メダカを入れた水槽の水換え方法

最終更新日:2016年8月20日

メダカの水換えの基本は、他の魚や金魚とそれほど大きくは変わらないものです。

メダカ特有の事情をふまえるとより上手に安全に水換えできます。

室温・常温で飼育されるのがメインの魚なので水換えも簡単に思えますが、

やはりそこでひと手間かけてあげることがとても大切です。

1.メダカの水換え頻度と量

メダカの水換えは、2週間毎に1/3~1/4程度が目安です。

四季により活動量が変化しますので、夏場などは水が汚れやすくなります。

最大では1週間ごとに1/3程度まで行います。

冬は頻度が低くて大丈夫です。

鉢などを使っていると、時に換える水の量が把握しにくくなります。

魚を飼う前から、あらかじめ量をよく把握しておきます。

屋外飼育での冬季、メダカが冬眠のような状態になっている場合は、水換えは行いません。

また水草が繁茂した水槽に少数のメダカがいるような飼い方と、

ほとんど何もレイアウトがない中に多く飼っているようなケースでは、

後者の水換え頻度はどうしても高めになります。

目安量・頻度を超えないと水が明らかに汚れる状況では、

水量に対してメダカの数が多すぎるか、フィルターなどが上手く働いておらず不適切な状態です。

水換えは重要であると同時に、リスクも必ず伴う行為、頻度・量が過ぎてはならない行為です。

水質が変わるのはもちろん、水に存在するバクテリアを死滅させたり一時的に少ない状態を作ってしまうからです。

フィルターや水草がある場合、水換え頻度・量の目安に則りつつも、少しずつ頻度・量を減らしてみることは可能です。

逆の方向(もっと水換えできないか)では考えないことです。


2.水を用意する

水道水の塩素を中和します。

2-3日汲み置きするか、カルキ抜きを使います。

メダカを室温で飼っている場合は、同部屋にバケツ等を自然に放置しておくことで水槽の温度に合ってきますのでそれを待ちます。

「水道から出てきた水をカルキ抜きで中和し、直ぐ使う」等はNGです。

保温しているときであれば、可能なかぎり同じ温度とします。

バケツ等でもヒーターを使うか、ぬるま湯を冷ましていき適温になった所で使う方法があります。

通常は必要ありませんが、井戸水などきわめてPHの高い(低い)水を使う場合では、

バケツの水を何日か放置してPHを下げたり、

サンゴ砂を入れたバケツでPHを高めたりして水を弱酸性~弱アルカリ性とします。

急ぎの場合は薬剤を使うなどします。

3.水を抜く

水換え用ホースを使い、水を抜いていきます。

ホース先端で底床の掃除を行えるものもあるので適宜利用します。

小さな魚なので、水換え用ホースは小さい魚を吸い込まない観賞魚用のもの(先端が網になっている)を使います。

この先にストッキングや、何か布地を付けるのも有効です。

キメの細かさで魚を吸い込まなくなるだけでなく、水流が弱くなります。

また水を抜くホースは、小型水槽ではエア用チューブのような細いものもメダカに優しく利用できます。

軽く端を口で吸って呼び水し、サイフォンの原理等で水が抜けます。

ただし、布類は一度真水でていねいに洗っておき、魚専用にして使います。

思わぬ成分に注意するためです。

メダカで特に気をつけたいのは、繁殖が起きやすいことです。

水換え前には稚魚・幼魚がいないかよく確認します。

ホースで吸い込んでしまっては大変です。

小さな水槽ならプラケースで水をすくうとか、稚魚・幼魚を隔離するなどします。

卵にももちろん注意します。

また、隔離する場合稚魚・幼魚は水温・水質変化に弱いため、必ず「今の水」を張った場所に移動させます。

成魚で移動が必要な場合でも可能な限りそうします。

また稚魚・幼魚のメダカの移動ではコップや小型プラケースで魚体に触れずにすくい、

「網」は可能な限り使わないようにすると、接触でのキズ発生~病気発生を防げます。


4.水を入れる

ホースやプラケースなどでゆっくり水を入れます。

それほど焦る必要もないので、小型水槽ではコップ等を使って時間をかけて水を入れていくとより丁寧に行なえます。

また皿などを使って注ぐ水の水流をおさえてやると魚にも水槽環境全体にも優しくなります。

一気に水を入れる行為はレイアウトをこわしたり魚を脅かすだけでなく、水質の急激な変化を招きます。

たとえ水質がきわめて近いという時でも、水を急に変えるのは魚飼育で大きなリスクとなります。

「水を抜く」ことは水質の変化ではありませんが、「新しい水を入れる」ことは水質の変化です。

これを考えてゆっくりと。もちろん温度変化は最小限にとどめます。

5.大掃除感覚は禁物

他の魚飼育にもいえますが、良く学ばない人がやってしまいがちなミスが、

「一気に水を全部取り換える」、「水換えと同時にフィルターも洗い、底床も取り出して一気に洗う」といった行為です。

水・水槽は「大掃除」とか人間の「お風呂」のような感覚でメンテナンスしてはいけません。

一気の水換えでは水質が急変しますし、仮に水質が近くても「濾過バクテリア」がいなくなってしまいます。

換水とフィルター掃除は同時に行ってはいけません。

まして底床までも同時に丸洗いしたのでは大変です。

メダカは丈夫ですが体は小さいので、やはり大きな魚よりは環境変化に弱い面を持っています。

「一気」の行為は、水に有害な薬品をこぼしたなど止むを得ないときだけとします。

水槽があまりにも汚れ、どうしても水槽を丸ごと洗いたい場合では、

できれば一旦サブの水槽(バケツやスチロール、プラケースでも良い)にメダカや他の生物を避難させ、

洗った水槽の水・環境が十二分に落ち着いてから戻します。

小さなメダカならこのようなことも極端な手間や費用がかかりません。

メダカの水換え方法のコツを知ろう

水温を合わせ、2週間に1度1/3~1/4を取り換えることを目安・ベースに、

「やり過ぎない」方向で取り組むのがメダカの水換えです。

稚魚や幼魚に気をつけることもメダカ水換えで重要です。

メダカは丈夫ですから多少ベストから外れた水換えをしていても、何とか生きてはくれるかもしれません。

しかしより元気に美しく泳いでもらうためには、

水温はもちろん水質変化に気を使った「ゆっくりめ」で「静かな」水換えが大事です。

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