メダカが稚魚な時の水換えのポイント

メダカが稚魚な時の水換えのポイント3つ

最終更新日:2015年10月11日

卵の時からお世話をして、ようやく誕生したメダカの稚魚。

その小さな見た目から別名、針子とも呼ばれ、まだ弱弱しく上手に泳ぐこともできません。

この時期の稚魚はとてもデリケートで、特に生まれてからの2週間は、色々なことに気を付けてお世話をしてあげないと、せっかく孵化した稚魚も無事に成魚になる確率が低くなってしまいます。

小さなメダカにとって水質は生きていくための全てです。

水替えも些細なことでも命に関わってくるので、慎重に行う必要があります。

そこで、メダカの稚魚がいる水槽での水換えのポイントについてご紹介します。


1.飼育環境・温度・水槽の大きさ

メダカには水に逆らって泳ぐという習性があるため、成魚の場合でも強いエアーレーションをすると健康な個体であっても体力を消耗し、次第に弱ってしまうことがあります。

稚魚の場合はなおさらで、まだ泳ぎもおぼつかないため弱い水流でも体力を消耗してしまいます。

水換えので古い水を取る際、新しい水を加える時にもゆっくりと優しく作業してあげることが大切です。

また、水を継ぎ足す際にはきちんと温度を合わせてあげる必要があります。

温度の違いはメダカにショックを与えてしまうので、少量の場合は使用中の水槽に浮かべて温度を合わせるなど、できるだけ同じ水質を保つように心がけましょう。

なお、水温は25度前後が理想的とされていますが、メダカの種類によっては少し高めの方が良い場合もあります。

メダカを飼育するにあたって必要な水槽の大きさは、一般的に1匹に対して1リットルが目安とされていますが、稚魚の場合はここまで広い環境は必要ありません。

目で見て密集していない程度であれば、少し成長するまでの間孵化した時とと同じ容器で飼育することは可能です。

屋外でグリーンウォーターで育てている場合も濃度が濃くなり過ぎないよう注意し、時々水を足してあげるようにしましょう。

稚魚のうちは、水中に潜んでいる昆虫なども天敵となるので気を付けてあげましょう。

水槽の大きさに関わらず、水質の悪化は稚魚に影響するためこまめに少量ずつ行うようにしましょう。


2.水換えの頻度と分量

生まれたばかりの稚魚は環境の変化にとても弱いため、できるだけ安定した水質で飼育してあげましょう。

気温によっても水換えの頻度は変わってきますが、夏場は週に1回、涼しい時期であれば2週間に1回が目安です。

水温の高い時期であれば、稚魚の活動やエサを食べる量も増えるため、それに伴い水質が悪化する速度も早まります。

これはあくまで目安となる頻度であって、それ以前に水の濁りや汚れに気が付いた場合は、水質の変化よりも環境の悪化が原因で病気になることがあるので少量づつ交換してあげましょう。

交換する水の分量は多くても3分の1までとし、市販のポンプを使って水槽内の水を吸い取る際には稚魚が巻き込まれないよう、先端にガーゼを巻くなどして注意しましょう。

砂利の吸い込み予防に網目状になっているポンプもありますが、小さな稚魚はその隙間でさえ吸い込まれてしまう恐れがあります。

十分に気を付けましょう。

3.油膜ができてしまったら

稚魚を飼育中の水槽では、時々水面に薄く広がる油の膜のようなものが現れることがあります。

これは油膜と呼ばれるもので、食べきれなかったエサや浮遊性のバクテリアが原因でできてしまいます。

稚魚に害を与えるものではありませんが、見た目に悪いことと、酸素が通らず酸欠になったりうまくエサが食べられない原因になったりするため、気が付いた時に除去してあげる必要があります。

屋外での飼育や成魚の場合はエサを食べる時や、泳ぎの振動で水の表面が動くため、あまりできることはありませんが、動きの少ない稚魚の水槽では起こりやすい現象です。

頻繁に油膜ができてしまう原因はエサの量が多いことが挙げられます。

食べきれずに残ってしまったエサに含まれる油分が水面に広がってしまうのです。

そのため、エサはきちんと食べきれる量を見極めてあげる必要があります。

また、エサを市販の粉状の飼料から天然飼料に変えるという方法もあります。

残念ながら飼育中に死んでしまった稚魚も油膜や水質悪化の原因になるため、早めに取ってあげましょう。

できてしまった油膜はスポイトなどで吸い取るか、またはキッチンペーパー、ティッシュペーパーなどを水面に近づけそっと浸してとれば簡単に除去できます。

市販されている油膜取りを使用するのもいいでしょう。

メダカの稚魚がいる時でも丁寧に水槽の水換えをしよう

基本的にエサは一度に与え過ぎず、水質をキレイに保つよう心がけましょう。

生まれてから数週間は1番手間のかかる時期ではありますが、日々成長していく姿を観察するという成魚とはまた違った楽しみがあります。

これらのことに気を付けてお世話を続ければ、初心者であっても孵化した稚魚のうち半分以上を成魚にできることでしょう。

メダカの寿命はあまり長いものではありませんが、人間の手で大切に育てることで少しでも長生きできる環境を作ってあげましょう。

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