タニシの繁殖方法。タニシを増やしてみよう

最終更新日:2017年1月29日

恐らく誰しもが知っているであろう巻貝の「タニシ」は、昔から日本の水辺であれば何処でも見られる程良くいる生き物です。

最近ではコケ取り用として水槽に導入するアクアリストが多くいます。

タニシは丈夫でコケ取りや食べ残しの掃除能力も高いため、重用されています。

ここでは初心者でも簡単にできるタニシの繁殖方法をご紹介します。

タニシを大型魚と一緒に飼育しない

タニシは様々な魚と混泳ができる貝ですが、繁殖を目的とする場合には大きな魚と一緒に飼育するのは止めましょう。

特にフナや鯉と一緒に飼育するのは危険で、多くの場合タニシが食べられてしまいます。

タニシの繁殖を目的とする場合は、一番良いのが単独で飼育することです。

しかしいくら繁殖のためとはいえ、タニシだけを水槽で飼育するのは地味ですし、見ていてつまらないので、小型魚と一緒に飼育をオススメします。

一緒に飼育するに当たってオススメなのは「グッピー」や「ネオンテトラ」等の小型で温厚な魚です。

タニシは丈夫な貝ですが、小さいうちは魚に突かれて死亡してしまうことも多いので、できるだけ温厚な種類の小型魚と一緒にするようにします。

汚い水ではタニシを飼育しない

タニシはドブ川のような汚い水場でも容易に生きていける丈夫さと、環境への高い適応能力があります。

しかし生まれたばかりの赤ちゃんタニシは、汚い水で飼育すると死亡率が高くなります。

特に腐敗臭のするような汚い水での死亡率はかなり高いといいますので、最低でも並みの魚が飼育できるような水質は保つ必要があります。

タニシを飼育する上で最も良いとされるのが「グリーンウォーター」です。

グリーンウォーターとはビオトープ等でよく見られる緑色をした水の事で、グリーンウォーターには植物性プランクトンが大量に含まれております。

グリーンウォーターに含まれる植物性プランクトンはタニシにとって恰好のエサになります。

特に生まれたばかりのタニシにとっては必要な栄養が含まれたエサになりますので、繁殖を考えるのであればグリーンウォーターを用いるのが良いでしょう。

水草を育てる

タニシは雑食性で、コケ以外にも市販の魚のエサや、水草などをよく食べます。

そのため、タニシを繁殖させるためには水草が豊富に育つ環境でなければなりません。

水槽でタニシを飼育する場合は、少し細かい砂を厚めに敷いて、水草をしっかりと植えるようにします。

細かい砂を厚めに敷くと、根が張り易くなるからです。

また水槽用のライトなどを使用するようにすれば水草も良く育ちます。

タニシはこれといって好き嫌いをすることがないので、どの水草を植えても良いですが、オススメなのは「アナカリス」です。

「アナカリス」は別名を「キンギョソウ」ともいわれる水草で、アクアリウムの世界ではとてもメジャーな存在です。

基本的にどの熱帯魚ショップでも取り扱っていて、価格も非常に安価です。

またアナカリスは水草の中でも1、2を争うくらい丈夫で育てやすく、ライトも無しに、何もせずに放置しておいても育つくらい生命力の強い水草です。

成長速度も速いので、タニシに食べられてしまってもなくなってしまう心配は少ないでしょう。

タニシを直射日光には当てない

タニシは水温が高い方が繁殖し易く、日が当たった方が水草も育つので、水槽を日に当ててしまう人がいますが、これはいけません。

特に夏場などは水槽を日に当ててしまうと、あっという間に高温になってしまい、タニシも水草も全滅してしまいます。

なるべく日の差さない場所に水槽を置くようにします。

タニシはそれほど水温にはうるさくないので、特に直射日光の当たらない場所であれば何処に水槽をおいても構いません。

なるべく水替えがしやすく、ジメジしない場所に置いておくのが良いでしょう。

また冬場でも室内で飼育するのであればこれといった防寒対策はなくても平気ですが、ヒーターなどを用いれば1年を通してタニシを繁殖させることが可能です。

放っておく

タニシは繁殖力が非常に強く、飼育条件も緩いので、基本的に「魚が飼える環境」であれば特に何もしなくても繁殖してくれます。

逆に繁殖を促そうとあれこれと手を加える方が、よほどタニシにはストレスになってしまいます。

タニシを繁殖させたいのであれば、上記した環境を用意してあげた上で「放置する」のが一番良い方法です。

特に人が手で持ったり、水槽の側面から剥がすような行為はタニシに大きな負担を掛けてしまいます。

場合によっては殻が割れてしまうこともありますので、極力触らないようにしてあげて下さい。

タニシの繁殖方法を知ろう

タニシは水辺になら何処にでもいる、といわれるほどによく見かける貝です。

それは逆を返せば、どんな場所にでも適応して生きていける適応能力と生命力があるということです。

実際にタニシの飼育も繁殖もかなり容易で、特にこれといったことをしなくても勝手に繁殖してくれます。

しかしより繁殖をさせたいと思うのであれば、上記した方法を試せばたくさん繁殖してくれることでしょう。

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