ペットホテルに猫を預ける時の注意点まとめ

旅行など長期にわたって家を空ける際、家族の一員である猫をペットホテルへ預けなければならないことってありますよね。

「犬は人に付き、猫は家に付く」とも言われるように、環境が変わることにとてもデリケートな猫。

迎えに行ったところ、喜んでくれるかと思いきや、野良猫のごとく「シャー!」っとものすごい威嚇でお出迎えを受けることもあります。

普段はおとなしい猫でも、ひっかかれたり、噛みつかれたりすることもありますので、お迎えの時は注意が必要です。

初めて預ける方はもちろんのこと、何度か預けたことのある方も、知っておくと便利な、ペットホテルに猫を預ける時の注意点についてご紹介します。

猫砂を持っていく

これは新しい猫砂という意味ではなくて、猫の自分の匂いの付いている猫砂です。

ペットホテルへ連れていく直前に、普段使っているトイレから少量の猫砂を(できれば、尿を吸っている砂を少しだけ混ぜて)ビニール袋に入れて持っていき、ペットホテルのトイレの砂と一緒に入れさせてもらいます。

ペットホテルでは、前の動物の匂いがゲージに残っていることが考えられます。

猫は縄張りに自分の匂いを付けるので、自分の匂いが付いたものがあることで、少し安心することができます。

いつも使っているおもちゃを持っていく

猫がいつも家でじゃれているおもちゃや、寝る時に敷いているタオルやマットなどがあれば、一緒に持っていきゲージに入れてもらうといいでしょう。

家の中では自由に遊べますが、いつもとは違った小さなゲージの中で、何も遊ぶものもなく、ただじーっと過ごすのは人間でも苦痛なことです。

走り回ることはできなくても、じゃれて遊べるように小さいお気に入りのおもちゃがあることで、ストレスを軽減できます。

普段おもちゃで遊ばない場合は、アルミホイルを軽く丸めて小さいボールを作って、持っていってあげるのも手です。

転がるもの、光りものにイチコロの猫は多いのです。

帰宅後は、いつもよりちょっと美味しいご飯を

ペットホテルへ預けた時や病院で痛い思いをさせてしまった後は、いつもよりちょっと美味しいご飯をあげましょう。

ちょっと高級な猫缶でもいいですし、大好物のおやつでも大丈夫です。

これにより、猫の機嫌を直すことができます。

もし可能でしたら、お迎えに行く直前のご飯は、こちらで用意した猫缶をあげてもらえるようお願いしておくといいでしょう。

強烈な威嚇のお出迎えも、少しは和らぐかもしれません。

ペットホテルを探す時の注意点

今は、ネットで簡単にペットホテルを探せるようになりました。

購入したペットショップのホテルに預ける場合は、心配も少ないと思いますが、そうでない場合は事前に下見に行きましょう。

下見の時のスタッフの応対や、他のペットの管理状況などを見て、判断することをオススメします。

ペットショップや動物病院を併設しているホテルだと、初めて預ける場合でも安心感が違うので、特にオススメです。

動物病院という選択肢

ペットホテルは閉店~開店時間までスタッフが不在になるため、猫が高齢になってくると「何かあった時の責任が取れない」などの理由から、預かってもらえなくなることがあります。

そのような場合は、普段お掛りの動物病院で預かってくれることもあります。

是非一度、動物病院に聞いてみるといいでしょう。

高齢の他に持病のある猫の場合も、獣医のいる動物病院はとても安心な預け先の一つです。

猫にとってストレスが少ないペットホテルへ

ペットホテル預ける時に、猫は「自分が一時的に預けられるだけ」ということが当然認識できないので、「捨てられた・・・」と感じてしまうことがあります。

さらに知らない場所で、いつもと違う狭い場所に入れられ、他の動物の鳴き声に怯えたり、驚いたり、それは大変なストレスを感じるのです。

ペットホテルに預けている間、猫も、飼い主さんも、お互いに安心して過ごせるのが一番ですよね。

愛猫が少しでもペットホテルを怖がることがないようにしてあげましょう。