金魚は手軽に飼えるペットなので、飼育している人はたくさんいます。
金魚を飼っているとどんどん愛着がわいてきますが、一方で困ってしまうこともあります。
それは具体的にどのようなことでしょうか。
水槽が水漏れすることがある
金魚を水槽で飼っている場合水漏れした時に非常に困ります。
掃除をする時などにぶつけてしまって、ひびが入るケースがよくあります。
その場で何ともなくても、そのまま使用すると水漏れすることがあります。
水槽の重さに圧力がかかってしまい、しばらくしてから水が漏れることがあります。
水槽の大きさにもよりますが、水漏れは始まるとどんどん進んで水浸しになります。
特にマンションやアパートの二階以上に住んでいる場合は気になることです。
水槽が水漏れしたら補正するグッズもありますが、一時的なので金魚を移動させることになります。
トラブルを発生させないためにもできるだけ早く行うべきです。
金魚を網ですくおうとすると逃げてしまって時間がかかります。
また破損した水槽を移動させたり、底砂や水草を取り出すのも意外と時間がかかります。
水槽が水漏れするとトラブルが発生する恐れがあったり、手間もかかるので困りものです。
病気になる
金魚は個人差もありますが、比較的丈夫で長生きします。
でも時には病気になってしまうこともあります。
金魚で多く見られる病気は白点病やおぐされ病、転覆病などです。
白点病は急激な温度変化があった時によく見られる病気です。
おぐされ病は尾びれが破損したような状態になります。
一匹病気になると他の魚にも感染する恐れがあります。
転覆病は流金などの形が丸い金魚に多い病気です。
金魚に病気が見られた時は、動物病院で診てもらうというわけにはいかないので大変です。
病気で分からないことがあると、ペットショップまで行って店員に相談するといった方法しか基本的にありません。
治療は薬浴してしばらく様子をみたり、隔離をすぐに行わなければならないので大変です。
特に転覆病は暖かくなると治るケースもありますが、はっきりとした治療法はありません。
金魚は普段美しく優雅に泳ぐ姿を鑑賞できますが、病気になってしまう時は困ります。
引っ越しをする時の運び方
金魚はマンションやアパートであっても、手軽に飼えるペットとして人気が高いです。
でも引っ越しをする時は大変です。
引っ越しは業者に頼んでも生体は基本的に運んでもらえません。
そのため自分で移動させることになります。
車で移動させる時、容器が置けるスペースを確保する必要があります。
移動中も振動が起こるのでふたのある容器に金魚を移して運ぶ必要があります。
またその日のうちに引っ越しを全て完了できれば良いですが、移動距離が長い場合2日がかりになることもあります。
飼い主はホテルなどに泊まる方法がありますが、金魚達を車などに置いておかなければなりません。
その間環境が変わった金魚の状態を、飼い主はなかなか観察することができません。
元々転勤が多かったり引っ越しを良くするのに、金魚を飼っている場合は非常に困ります。
金魚の夏対策に困る
金魚は比較的高水温にも耐えていける丈夫なペットです。
それでも極端な高水温は金魚に悪影響を及ぼす可能性があります。
水温が35℃以上になると危険です。
金魚の夏対策はエアコンで室温管理をするのが手っ取り早いです。
でも暑い日がずっと続いてエアコンを使い続けていると電気代も気になります。
特に留守にしている時間が長い時は、タイマーをセットして出かけなければなりません。
またエアコン以外では扇風機を使ったり、水槽冷却装置などを使用する方法も考えていかなければなりません。
マンションやアパートのベランダで屋外飼育している時も困ります。
ベランダに電源をひくのが難しいので、状況を見て水換えをこまめに行う必要が出てきます。
金魚は冬ならば氷がはったとしても冬眠して過ごします。
また場合によってはヒーターを使用することもできます。
でも夏は対策が難しいので困ってしまうことが多くあります。
ニオイが気になる
金魚を飼っているとニオイが気になってしまうことがよくあります。
金魚の飼育では独特の生臭いニオイがします。
金魚をリビングで飼っている人は多いです。
ニオイに慣れてくることもありますが、食事をしている時にニオイがすると困ります。
また水槽よりも金魚鉢や衣装ケースなどで飼育している方がニオイが気になるケースが多いです。
自分がそのニオイに慣れたとしても、家族の理解が得られない時は困ってしまいます。
金魚を飼っているなら家族に理解してもらうことも重要です。
ニオイの対策について家族としっかり向き合って、相談していくことも大切です。
金魚を飼って困る前に知識を身に着けておこう
金魚を飼い始めると世話が楽しくなっていきますが、しばらくすると困ってしまうことがいろいろと出てきます。
そのため事前に金魚の飼育について、知識を身に着けておくと良いでしょう。
飼い主は金魚の飼育に困ってしまうことがあっても、冷静な判断や対応をすることが大切です。
焦らずしっかりと対策を練って乗り切って行きましょう。