柴犬と聞くとどのようなイメージが思い浮かぶでしょうか?
代表的な日本の犬であり、あまりに有名な「忠犬ハチ公」の影響からか、真っ先に「賢い」「主人に忠実」と答える方も多いでしょう。
昔から番犬として飼われる事が多い柴犬ですが、本来持つ性格を考え、室内で飼うためのポイントをご紹介します。
柴犬にストレスをためないように気をつける
柴犬は運動が大好きなので、なるべくお散歩で外に連れ出す時間を作ってあげるのが理想です。
しかし、お天気が悪い時や飼い主さんの事情によっては難しい場合もあります。
そんな時はストレスをためないように室内でたくさん遊んであげましょう。
走り回るのが大好きなので転がるボールを喜んで追いかけます。
簡単にくわえられるように飲み込む心配がない程度の小さめのボールを投げて取りに行かせます。
それを飼い主のところまで持って来たら褒めて、また投げてあげます。
持って来られない場合は、ボールを二つ用意して交互に投げてあげると良いでしょう。
プラスチック製よりゴム製の方が犬がくわえやすいのでオススメです。
他に犬が好きな遊びとして「ひっぱり遊び」があります。
素材やデザインが豊富なので、いくつか違うタイプを揃えると犬が飽きる事がありません。
犬に合わせてくわえやすい大きさを選ぶ事が大切です。
ロープの片方を飼い主が持ち、もう片方を犬にくわえさせてひっぱり合います。
ロープ以外にもタオルを丸めた物で代用できますが、破れた場合に飲み込んでしまわないよう、充分注意しましょう。
薄いものより分厚く固めのタオルが適します。
この遊びはおもちゃを噛むことで、歯磨き効果を期待できます。
イタズラ防止対策で室内での危険を回避する
柴犬に限らず、家具や電気コードを噛んでしまう犬は少なくありません。
椅子やテーブルの脚を噛む場合はスプレータイプの忌避剤を使うと良いでしょう。
これをひと吹きすれば、苦味を感じて噛もうとしても止めてしまいます。
天然成分から出来ているので万が一舐めても安心です。
本革製品には使えませんが、大抵の物に使えます。
電気コードは噛むと感電する危険があります。
生活必需品だった場合はすぐに買い替えを要しコストもかかるため、飼い主泣かせのイタズラです。
その対策として、コードカバーを取り付ける方法があり、ペットショップやホームセンターで購入できます。
カバーは固いのでゴム素材のコードとは噛んだ感触が違います。
好きな感触ではないので止めてくれる事が期待できるでしょう。
それでも噛んでしまう場合は犬用の噛むおもちゃを与えてみてはいかがでしょうか。
木製やプラスチック製のものなど素材、形共に種類が豊富で、ひっぱり用のロープやタオルのように歯磨き効果を期待できる物もあります。
あまり小さい物は飲み込む心配があるので、犬の成長に合わせて買い替える必要があります。
思いっきり噛ませてもらえる好きなおもちゃがあれば犬はそちらに夢中になってくれます。
おもちゃで留守番をさせる
外が大好きな柴犬を室内でお留守番させる為にはいくつかの工夫が必要です。
まず、長い時間楽しめるおやつを与える事です。
犬用ガムは長く噛んでいられますが小さくなった物を飲み込んでしまう心配があります。
対策として、中におやつを詰めることができ、取り出すのに時間がかかるおもちゃをオススメします。
そこにフードやおやつを沢山詰めておけばすぐに出てこないので、長い時間楽しめます。
また、犬が慣れてすぐに取り出してしまうようなら難易度を上げられる知育おもちゃがあります。
中のフードやおやつを食べる為にあれこれ工夫して頭を使うのは犬にとって良いことなので、オススメです。
お留守番のストレスで物を破壊してしまう場合には、破壊してもよい物を与えます。
これが、2番目のダンボールの中にフードやおやつを入れて室内に置く方法です。
箱を破壊しストレスを発散、中から好きなものが出てくれば尚、楽しいでしょう。
ただしダンボールを食べてしまう心配がある犬には使えません。
その場合、犬をお留守番させる部屋には極力、物を置かない事です。
移動させるのが難しい場合はペット用の柵で囲んでしまいましょう。
柵は侵入されたくない場所に設置する事もでき、自立可能な脚付きのもの、ツッパリ棒タイプのものや収縮可能な物もあり、ペットショップやホームセンターで購入できます。
置きたい場所に合わせて最適な物を選びましょう。
柴犬を室内で上手に飼おう
このように外が大好きな柴犬を室内で飼うには、いくつかの工夫が必要です。
普段から犬と一緒に沢山遊んであげる事でストレスをためさせないことや、危険を予測して回避する事が大切です。
その為のグッズはペットショップやホームセンター以外でもペット専門のネットショップでも購入できます。
時間がある時にじっくり選べるので利用しない手はありません。
便利な市販品を上手く利用して、飼い主と犬が快適に過ごせる環境作りをしてみましょう。