犬にみかんはあげてもOK。皮はあげてはダメなど注意点まとめ

犬にフルーツを与える時、最近ではとても気を遣うようになりました。

しかし、冬の味覚である「みかん」は犬に食べさせても良いフルーツの一つです。

そんなみかんでも、あげる時にはいくつか注意しなければならない点があります。

そこで今回は犬にみかんをあげる際の注意点をご紹介します。

みかんの皮は絶対に与えてはいけない

みかんは犬が食べることができるフルーツだと言われていますが、みかんなどのかんきつ類の皮は与えてはいけません。

というのも、みかんを含むかんきつ類の皮には犬が食べると中毒を起こしてしまう物質が含まれており、中毒を起こせば嘔吐や下痢を起こしてしまい、体が弱っていたり、子犬・老犬だったりすると命に関わってしまう可能性も考えられるからです。

そのため、みかんを犬に与える場合皮を剥いてから与えるようにし、また犬がゴミ箱などを漁って皮を食べてしまわないように注意しましょう。

同じく、みかんの葉も中毒を起こしてしまうので、柑橘系の木が近くにある場合も気を付けたほうが良いかもしれません。

みかんの薄皮も剥いた方が良い

みかんの果肉は犬が食べてもOKな食材ですが、みかんの薄皮は非常に消化の悪いものです。

人間でもみかんを食べ過ぎると消化できずにお腹を下してしまったり、そのままで排せつされたりすることもあるでしょう。

腸の長い日本人でも消化が難しいのに、もともとは肉食で腸の短い犬にはなかなか消化することができないのです。

消化不良を起こしてしまうとガスが発生してお腹の調子が悪くなったり、下痢などを起こしてしまう犬もいます。

そのため、みかんを与える際は犬が消化をしやすいように、薄皮から果肉を出してほぐして与えるようにすることをオススメします。

また、みかんについている白い筋は抗がん作用があると言われていますが、犬に与えてしまうと消化が悪いのでできるだけ与えないようにしましょう。

みかんの種は取り除く

柑橘系の皮や葉っぱには犬が中毒を起こしてしまう成分があるのですが、果肉の中にたまに入っている種にもその中毒を起こしてしまう成分が入っている可能性もあります。

ですので、犬にみかんを与える場合は種があるかないかしっかりとチェックしたうえ、種を取り除いて与えるようにした方が良いでしょう。

中毒症状は非常に怖いので、特に子犬や老犬の場合は気を付けてあげましょう。

あげる量は少量にする

みかんは非常に消化の悪い果実です。

そのため、犬に大量に与えてしまうと消化不良を起こしたり、時には下痢や嘔吐をしてしまうこともあります。

また、みかんを含むフルーツには「果糖」という成分が含まれており、その果糖を大量に摂取してしまうと犬にとっても良くありません。

ただ、みかんには豊富なビタミンCが含まれていて犬の疲労回復作用があり、またビタミンC以外のビタミンを豊富なため、犬にとっても嬉しい作用がたくさんあります。

また、美味しく食べれるのに水分が豊富で、脱水症状を防ぐこともできるのです。

一日におおよそ10~15グラム程が適量なので、毎日与えるのは良くないかもしれません。

犬は頭がよく嗅覚も優れているので、みかんが美味しいと知ってしまうと机の上のものをいたずらで食べてしまったり、みかんの香りがするみかんの皮をゴミ箱からとって食べてしまったりと、中毒を起こしてしまうような事故が起きかねません。

さらに、道端に柑橘類のものが落ちていると拾い食いをしてしまうかもあります。

ですのでみかんを与える際は少量にしておき、ビタミンなどを摂取するには他の果実や犬用のおやつなどで賄った方が無難です。

みかんは冷やさない

みかんは冷やして食べる人が多いかと思いますが、犬にとって冷たい食べ物というのは胃腸を冷やしてしまう原因になるのです。

胃腸が冷えてしまうと、胃腸の調子を崩してしまい下痢の原因になります。

さらに、みかんは消化が悪いので犬の胃腸への負担になってしまうのです。

ですので、犬にみかんを与える時には必ず冷えすぎていないかどうかを確認するようにしましょう。

オススメは手で触ってみて冷たいと感じない程度で、人間がみかんを食べているときに犬が横にいて与える場合は、薄皮を向いて小さくちぎっていれば、手の温度で冷えていたみかんが温くなるのでオススメです。

犬にみかんをあげる時の注意点を守ろう

みかんは犬に与えても良い果実ですが、注意点が多くあります。

特に中毒の危険もあるので、進んでみかんをあげる必要はないのかもしれません。

それでも、犬がみかんを気に入っているのであれば、たまにのご褒美に与えてあげましょう。