甲斐犬はどの位まで大きくなるの?甲斐犬の成長について

最終更新日:2017年5月11日

日本に古くから存在している犬種というのは、秋田犬や土佐犬など海外でも有名な犬も多くいます。

しかし、その土地や地方で独自に発展を遂げたような犬も数多く存在しています。

今回取り上げる甲斐犬もそうした犬の仲間の一つです。

今回は甲斐犬の体の大きさや、その成長の過程についてご紹介します。

1.甲斐犬の特徴

甲斐犬は冒頭でも紹介したように日本が原産の中型犬です。

多くの日本犬と同じように、古くからいるスピッツ犬をルーツにしています。

甲斐というのは、山梨県にある地名から取られています。

日本には、各地方に古くから土着していた犬をルーツにした独自の犬種が存在します。

甲斐犬の大きな特徴は、虎毛と呼ばれる被毛で、年を重ねることでよりはっきりとした模様が出るようになります。

このため、「虎毛犬」という別名を持っています。

もともとは険しい山の中で小動物の狩りを行う狩猟犬として人々に親しまれていました。

欧米の犬に見られるような、愛玩犬としての改良はほとんどされておらず、比較的野生に近い性格を色濃く残しています。

こうしたワイルドさが注目され、最近ではヨーロッパなどへ輸出されることもあります。

2.体の大きさ

甲斐犬の体の大きさについては、一般的に中型犬とされていますが、その中でも大きめのサイズです。

オスの体高は50〜55cmくらいで、体重は20kgを超えることもあります。

メスの甲斐犬は、オスよりも一回りほど小柄ですが、それでも小さな子どもくらいの体重になります。

以前までは、甲斐犬の中にも2種類のボディタイプが存在していました。

ずんぐりとした体格の猪犬型と、背が高くほっそりとした体型の鹿犬型です。

しかし、最近では、鹿犬型の甲斐犬が主流になっています。

甲斐犬は、その生い立ちや生息域の関係もあり、野山を駆け回り、長時間の狩りにも耐えるタフな体をしています。

首回りや足の付け根は太くがっしりとしており、とても発達した筋肉を持っています。

その一方で、尻尾はくるんとした巻尾で、お尻の上にちょこんと乗るような感じになる可愛らしさがあります。

3.子犬から成犬への成長

甲斐犬が大人になるまでの子犬の期間は、約1年くらいです。

成長のスピードは多くの犬と同じくらいで、生後半年までは日毎に大きくなるような印象を受けるでしょう。

それ以降にはペースが落ちますが、1歳〜1歳半まではゆっくりとした成長を続けます。

家にやってくる子犬は、だいたい生後2〜3ヶ月くらいのことが多いでしょう。

生後3ヶ月くらいのときの体重は、だいたい4〜6kgくらいです。

ここからさらに成長を続け、生後半年くらいのときに7〜11kgくらいにまで成長します。

子犬の頃の甲斐犬は、コロコロとしてとても可愛らしい姿をしています。

成長期には、体のパーツの成長によって、少しアンバランスな印象を受けることもあるでしょう。

しかし、大人になるにつれて、体全体のバランスが取れてくるようになります。

4.成犬期以降の体の変化

甲斐犬の被毛のベースは黒や、濃い茶色が目立ちます。

しかし、1歳くらいから徐々に濃淡がはっきりと現れ、虎毛らしくなってきます。

この被毛の色は、自然の中での保護色として機能していたようです。

また、生後1年くらいでは、まだまだ顔に幼さを残したままです。

それから徐々に目鼻立ちがキリッとして、野生的な大人の表情になってきます。

スピッツ犬の特徴でる鋭いマズル目立つようになるのは、大人になってからです。

甲斐犬の平均的な寿命は12〜15年と、健康で長生きの個体が多いのも特徴の一つです。

以前から、さまざまな日本犬や野生犬との交雑が存在していたと言われています。

そのため、近親交配などによって起きやすい遺伝疾患などは少ないのではないかと推測されています。

5.飼育と成長で気を付けるポイント

甲斐犬の特徴として、体はとても筋肉質で、運動量の多い犬であることが挙げられます。

そのため、毎日1時間くらいのしっかりした散歩をして、筋肉量を維持してあげる必要があります。

また、大人になるとパワーのある犬ですので、散歩のときにはしっかりとリードを掴むようにしましょう。

性格的には飼い主にはよく懐きますが、そのためには主従関係をはっきりさせることが大切になります。

気性が荒いわけではありませんが、気が強く、自分より立場が下だと思うと強い態度に出ることがあります。

子犬の頃から社会性を育んでいくことも、他の人間や動物とうまく馴染むためのポイントになります。

もともと寒さには比較的強く、屋外での飼育もできる犬種です。

しかし高齢になると、寒さや暑さに対応するための体温調節も苦手になってきます。

10歳を過ぎたシニア期には、飼育環境を見直す配慮も必要になるかもしれません。

甲斐犬の成長を知ろう

甲斐犬という名前は知らなくても、よく似た特徴を持つ犬をみたことはあるのではないでしょうか。

古くから日本で親しまれていたこともあり、適度な体のボリュームと、環境への適用性を持っています。

甲斐犬が一つの犬種として登録されている国は多くありませんが、原産地を中心に保存活動が積極的に行われています。

日本人の多くがイメージする、良き飼い犬としての特徴を備えた犬ですので、親しみやすい犬ではないでしょうか。

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