猫のヒゲが前に出ている時の心理とは

最終更新日:2017年7月14日

猫のヒゲは良く動き、いろいろな方向へ向きます。

その動きや方向を見ればある程度、今の猫の気持ちがわかりますので、猫とのコミュニケーションに役立ちます。

中でもヒゲが前向きに出ているときはどんな気持ちなのでしょうか。

1.猫にとってヒゲは優秀なアンテナ

ヒゲはそもそもどんな働きをしているのでしょうか。

猫のヒゲが様々なものを感じ取っている重要な器官であることはよく知られています。

だからヒゲを切ってはダメ、触らない方が良い、汚れがついているとすぐに猫は落とすなどでも実感できます。

実は猫は目があまりよくありません。

その分、多くのことをヒゲで感知して物事を判断しています。

ヒゲは空気の流れを感じたり、距離を測ったり、平衡感覚を保ったりと実に様々な機能を果たします。

ヒゲの根元の皮膚にはたくさんの血管と神経が集まっているため敏感に察知できます。

また、血管と筋肉の動きで素早い動きもできるのがヒゲです。

2.興味のあるものをリサーチ

ヒゲは様々なものを判断する役目がありますが、特に前方に向いているときは「これは何だろう」と興味を示している心理状態です。

どちらかというとポジティブな気持ちで、その興味のあるものに対してリサーチをしている段階です。

猫は視力は非常に弱いので視覚的に判断するには相当近づいてみなくてはなりません。

しかし、その前にある程度情報を収集したいとなるとヒゲの登場です。

空気の流れなどを察知して形や大きさ、動いているのかなどを判断しています。

知らないものがあったとき、においだけでは判断できないときにヒゲもフル活用するのが猫です。

ここで安全だと判断できれば、だんだんと近づいていきます。

飼い主さんは静かに見守ってあげましょう。

リサーチが邪魔されると猫は嫌がりますし、突然だとびっくりしてしまいます。

前方に調べたいものがあれば、それに対してヒゲを少しでも対象物に近づけて情報を得るためにヒゲも前向きになります。

3.警戒しているときも前向き

わくわくして興味を持っているときよりも、不安感の多いが何があるのか知りたいときもヒゲを前向きにします。

「怪しいものがある」といった気持ちでも、前にヒゲを向けて少しでも多くの情報を得ようとします。

例えば知らないもの、知らないにおいがついたものがあると猫は警戒します。

しかし、相手が攻撃してこない、動かないものなどと判断できれば、その正体や危険度を察知しようと警戒しながらも、情報を得ようとしてきます。

このときにヒゲが大きな役割をします。

体丸ごと近づいては、いざというときに危険ですがヒゲだけ前方に出すだけなら相手の攻撃のリスクも最小限にできます。

防御しながらも相手を探っている、警戒しながら情報を集めている状態です。

このときも飼い主さんは見守ってあげましょう。

猫は真剣そのものですので、猫自身が処理することが一番気持ちよく過ごすためには重要です。

怖がるまではいかないけれど、怪しい、気構えるときなどにもヒゲは前を向きます。

4.威嚇行動

威嚇のときはヒゲを前に向けるだけではなく、ヒゲを扇状に広げるのが特徴です。

つまりヒゲを大きく見せて相手を威嚇します。

さらに耳はピンと立てたり、少し後ろにそらせたりします。

同時に背中の毛を逆立たせたり、フーと威嚇の声を出したります。

威嚇にも大小あり、ヒゲと耳だけだったのが、だんだん体全体で威嚇になってきます。

相手にインパクトや恐怖を与えるための行動です。

ヒゲの根元には神経や血管が集まっていて俊敏な動きができます。

一瞬でヒゲを前に大きく出すことで急に大きく強く見せることができます。

威嚇するときは同時に恐怖の気持ちもありますので、それ以上驚かさないようにしましょう。

威嚇は他の体の部分も動きがあるのでわかりやすいので早く不安を取り除いてあげるようにしてあげましょう。

5.あくびの前や最中

猫のヒゲは口周りに生えていますので、口の動きと連動してしまうことがあります。

特に口に少し力が入っているときは自然とヒゲも前に動いてしまいます。

例えばあくびをする前は口に力が集中しますのでヒゲも前に向きます。

またあくびをしている最中も口回りの筋肉の働きによってヒゲも一緒に動きます。

たまに猫もあくびを我慢することがあります。

このときもヒゲはしばらく前に向きます。

あくびが出ればわかりやすいのですが、出ないときでも眠そうなときはあくびを我慢している可能性もあります。

ヒゲは気持ちのほかにも筋肉や血行にも関係して動きます。

猫のヒゲが前に出ている心理を知ろう

猫のヒゲは多くの役割を果たし、気持ちを表してくれます。

そのため、人間はヒゲに触れたり手入れをしようとしない方が良いでしょう。

前向きになるときは威嚇以外では基本的には心配不要な気持ちや体調のときです。

威嚇は他のアクションも合わせて考えればわかりやすいです。

前向きのヒゲで何かに向かっていく猫の姿はかわいいですが、邪魔しないようにそっと見守ってあげましょう。

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