猫を飼っているのに猫アレルギーになってしまった・猫アレルギーでも猫を飼いたい…そんな時は猫アレルギーを治したいと思いますよね。

アレルギーを治す特効薬というのは見つかっていないので対症療法にはなってしまいますが、今回は猫アレルギーの治療方法をご紹介します。

病院で抗アレルギー剤を処方して貰う

アレルギー症状というのは根本的に治療する方法はなく、抗アレルギー剤などを飲んでアレルギー症状を抑えることが基本的な治療になります。

そのため、猫アレルギーを治療して緩和させるためには、抗アレルギー剤は必要になります。

なので、アレルギー科や内科などの医療機関に受診してアレルギー検査をし、猫アレルギーと診断させたのであれば抗アレルギー剤を処方して貰うことができるでしょう。

抗アレルギー剤があれば基本的なアレルギー症状を抑えることができるので、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなども改善されるでしょう。

また、鼻水や目のかゆみなどがひどい場合は、鼻水を止める薬や目のかゆみを抑える目薬などを別で処方して貰うと、さらにアレルギー症状を改善することができます。

軽度の猫アレルギーであれば、薬を飲みながら生活をしていれば体が慣れてきて、そこまで過剰な反応はしなくなることもあるので、医師と相談しながら猫アレルギーと向き合っていきましょう。

部屋を清潔にする

猫アレルギーの原因は猫のフケや毛、唾液などに含まれており、それらが部屋の中に充満してしまっていると、それを吸い込んでしまう確率が高くなってしまいます。

そのため、猫アレルギーの症状が出ないようにするためには、まずは猫の毛などをこまめに掃除することが大切です。

ハウスダストなどと同じで、猫の毛などもカーペットやベッドなどをこまめに掃除してあげれば、あまり気にならなくなるでしょう。

猫の毛がハウスダストや花粉にくっついて体に吸い込まれてしまうと、さらにやっかいなアレルギー症状が出てしまったり、不衛生な部屋というのは猫にとっても良くないので、数日に一回は部屋の掃除をし、部屋の空気をこまめに入れ替えるようにしましょう。

猫を清潔にする

毛足の長い猫の場合は特に、ブラッシングやシャンプーを一か月・二か月に一回はしてあげるようにしましょう。

そうすると、ブラッシングやシャンプーによって猫の抜け毛やフケが取れるので、部屋にアレルゲンが飛ぶのを防ぐことができます。

ただし、注意をしてほしいのは「猫のストレス」です。

子猫の頃からお風呂に入れていて、お風呂が好きな猫であれば大丈夫ですが、多くの猫が「水嫌い」です。

なので、年に何度もシャンプーをされるというのは、猫にとってとてつもないストレスになってしまいます。

猫はストレスを感じると抜け毛を起こしてしまし、猫にとっても良くないので、お風呂やシャンプーを嫌がる場合は頻度を少なくし、ブラッシングなどを中心にしてあげましょう。

また、短毛の猫であれば、毛の生え変わりの時期にシャンプーかブラッシングをする程度で大丈夫ですので試してみましょう。

その他、お出かけが大丈夫な猫であれば、トリミングなどをしてもらうとアレルゲンに触ることなく抜け毛をキレイにしてもらえるので、オススメです。

健康状態を保つ

睡眠不足や栄養不足などによって体の免疫力が低下してしまうと、アレルギー症状を起こしやすくなります。

なので、猫アレルギーを治療するためには健康的な生活と体力作りが必要になってきます。

抗アレルギー剤を使っていても、不摂生をしていて不健康であれば本末転倒なので、しっかりと睡眠と食事を取るように心がけましょう。

体が丈夫であれば免疫力がついて、猫アレルギーの場合も症状が軽くなる可能性が高まります。

空気清浄機・加湿器を使う

ハウスダストなどを除去するのと同じように、部屋の中に猫のアレルゲンが充満している場合は空気清浄機を使ってそれらを除去する、とアレルギー症状を起こしにくいです。

また、部屋の中が乾燥していると猫の毛などが舞いやすくなるので、適度に加湿をしておくとアレルゲンが舞い散りにくくなります。

最近の空気清浄機はかなり優秀なので、あまりにも猫アレルギーの症状が出てしまう場合は空気清浄機を各部屋に置いてみると、アレルギー症状を緩和できるでしょう。

布団などの布製品はこまめに掃除する

布団や毛布、カーペットやカーテンなどの布製品というのは猫の毛などのアレルゲンが付着しやすいものです。

掃除機や空気清浄機などでも布に絡まったアレルゲンを取るのは難しいので、布製品も掃除のときにこまめに干したり洗濯をして、付着したアレルゲンを除去するようにしましょう。

猫アレルギーを改善しよう

猫アレルギーを治療するためには体力づくりと抗アレルギー剤、そしてアレルゲンを吸い込みにくい状況を作ることが大切です。

軽度の猫アレルギーであれば、気にならないくらいに改善できるかもしれません。