猫はもともと毛玉などを吐く習性があるため、吐きやすい生き物ではあります。
しかし、毎日吐かれては心配になりますよね。
また、吐きと下痢が同時に起こったらもっと心配になりますよね。
そんな時のどうしたら良いのか、また何をしたら良いのか、飼い主がお家でできるケアとそれでもダメだった場合のことをご紹介します。
1日の給エサ量の確認
まずは、1日に与えている食事の量が的確であるか確認してください。
確認方法はペットフードの袋に記載されている1日の給エサ量を見ます。
ここで注意なのが、記載されているのは「1日量」ということです。
たまに間違って「1回量」をこのグラム数にしてしまう方もいるため注意が必要です。
また、体重別で記載されてることが多く、ご自身の猫が大きくそれに合わせてフードを与えてしまうと、多すぎてしまう場合もあります。
フードの袋に記載されてる給エサ量は、あくまで平均体重での給エサ量になっております。
体型などによりフードの量がわからない方は、動物病院などで健康診断をするついでにフード量の確認もした方が一石二鳥になると思われます。
回数を増やす
1で説明した給エサ量が的確なのに吐いてしまったり、下痢してしまう場合は、同じ1日の食事の量で回数を増やしてあげてください。
1回量を減らして胃の負担を軽減してあげると吐くことは少なくなると思います。
また、大食いの猫は1回量が減っても回数が増えているので、多く貰えてる気がします。
朝、夜以外であげる時間はお昼でもかまわないのですが、お仕事されてる方も多いと思いますので、朝起きてあげて、30分から1時間ぐらい時間を空けて、またあげれば負担はないでしょう。
フードの種類を変える
1、2でも改善されない場合はフードの種類を変えてみてください。
もしかすると猫に合わない原材料が使われていて、吐いたり下痢してしまうこともあります。
また、たくさん食べたがりな猫にはダイエットフードなどの満腹になりやすいフードにしてあげると、普通のフードより量が食べられたりして猫自身も満足するでしょう。
吐きや下痢が多い場合は、消化器系のフードなどを与えると比較的治まる場合が多いです。
消化器系のフードは市販ではあまり売られてないので、動物病院などに行けば買えます。
グルーミングが原因の場合はブラッシングを
ご飯以外で吐きの原因として毛玉が考えられます。
猫は毛玉を吐く生き物です。
なので、キレイ好きの猫は一生懸命身体を舐めてキレイにします。
その時に毛がたくさん抜けて飲み込んでしまうと、毛玉を吐く回数も増えて、同時にフードを吐くことにも繋がります。
したがって、ブラッシングを飼い主の空いた時間で良いので少しでもしてあげたり、ブラッシングが難しいようであれば撫でてあげたりして、抜けた毛を少しでも取ってあげることをオススメします。
また、フードの中には毛玉に考慮したフードもありますのでそちらも試してみてください。
しかし、それでも治らない場合もありますのでこれからお話します。
病院で一度診てもらう
1から4はお家でできるケアになります。
これらをしても吐き、下痢が治らない場合は一度動物病院で診てもらった方が良いと思います。
猫は、病気になってもあまり症状には出さない生き物です。
そのため吐き、下痢という症状が出てる時点でどこかしら悪いところがある場合もあります。
あまり吐き、下痢が多いと脱水症状にもなってしまうので、あまり長く様子を見るのではなく、動物病院に受診してください。
その際、
・いつから吐き、下痢が続いてるか
・1日何回するか・元気、食欲はあるか
・飲水量はどのくらいか
・誤飲の恐れはないか
などを聞かれると思うので、軽くでも良いので紙にまとめておくと診察もスムーズに進みます。
どうしても下痢は吐く原因が見つからない場合は病院へ
このように、猫の食べ過ぎからの吐き、下痢はまずはお家でできるケアをしっかりしてあげてください。
猫自身もお家の外に出て知らない所に行くのはストレスがかかります。
それでも治らない場合は病気のサインでもある可能性があります。
よって動物病院で一度検査してもらってください。
お金はかかってしまいますが、早期発見で助かることもたくさんあります。
また、早めの処置で脱水症状なども対処できるので、軽く見るのは気をつけてください。