メダカがかかりやすい病気

メダカがかかりやすい病気5つ

最終更新日:2015年10月10日

色鮮やかな金魚もかわいいですが、素朴で愛らしいメダカに心惹かれる人も多いようです。

丈夫で飼いやすいと言われるメダカですが、水質や水温などが急激に変化すると病気になってしまうこともあります。

今回は、メダカがかかりやすい病気についてご紹介します。


1.水カビ病気(綿かむり病)

・症状
口、頭部、ひれの表皮にカビが生えたかのように菌糸が繁殖して、細胞を破壊します。

症状の悪化とともに傷口が大きくなり、別名、綿かむり病と言われるように、白い綿が付着しているような状態になります。

そのまま放っておくと、感染症を起こす可能性があります。

・原因
この病気の原因となる真菌類は飼育水の中に常時存在しますが、メダカが健康なときは寄生しません。

メダカの体調が悪かったり、他の病気にかかっていたり、外傷があったりすると、傷口や患部に菌糸が繁殖して症状が進行します。

水温が高め(27~29℃)だと、繁殖しにくくなります。

・治療法
水槽内の他のメダカに感染しないように、病気のメダカのみ隔離し、薬浴をさせます。

マラカイトグリーン、グリーンF、メチレンブルーなどで薬浴をするか、または塩水浴(濃度1%ぐらい)をします。

水温は高め(27~29℃)に維持してください。

1週間ぐらいで水換えをして、再び薬浴または塩水薬をします。

水カビ病にならないためにも、メダカの体表に傷がつかないように飼育することが重要です。


2.白点病

・症状
「白点」という名前のとおり、1mm程度の白いポツポツが体表にあらわれます。

放置しておくと、やがて全身が白点で覆われます。

白い点が目立つので発見しやすいのですが、えらに寄生した場合は、外側から見ただけではわかりません。

水槽の底でじっとしていたり、餌を食べなくなったりしたメダカには注意してください。

・原因
白点虫と呼ばれる原生動物の繊毛虫(イクチオフチリウス・ムルチフィリス)が、えらや体表に寄生することによって発症します。

水質や水温が急に変化し、体調が悪くなったときになりやすい病気です。

・治療法
市販のグリーンF、グリーンFクリアーなどの薬、またはマラカイトグリーンやメチレンブルーなどの色素剤で薬浴をします。

水温は28~30℃ぐらいの高温にしておきます。

薬がない場合は、応急措置として濃度0.5%の塩水浴をします。

この病気は繊毛虫が表皮の中に入り込んでしまうため、薬浴をしても、すぐに効果が出てくるわけではありません。

また、あっという間に病気が広がってしまうため、対応が遅れると、水槽中の魚を全滅させる可能性があります。

常時、白点病の薬を用意しておくようにしてください。

3.尾ぐされ病

・症状
尾ひれの先端が裂けてしまったり、穴があいたりして壊死します。

そのままにしておくと症状が進行し、徐々に尾ひれが短くなります。

泳ぎ方の異変に気がついて、そういえば尾ひれが短くなっていると思ったときは、かなり危ない状態です。

尾ひれのつけ根の筋肉まで壊死してしまうと、ほとんど助かる見込みはないでしょう。

・原因
過密飼育によるストレスや水質の悪化でメダカが体調を崩し、抵抗力が低下した状態であるときに、病原細菌のカラムナス菌が寄生することによって発症します。

水槽の水を大量に替えたり、水槽を新しく立ち上げたときは注意が必要です。

まだ生物濾過が十分でなく、適切な水質ではないので、体調が良くないメダカは菌に感染しやすい状況にあるからです。

・治療法
水槽内の他のメダカに感染しないように、病気になったメダカを隔離して、ニューグリーンFやグリーンFリキッドで薬浴をします。

病気が発生した水槽の水は全部捨てて、水槽内をキレイに掃除してください。

薬浴中はエアレーションを行ってください。

1日目は餌を与えないほうがいいでしょう。

1週間ぐらい薬用をして様子を見てください。


4.転覆病

・症状
ダルマメダカに発症しやすい病気です。

浮き袋の異常でお腹が膨らんで、お腹を上にした状態で水面に浮くようになります。

水中へ泳いで行きたいのに行けず、横転したりします。

お腹が水面に出ているので、別の感染症を併発する場合もあります。

・原因
まだ、はっきりした原因はわかっていませんが、水温の低下や消化不良で発症することが多いです。

遺伝病の可能性もあり、ほとんどの場合、治癒が難しい病気です。

・治療法
病気になったメダカを隔離し、2週間ぐらい濃度0.5%で塩水浴を行います。

水温は25℃以上が良いと言われています。

また、餌を控えめにするか絶食させます。

消化不良になるのを防ぐために、日ごろから餌を与えすぎないように注意してください。

5.松かさ病

・症状
初期の段階では一部の鱗だけが立った状態なのですが、症状が進行すると、鱗全体がささくれ立って松かさのようになります。

初期の状態では治る見込みがありますが、全体に広がると非常に難しくなります。

・原因
エロモナスという細菌に感染して発症すると言われていますが、実際のところ、はっきりした原因はわかっていません。

エロモナス菌は常時存在し、水が汚れたときに大量に増殖し、メダカが体調を崩しているときに水質が悪化すると感染しやすくなります。

・治療法
感染力はそれほど強くないので、1匹が感染したからといって、すぐに他のメダカにも広がる恐れはありませんが、感染したメダカは隔離し、グリーンFゴールドなどで薬浴させます。

また、もとの水槽の環境も改善します。

水替えをして、水槽内の器具、ろ材、底砂などを徹底的に掃除してください。

この病気では、水質管理がポイントとなります。

普段からメダカが病気にならない環境を作ることが大切

もともとメダカは丈夫な魚です。

しかし、病状が悪化してしまうと、治癒はかなり難しくなります。

病気を予防するためにも一番大切なのが水質管理です。

丈夫なメダカも汚れた水ではすぐに病気になってしまいます。

定期的に水替えを行い、底のごみを取り除き、器具などもこまめに掃除するようにしてください。

また、餌の与えすぎには注意し、個体密度もあまり高くならないようにしましょう。

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