ペットを飼うとき、やはり賢い動物だと、しつけもしやすくて好まれる傾向にあります。
知能指数が高い分、飼い主との交流もより深いものにしやすいですから、自分に慣れてくれる喜びも味わえます。
今回は、ペットとして飼える賢い動物をピックアップして紹介していきましょう。
犬
ペットとしての認知度も人気度も群を抜いて高く、知能指数が高い生き物と言えば、やはり犬は外せません。
記憶力も良いですし、判断力や情報処理の能力も優れているため、状況に応じた的確な行動を考えることができます。
過去の経験から学び取る能力にも優れているため、ペットしてのしつけもしやすいですし、ルールも学んでくれます。
そのため、トイレの位置やムダ吠えの防止、公共の場におけるルールなども、犬は徹底しやすいと言えるでしょう。
人にもよく慣れ、誠実な行動をとってくれることから、家族の一員として寄り添ってくれるペットが欲しい人にもピッタリの生き物となっています。
泣いている飼い主を慰めたり、ケンカを止めてくれたりするペットの犬もいるくらいです。
もちろん、犬種によってもその素質は異なってきますし、個体差も大きいです。
特に知能指数が高く、ペットとして親しまれやすいのは、ゴールデンレトリバーやドーベルマン、シェパードやボーダーコリーなどです。
愛らしい外見や癒しの雰囲気だけではなく、人間の言葉や表情を理解し、読み解いてくれることもあるでしょう。
猫
「人ではなく家につく」と言われるほど、自由気ままで懐かないイメージがある猫ですが、実はとても賢い生き物です。
放し飼いにされることも多く、勝手な行動が印象深いとされていますが、脳の作りは優れており、しつけもしやすいペットとして知られているのです。
室内飼いであれば、トイレのルールもしつけやすいですし、ルールづけをすればいたずらも減ります。
個体差や種類差もありますが、人に懐きやすいものも多く、教えれば芸が出来るようになることもあります。
犬ほど多芸ではありませんが、ペットとして従順かつ誠実な行動を実現する知性は十分だと言えるでしょう。
鳴き声の少ないロシアンブルーやペルシャ猫は、ペットとしての美しい外見人気も高いですが、知能指数も猫の中では特に高いことで知られています。
判断力が高く、記憶力もあるので、しつけもしやすいです。
また、アメリカンショートヘアーやシャム猫なども、実はとても頭が良いです。
警戒心もありますが、飼い主を判別し、甘えるときだけ声を出すなどの応用力も持っていますね。
オウム
鳥類の中でも、特に知能指数が高く、ペットとして飼われるシーンも多い「オウム」。
インコや文鳥よりはかなりサイズが大きい個体が多いですが、その分脳も大きく、様々な情報を記憶し、行動に移すことができます。
キュウカンチョウに代表されるように、鳥類は言葉を反芻する芸を覚えることが出来るものがいます。
オウムの場合は、名前の通り「オウム返し」をするだけではなく、言葉を認知し、コミュニケーションの道具として流用することができると言われています。
実際の動物学における研究では、覚えた言葉を状況に応じて使い分けるスキルは、人間の幼児程度のものを保有しているとも考えられています。
キーワードだけではなく、歌や踊りなどのよりハイレベルな芸も覚え込むことができます。
個体差はありますが、しつけもしやすいですし、広い環境さえあれば、美しい姿も合わせて楽しむことができるでしょう。
フクロウ
近年特に人気が高まっている「フクロウ」。
ペットとしてはもちろん、愛玩動物としてフクロウと触れ合えるカフェなども増加傾向にあります。
猛禽類は鳥類の中でも知能指数が高い方で、野生の状況で知り得た情報を的確に処理し、点滴から身を守るのに使用したり、エサを捕まえたりするのに流用することができます。
人間の個体差もある程度判断することができるので、飼い主を的確に見分けることができますし、懐かせることもできます。
サル
最も人間に近い哺乳類である「サル」も、ペットとしてはかなり賢い方に分類できるでしよう。
賢すぎるのでペットにするのは難しいと感じる人もいるくらいです。
飼い主のしつけ次第でその性格や行動が大きく変わって来るため、可愛いペットだからといって甘やかしすぎてしまえば、いたずらばかりする勝手な生き物になってしまうというわけです。
ペットにできる種類には規定がありますが、小型なものであれば、比較的チャレンジしやすいでしょう。
頭の良いペットと暮らす様々なメリットがある
いかがでしたか?知能指数の高いペットと暮らすことで、しつけもしやすいですし、よく懐いてくれる可能性が高まります。
ペットと飼い主の距離が、賢い動物ほど近づきやすいですし、絆も深まりやすいでしょう。
個体差や種類差などもあるので、それぞれの特徴をよく見極めて、あなたにとってより良いペットを見つけてください。