メダカは熱帯魚の中でも比較的簡単に繁殖させることができる魚として知られています。

一匹一匹は小さくても、たくさんのメダカを群泳させるのは楽しいものです。

そのために繁殖を試みる人も多くいるでしょう。

メダカの繁殖のために、そのオスメスを見分けることは基本中の基本になります。

今回はそのためのコツやポイントを紹介します。

見極め方のポイントはヒレ

メダカのオスメスで体に観られる違いはいくつかあります。

例えば、オスの方が体高が高いとか、目や鼻の周辺の色素にも違いがあったりします。

しかし、そうした違いはほんの些細なものです。

素人目には個体差とも思えてしまうので、初心者にはなかなか見分けがつかないものです。

一般的に最もわかりやすい違いというのは、ヒレの形状の違いです。

わかりやすいといっても、注意して見なければ、どれも同じように見えるかもしれません。

しかし、ポイントを押さえておけば、その違いが目につくはずです。

じっくりと水槽のメダカのヒレを観察してみてください。

ヒレのおさらい

さて、メダカのオスメスの見分けには、ヒレの違いに注目すればよいのですが…ここで、魚にあるヒレについて、少しおさらいしておきましょう。

メダカの身体にあるヒレは全部で5箇所です。

エサのすぐ後ろにあるのが胸ビレ、そして背中にあるのが背ビレです。

お腹の部分には、前の方に小さな腹ビレ、そして、お尻の方へと長く伸びる尻ビレがあります。

それから、いちばん後ろにあるのが尾ビレです。

メダカのオスメスの見分けで注目するのは、この中の背ビレと尻ビレ、そして尾ビレです。

どのヒレがどの位置にあるのか、イメージできたでしょうか。

メダカの背ビレで見極める

メダカの背ビレには、オスメスではっきりとした違いがあります。

この背ビレの違いがいちばんわかりやすい見分け方ではないでしょうか。

オスのメダカの背ビレには、後ろの方に切れ込みが入っています。

一方、メスの背ビレには切れ込みが存在していません。

また、微妙な違いではありますが、オスの方が背ビレが少し大きくなります。

同じように尾ビレも、若干オスの方が大きいと言われています。

知らずにいると、この背ビレの切れ込みも、「そういうものかな」と思ってしまいますよね。

しかし、この背ビレの切れ込みは、オスメスを見分けるための決定的な違いだったりします。

メダカの尻ビレで見極める

尻ビレにもオスメスで若干の違いがあります。

しかし、これはオスメスを交互に見比べて気付くくらいのものかもしれません。

一般的には、メスに比べてオスの尻ビレの方が、長く大きくなっています。

オスの尻ビレがとてもはっきりとした存在感があるのに比べ、メスの尻ビレはコンパクトに見えます。

意識してみると、この尻ビレの大きさは明らかに異なっています。

しかし、そうでなければ、この尻ビレの大きさも個性のように思えてしまうでしょう。

また、オスの尻ビレは先端が少しギザギザしているように見えます。

しかし、このギザギザは本当によく見ないと気が付かないので、初心者にはわかりにくいかもしれません。

メダカの尾ビレで見極める

尾ビレの形や大きさも、オスとメスでは違っている部分です。

尾ビレはヒレの中でも大きく目立つので、なんとなくその違いに気付くこともあります。

オスのメダカの尾びれは、少し大きめでひし形のようになっていて、少し長さがあります。

それに対して、メスの尾びれは台形に近く、先端の長さがそろっています。

尾ビレの形も、見慣れてくると、なんとなくオスメスの見分けが付くようになります。

このように、メダカのオスメスの違いは、ヒレの部分に顕著に表れています。

簡単に言ってしまえば、オスの方がヒレが全体的に大きく、立派なヒレを持っているといえるでしょう。

これは、交尾のときにメスを包み込むためだと言われています。

メダカの口の向きで見極める

メダカのオスメスの見分けには、ヒレの形を見るのがいちばんわかりやすいです。

そのため、ここまでヒレの形や大きさの違いについて、詳しく紹介してきました。

しかし、それ以外にも、口の向きにもオスとメスで違う特徴があります。

本当に僅かですが、オスのメダカの口は少し上向きになっています。

小さなメダカの、そのまた小さな口なんて、「そんなに違いがあるのか?」かと思うかもしれません。

実際に、本当によくメダカを見ていなければ気が付かないでしょう。

しかし、熱帯魚ショップの店員さんや、メダカの繁殖もベテランになると、この口の向きでオスメスがわかると言います。

メダカのオスメスを調べてみよう

自宅の水槽でも、簡単に繁殖のできるメダカ。

色々な目的で多くの人が繁殖を楽しんでおり、熱帯魚を飼う醍醐味の一つとも言えるでしょう。

オスメスをいっしょの水槽に入れてあげるのは、繁殖を志すのであれば基本中の基本になります。

もちろん、見分けがしっかりとついて、ちゃんとペアを作ってあげないとうまくいきません。

ぜひこの見分け方を参考に、繁殖にも挑戦してみてくださいね。