グリーンウォーターのメリットと作り方

最終更新日:2017年1月29日

屋外で金魚やメダカを飼っていると、いつの間にか水が緑色になってびっくり。

ということはありませんか。

これはグリーンウォーターと呼ばれ、魚の飼育にとても便利な水です。

そんなグリーンウォーターのメリットと、作り方をご紹介します。

魚が元気になる

グリーンウォーターの緑色は、大量の植物プランクトンの色です。

植物プランクトンは、金魚やメダカのエサとなります。

つまりグリーンウォーターの中で飼育すると、魚は常にエサに囲まれている状態のため、好きな時に好きなだけ食べることができます。

特に口の小さな稚魚にとって最適です。

人工飼料だと粒が大きくてうまく食べることができず弱ってしまうことがありますが、植物プランクトンは稚魚にも食べやすいため生存率を上げることもできます。

また、植物プランクトンを食べるミジンコも同じ水の中で発生しやすくなります。

このようにグリーンウォーターで飼育することにより、結果として天然の栄養豊富なエサを十分に食べさせることができるようになります。

人工飼料を減らしても、また数日間不在をしてエサが与えられなくても問題がないだけでなく、より元気に育てることができます。

水換えの頻度が減らせる

魚の排泄物には、魚の生育に有害になる窒素化合物が含まれています。

そのため水換えをして水質を保たなければなりません。

しかしこの窒素化合物を栄養源としているものがいます。

それは植物プランクトンです。

グリーンウォーターで魚の飼育をすると、魚の排泄物を植物プランクトンが栄養として消費してくれるため、結果として水換えの頻度を大幅に減らすことができます。

しかし完全に水換えをしなくていいというわけではありません。

濁って視界が悪くなりすぎたり、悪臭がするようでしたら、半分から3分の1ほどを新しい水と交換しましょう。

酸素が豊富

植物プランクトンは日光に当たると光合成を始めます。

光合成とは、植物が光のエネルギーを使って二酸化炭素と水からデンプンなどの炭水化物を作り出す働きのことです。

この時に酸素は「いらないもの」として排出されます。

そのため植物プランクトンが豊富にあると水中に酸素が豊富になり、魚の生育にも良い環境になります。

しかし日光の当たらない夜には、植物プランクトンは光合成を行わず呼吸をします。

呼吸は酸素を吸って二酸化炭素を排出する働きです。

ということは植物プランクトンが増えすぎると、夜間に魚が酸欠を起こし死んでしまう可能性もあるということです。

グリーンウォーターの様子をこまめに見て、色が濃くなりすぎる前に水を変えると良いでしょう。

グリーンウォーターの作り方

グリーンウォーターの作り方は、少しのコツさえ押さえればとても簡単です。

一番手軽なのは、水道水をバケツなどにためて日当たりの良いところに放置する方法です。

出来上がりには2、3週間ほどかかり、日照時間が少なく気温の低い冬場にはグリーン化しない場合もあります。

そのため早く確実に作りたい場合には、種水を利用する方法と生物を飼育する方法をオススメします。

種水とはこの場合、すでに出来上がったグリーンウォーターや市販の生クロレラのことです。

バケツなどに溜めた水のカルキを抜いた後、その体積の5%ほどの種水を混ぜ日当たりの良いところに置いておくと、うまくいけば数日間で全体がグリーンウォーターになります。

また生物を飼育すると当然排泄物を出します。

前述の通りこれは植物プランクトンの栄養源となるため、バケツの中にメダカなら2、3匹ほど入れておくだけで大幅に日数を縮めることができます。

グリーンウォーターの保ち方

植物プランクトン豊富なグリーンウォーターは、言わばそれ自体が生き物です。

そのため良い状態を保つために多少の手入れが必要になります。

まず、水槽に土や砂利などを何も敷かず、水草も少量にしましょう。

土や砂利などには、水を浄化させるプランクトンが発生します。

これらは水をキレイにする働きがありますが、グリーンウォーターを保つという意味では必要ありません。

水草にも同じように浄化作用があるため、多すぎるとグリーンウォーターを保てなくなります。

水の状態を観察しながらどのくらいの量が良いのかを見極める必要があるでしょう。

またグリーンウォーターの状態は日々変わっていきます。

そのため毎日の観察が必要です。

理想の色は緑茶のような色と言われていますが、抹茶のように濃くなってきたら植物プランクトンの増えすぎです。

水を足したり半分から3分の1を交換したりして魚の窒息を防ぎましょう。

また、水の色が茶色くなることもあります。

この場合は水質が悪化している証拠で、放置しても緑に戻りません。

数日間かけて水を少しずつ変えながら様子を見ます。

日光の量が少ないと茶色になることがあるため、飼育環境も見直すと良いでしょう。

メリットがいっぱいのグリーンウォーター

魚の健やかな生育にもってこいのグリーンウォーターは、飼い主にとってもメリットが多いということがお分かりいただけたかと思います。

日々刻々と表情を変えていく様子は、観察しているだけでも知的好奇心を刺激してくれるはずです。

魚の飼育と同じくらい奥の深いグリーンウォーター作りに、楽しみながらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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