メダカが卵を産まない時の原因6つ。メダカが産卵できる環境を作ろう

メダカを飼っていて楽しいことの一つにあるのは、やはり産卵してその稚魚を育てていくことですよね。

大体4月から10月くらいまで産卵が行われます。

しかし、稀に産卵しないということがあります。

そこで、メダカが卵を産まない時に考えられる原因についてご紹介します。

水温

メダカは大体20度前後から産卵を始めます。

住んでおられる場所、またはそのときの気象条件にも左右されますが、大体4月くらいから始まります。

もし心配であれば、温度計を設置して日々確認してみることをオススメします。

もし温度が低いのであれば、ヒーターを設置して産卵を促すことも出来ます。

高すぎるのであれば(春の時期はないと思いますが)日差しを考えたり、専用のクーラーを設置することも出来ます。

日差し

メダカはある程度日光に当たった方が、より元気に育ちます。

しかし日の当たるところにおいて置くと、どうしても水温が高めになってしまうこともあるので要注意です。

夏場などは特にすだれなどをして対策を取ると良いでしょう。

観賞用に飼う場合は、薄暗くなってしまうとやはり産卵するのも少なくなります。

その場合はぜひ照明を使って明るさを確保することをオススメします。

照明を使う場合、約8時間から10時間ほど照らすならより産卵しやすくなります。

タイマーなどを使うととても便利です。

メダカの固体数

メスに対してオスの数が少ないと、産卵が難しくなることがあります。

お店で買ったときに10匹か15匹程度飼うと大体産卵してくれますが、気になる方は個体数を確認してみてください。

オスの方が多いと、やはりよく産卵してくれます。

しかし、まずはオス10匹とメス10匹入れてあれば十分です。

どうしても産卵させたい場合は、オスがメスを追い掛け回して交尾したり、産卵を促したりする必要がありますので、オスの数がある程度必要になってきます。

または好き嫌いもあると思いますが、うまくペアリング出来ないという可能性もありますので、ある程度多めに入れておけば間違いなく産卵してくれるでしょう。

入れ物の大きさ

産卵を促すのには、オスがメスを追い掛け回す必要があります。

ですから、もし入れ物が大きすぎるとうまく追いかけられなくて産卵が出来なかったりする可能性もあります。

入れ物に対してどのくらいのメダカを入れているかも考慮してみましょう。

約1Lに対して1匹の目安で入れてみてください。

45cmの水槽だと約32L、60cmの水槽だと約65Lほど入ります。

それぞれの水槽に合わせてメダカを入れてみてはいかがでしょうか。

メダカのえさ

やはり産卵にはそれなりの体力や栄養が必要になってきますので、エサの上げ方や栄養素も考えることは大切です。

外で飼育していると自然と水に栄養が行き渡り、メダカの健康を維持することは容易です。

しかし、室内で買っている場合、ある程度健康を維持するために気を配る必要があります。

産卵にはやはりそれなりの栄養が必要になってきますので、えさは忘れずに与えるようにしましょう。

一日に2回か3回で食べきれる量を与えるようにしてください。

食べ切れなかったものは水質を悪くしてしまうので気をつけてください。

最近では、産卵繁殖用のえさというのも売られています。

やはりよく考えられているようで、メダカの食いつき方が違います。

そちらを試してみるのも良いかもしれません。

またもうひとつの方法は、生エサを与えてみることです。

ミジンコなどの微生物もネットなどで探すと簡単に手に入れることが出来ます。

喜んで食べてくれますよ。

他にも、熱帯魚屋さんなどに行くと生きた糸ミミズなどが売られています。

時々あげててみるとすごく食いつきますし、体つきや色も良くなります。

ただ、この生エサは水質がすぐ悪くなってしまうので、毎日やることはあまりオススメしません。

ほんとに時々上げる程度にすることをオススメします。

糸ミミズは買うと結構な量で売っているので、糸ミミズも管理できるような入れ物も購入しておくと後々便利かもしれません。

産卵する環境

メダカは卵をどこかに貼り付けるようにして産み付けますので、産み付けていても気づかないうちに食べられてしまっている、ということも考えられます。

そのために産卵する環境を考えるのは必要なことです。

よく見かけるのは水草ですよね。

卵を産み付けるのには最適ですし、見えにくいので食べられにくくなります。

見た目で選ぶのもいいですが、生みつけられた後のことも考えて水草を選ぶのも良いでしょう。

産み付けられた卵をそのまま放置して自然に任せて飼育することも出来ますが、卵を採取して別の水槽に入れて大切に育てることも出来ます。

その際には、ホテイアオイのような水草ならとてもよく卵を産んでくれますし、毎日持ち上げて確認することも容易です。

また、水草でなくてもシュロの皮を上手に縛って浮かせておき、そこに生ませるという方法があります。

メダカが卵を産まない原因を見つけよう

メダカの産卵は、環境さえ整ってしまえば、あとは簡単にできてしまいます。

しかし、その環境づくりが意外と難しい場合もあるので、やりがいと思って、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。