散歩デビューの時期にいきなり首輪をつけると子犬も困惑して、嫌がることがあります。
前もってきちんと準備をして散歩デビューに備えましょう。
時折リードをつけずに散歩をしている人がいますが、思わぬ事故に巻き込まれる危険性も少なくありません。
最低限のマナーと言えるでしょう。
そして、首輪はリードを繋ぐという意味でも重要ですが、迷子札をつけたりする意味でもとても大切です。
そこで今回は、どうやって子犬に首輪に慣れさせてあげたら良いのかをご紹介します。
首輪をつける時期は散歩をスタートする前から
首輪の練習は、散歩をスタートする前から少しずつ始める必要があります。
家に来てその日からだと疲れてしまうかもしれないので、一週間ほど様子を見て、変化に慣れてきたようであれば練習をスタートするにはちょうど良いでしょう。
散歩で屋外に行けるようになるには、ワクチンの接種が済んでから3週間ほどは待つ必要があります。
それまでの期間は室内で、ゆっくり練習の時間にしましょう。
(この時期は、他の犬に触れることができないので散歩には行けませんが、飼い主さんが抱っこして家の周りを歩いて、周囲の環境に慣れさせてあげたりしてあげると社会化が促される時期です。)
まずはリボンなどのヒモを首に巻いて慣れさせていきましょう
いきなり首輪をつけて練習を始めるのではなく、まずは、リボンなどのヒモを首に巻いて、その状態に慣れさせてあげましょう。
初めは食事のときだけ、といったように短時間からスタートすると良いでしょう。
食事のときには、食事に集中しているので、犬自身も許容してくれることが多いです。
そして、リボンを巻いている時には、良いことが起こると、認識できることが大切です。
次のステップでは、リボンを巻いた状態で遊んであげたりして気を逸らしたりしながら、その状態に慣らし、首にものが巻いてある時間を長くしていきましょう。
我慢出来たらご褒美をあげましょう
少しずつ時間を長くしていき、我慢ができるようであれば、しっかりと褒めてあげましょう。
おやつを与えてあげて良いです。
ただ、ヒモ状のものはほどけてしまった際に、犬が食べてしまうと危険です。
必ず飼い主さんが見ていましょう。
首輪は指が一本入る程度のきつさで取り付けましょう
では、いよいよ首輪に変えていきましょう。
首輪はサイズがたくさんあります。
サイズが合っていないものでは、散歩のときにするりと抜けてしまう可能性もあり、非常に危険なので、ぴったりのサイズのものを選んであげることが大切です。
事前に犬の首の周りのサイズを量って、首輪を買いに行きましょう。
首輪をしたときに指が一本入るくらいのサイズが適当と言われています。
成長に合わせて少しずつ長さを変えることになるので、調節ができるタイプのものを選びましょう。
首輪をつけたら、リボンをつけたときのように反応を見て慣れさせていきましょう。
首輪に慣れてきたら、首輪をもって少し歩かせる練習をしてみましょう
首輪に直接リードをつけるのではなく、首輪を飼い主さんが直接持ちます。
そして、反対の手におやつをもって誘導して歩かせるという方法です。
首輪を持つというのは、いざという時に、犬の首輪をもって犬を制止したりするときに、犬がパニックにならないようにという意味合いも含んでいます。
少しずつ歩く歩数を増やしてあげましょう。
この練習のときには、初めは嫌がって踏ん張って、動かないかもしれません。
ですが、無理やり引っ張ったりする行為はNGです。
嫌がったらおやつで誘導して、少しずつ慣れていきましょう。
リードをつけて遊びましょう
ようやくリードをつけて、リードに慣れさせる練習を始めます。
このときの方法は二人がかりでするのがベストで、一人がリードを持ち、もう一人がおもちゃなどで気を引いて遊んであげます。
おもちゃに夢中になることで、リードが気にならなくなくなれば成功です。
リードをつけて歩く練習をしましょう
最後にリードをつけて歩く練習をしましょう。
ここでも、リードをつけて無理やり引っ張るのはNGです。
歩かないときはおやつなどで誘導して、犬が自ら歩くように促しましょう。
まずは室内でこれができたら、ついにお散歩デビューできるでしょう。
ただ、外は色々なにおいがしたり、音がうるさかったり、犬にとっては警戒心が芽生えるかもしれません。
そんなときは歩いてくれなかったり、縮こまってしまうことも。
このときに、ワクチンが済む前から抱っこでのお散歩をしていると効果は絶大です。
抱っこでの散歩に慣らしておくのもオススメです。
子犬に首輪をつけてあげよう
子犬の時期に飼い主さんとしっかりコミュニケーションを取り、しつけをすることで、その後の飼い主さんと犬の関係は大きく変わります。
すごく難しいように思うかもしれません。
でも、少しずつ犬を首輪に慣らして、お散歩デビューまで頑張ってください。