メダカは屋外飼育できます。

メダカが卵を産んだので稚魚を屋外で育てたいという人もいるでしょう。

メダカの稚魚を屋外飼育したい時、どのようなことに注意をすれば良いでしょうか。

ここで注意点をいくつかあげていきます。

メダカの屋外飼育は動物の侵入に注意する

メダカの稚魚を屋外飼育する際は、外からの動物の侵入に気をつけることが大切です。

特に一軒家やマンションの一階に住んでいると、庭やベランダから動物が侵入することがあります。

対策としてフェンスにネットをつけることです。

簡単につけられるものがホームセンターなどでに売っています。

この際飼育ケースがある場所だけネットをつけても、別の場所から侵入することもあるので必ず全体につけるようにしましょう。

またマンションの二階以上であっても、カラスには注意が必要です。

カラスはフェンスのネットだけでは防ぐことはできません。

メダカの稚魚は適度に日光に当たった方が良いので、日光を遮らないように金網のふたをかぶせるのも良いでしょう。

直射日光に当たらない場所でメダカの稚魚を飼育する

メダカは比較的高水温に耐えて生きていけます。

でも稚魚はカラダが小さくて弱いので、極端な高水温には注意が必要です。

水温が35℃以上にならないように管理しましょう。

そのため夏場は稚魚を飼育しているケースを、直射日光を避ける場所に置くことが大切です。

直射日光に当たる場所に置いていると、夏場はあっという間に水温が上昇します。

ついたてを置いたりすだれを設置することで、陰を作ることができます。

また飼育ケースを軒先に置くだけでも違います。

稚魚は成魚よりもデリケートなので、夏場は水温のチェックを適度に行いましょう。

大きな飼育ケースでメダカの稚魚を飼育する

メダカの稚魚を屋外飼育する際は、できるだけ大きな飼育ケースを使用すると良いでしょう。

大きな飼育ケースで飼育をすることで、水質や水温を管理しやすくなります。

メダカが稚魚のうちは水換えはできるだけしない方が良いです。

稚魚は成魚よりもずっとデリケートなので、水換えをするだけでもダメージを与えてしまうことがあります。

稚魚ということで余計に水質の悪化を心配しがちですが、大きな飼育ケースにすることで、それだけ水の量を多めにすることができます。

また暑い日でも水の量が多いことで、水温上昇を緩やかにすることができます。

雨や風に注意してメダカの稚魚を飼育する

メダカの稚魚を屋外で飼育する際、雨や風といった天候も考慮する必要があります。

少しの雨や風であれば問題はありませんが、大雨が降ったり風が強い日は飼育ケースの水があふれる可能性があります。

特に雨の日が続く梅雨や台風の多い時期には注意が必要です。

水が増水してあふれてしまうと、稚魚たちが外に出てしまいます。

よって雨風対策も重要になってきます。

直射日光を避けるのと同様、ついたてをすると雨風を防ぐことができます。

また稚魚を屋外で飼育する際、水の量が多いことで水質の悪化を防いでいけるのは確かです。

でも極端に水を入れすぎてしまうと、雨や風の影響を受けやすくなるので水量もよく考慮することが大切です。

メダカの稚魚にはエサをしっかり与える

メダカの稚魚は産まれて3日くらいまでは、自分の栄養で育っていくのでエサを与える必要はありません。

でもその後はしっかりとエサを与えていくことが大切です。

稚魚はエサが足りないことで死んでしまうことが多いのです。

稚魚のエサとしてグリーンウォーターを使っていくのもオススメです。

グリーンウォーターのプランクトンが稚魚のエサになるからです。

グリーンウォーターを使っていくことで、稚魚がしばらくエサを食べていくことができます。

グリーンウォーターを作っていなければ、稚魚用のエサも市販されているので活用しましょう。

稚魚の口はかなり小さいので、エサをすりつぶしてあげても構いません。

エアレーションやフィルターを使用しない

メダカの稚魚を屋外飼育する際、エアレーションは使わないようにしましょう。

メダカはもともと水の流れに弱い魚です。

稚魚はさらにデリケートで、エアレーションによる水流だけでも悪影響を及ぼしてしまいます。

また飼育ケースのふたをしっかり閉めたり、グリーンウォーターが強くなり過ぎると酸素不足になるので注意が必要です。

エアレーションを使用せずに酸素をしっかり確保する環境を整えましょう。

またフィルターも必要ありません。

稚魚はかなり小さいので、フィルターを使用するだけでも吸い込まれる恐れがあります。

よって水質は大きめの飼育ケースの利用や、水の量などを調節することで管理していくようにしましょう。

メダカの稚魚を屋外飼育する注意点を理解しよう

メダカの稚魚は屋外飼育の方が育ちやすいと言われています。

適度な日光に当たることでぐんぐん成長していきます。

でも稚魚は成魚よりもカラダが小さくて弱いため、適切な管理が大切です。

事前に稚魚の知識や屋外飼育の注意点を理解しておきましょう。

産まれた稚魚たちが元気に育っていけるように、しっかりと世話をしていきましょう。