他の場所ではやらないはずです。
そこで爪をひっかけても良いスペースを作ってあげてください。
まずはそこで爪をひっかけるように教えます。
ソファーでひっかこうとしたら、その場所へ連れて行きひっかけさせます。
うまくひっかいたらエサを与えて褒めてあげて下さい。
するとそこならばひっかけば喜んでもらえると思うので、ソファーではなく決まった場所で爪をひっかくようになります。
まずは場所を覚えてもらうことが大変ですが、エサを与えてほめてあげることをすれば、自然と場所を覚えてくれるようになります。
ドッキリを仕掛ける
犬がソファーをひっかいた時に、犬に対してドッキリを仕掛けます。
なんのドッキリでもかまいませんが、犬が驚くようなドッキリが効果的です。
大きな音を出したり、水をかけたりとにかく犬が嫌がったり驚いたりする方がより良いでしょう。
その時飼い主は絶対にリアクションをとってはいけません。
犬から見て、ソファーをひっかいた時に飼い主がアクションを起こしていると、喜んでいると勘違いをして更にソファーをひっかくようになってしまいます。
あくまでも飼い主は知らん顔をしておいて、犬がソファーをひっかいた瞬間に驚かせてください。
犬は何のことかさっぱり分らなくなり、だんだんとソファーをひっかく回数が少なくなっていきます。
ただし、代わりに爪をひっかける場所を与えてあげないと、ストレスがたまってしまうので注意をしてください。
ソファーの上には乗らないようにしつける
飼い主と犬とでは主従関係があることを犬にしっかりと認識させます。
犬は飼い主の命令がないとソファーに上がってはいけないようにしつけることで、飼い主が仕事でいない時でも決してソファーには上がらないようになります。
よくベッドの上には毛などがつくので上がらせない人は多くいますが、ソファーでも同じようにしつけてあげると、言うことをきいてくれます。
その代わりに犬がストレスを発散できるような、代わりのものが必要です。
爪をひっかいても良いものなどを置いておけば、ソファーのではなくそこで爪をひっかくはずです。
犬のソファーひっかきをやめさせよう
犬がソファーをひっかいてしまうのは、ある意味仕方がない行動かもしれません。
ストレス発散であったり、古い爪をはがすためなどの生理的な要因もあります。
頭ごなしに怒鳴っても、犬はなんでやってはいけないのか理解できませので、代わりの場所を提供してあげれば問題も解決するはずです。
ソファーで爪をひっかいてはいけないことを、色々な方法を使って犬に教えてあげてください。