猫のトイレにはトイレ専用の砂を使うことが多いのですが、気がつくとトイレの周りに散らかっていることがあります。
毎回だと掃除も大変で見た目にも汚くて非常に困るので、どのようにすれば防ぐことが出来るのでしょうか。
今回は猫が猫砂を出す時の対処法をご紹介します。
どうして猫が砂を出すのかを調べる
まずは猫がどのようにして砂を外へ出してしまうのかを調べる必要があります。
猫が砂を出す瞬間を見ていれば、どうして出してしまうのかがわかるはずです。
トイレの砂で遊んでいないか、砂を激しくかいてないか、足にくっつけていないか、トイレから出る時に砂を蹴っていないか・・・等、猫がどのように砂を出してしまうのかがわかるはずです。
原因がわかれば対処方法も考えやすくなるので、まずは猫の行動をしっかり観察することから始めましょう。
しかし普段どのようにトイレを使っているのかを観察しないといけないのですが、飼い主に見られていることによって普段とは違う行動をとってしまうかもしれません。
なるべく気づかれないようにこっそり観察するようにしましょう。
猫砂を変えてみる
猫砂には様々なタイプの物があり、粒の大きさ・重さ・素材が全く違う商品がたくさん販売されています。
猫がどのようにして砂を外に出していたかの理由によっては、違う猫砂に変えてみることで改善されるかもしれません。
小さくて軽い砂は飛び散りやすいので、トイレで激しく砂をかく猫には、粒が大きくて重い砂にしてあげると外に出にくくなります。
砂で遊んでしまう猫は、大きい粒がオモチャに見えているのかもしれないので、小さい粒にしてみると良いかもしれません。
しかし、急に砂を全部違う種類の物に取り替えてしまうと、猫が嫌がってトイレをしなくなってしまうかもしれません。
トイレを2つ置いてみるとか、今まで使っていた砂に少しずつ混ぜて行くなど、様子を見ながら変えてあげましょう。
猫砂はたくさんの種類があるので、我慢強く猫に合う砂を探してあげましょう。
トイレを変えてみる
猫砂を変えても改善されないようなら、トイレそのものを変えてみるのも良いでしょう。
猫トイレには大きく分けると、オープンタイプとフード付きタイプがあります。
オープンタイプの猫トイレは、蓋がないのでどこからでも砂が出てしまいます。
激しく砂をかく猫にはフード付きのトイレの方が良いかもしれません。
フード付きだと入り口以外が全部覆われているので、入り口以外からの砂の飛び出しを防ぐことが出来ます。
足の裏に砂をくっつけて来る猫も多いので、砂を落とすためのすのこが付いたトイレもあります。
トイレに付いているものをわざわざ買わなくても、砂落とし用の専用マットも売られていたり、人工芝なんかを敷いておくと踏むだけで砂が落ちるので、部屋中に持ち込みにくくなります。
しかし、砂と一緒でトイレが変わると入らなくなる猫もいます。
特にフード付きトイレは警戒して入ってくれないこともあります。
オープンタイプでも縁が高くなって砂が出にくくなっているものもあるので、猫が気に入るものを選んであげましょう。
トイレの置き方を工夫してみる
猫の中には、トイレをした後にものすごい勢いで走り回る猫がいます。
これは野生だった頃からの習性だと言われているのですが、トイレを出る時に勢い良く砂を蹴って走り出すので砂が飛び散ってしまいます。
このように飛び出してしまうと、大量の砂が遠くまで飛び散ってしまうので本当に大変です。
これを防止するためには、急に飛び出さないようにしなければなりません。
トイレを出る時に目の前に壁や家具があると勢い良く飛び出せなくなるので、トイレの置き方をちょっと変えるだけで防ぐことが出来ます。
走り回りたいのを我慢させるのではなく、トイレから出てから走り回るようにさせるだけなのでストレスにもなりません。
砂を使うのをやめる
いっその事砂を使わないでトイレシートを使うことも可能です。
しかし犬の場合はトイレシートを使うことが多いのですが、猫ではあまり聞きません。
オシッコやうんちをしても、その後に砂をかく動作をしてシートをボロボロにしてしまったり、手にうんちが付いてしまうこともあるので注意が必要です。
オシッコはシートが吸収してくれるのですが、それでも上に乗ってしまうと手に付いてしまいます。
うんちは上に乗っているだけになるので、部屋に臭いが充満しやすくなってしまうなどもあります。
正直猫にはあまりオススメ出来ませんが、どうしても砂の飛び散りで悩むならば試してみのも良いかもしれません。
猫優先で猫砂対策をしよう
毎日毎日トイレの周りに砂が出ているのが嫌で急いで砂を変えたりトイレを変えたりしたくなるかもしれません。
しかしそれは猫にはとてもストレスになってしまうので、トイレをしなくなったり、別の場所で粗相をしてしまうようになったら大変です。
猫もわざと砂を出しているわけではないので、絶対に猫を叱ったりせずに猫のペースでゆっくり時間をかけて対処してあげましょう。
飼い主が我慢強く工夫をしてあげて猫にとっても飼い主にとっても快適なトイレ空間を作るようにしましょう。