酸化したドッグフードの見分け方。酸化してしまったドッグフードは捨てよう

最終更新日:2018年10月14日

酸化したドッグフードは犬の健康に様々な害を与えます。

ドッグフードが酸化しているかどうかは、どのようにして見分ければ良いのでしょうか?

酸化してしまうとどうなるのか

酸化とは食品に含まれる油脂類などが空気に触れて、酸素と結合する状態です。

このとき温度が高いと酸化が促進されます。

ドッグフードが空気に触れて時間が経ち、成分が次々と酸素と結びつくと、製品が劣化して品質が落ちていきます。

ドッグフードには動物性、植物性の様々な油脂類が含まれていますが、これらが酸化すると「過酸化油脂」に変化して、犬の体内で「活性酵素」を作ります。

この「活性酵素」は犬の体の細胞全体を酸化させ、健康を損なわせる働きをします。

ドッグフードの酸化が犬の健康に及ぼす害

犬が酸化したドッグフードを食べると、まず活性酵素が細胞の働きを弱め、体力を減少させ、老化を早めます。

また皮膚疾患、消化器疾患、循環器疾患(動脈硬化、心臓疾患など)、ガン、アレルギーなどを引き起こします。

酸化がひどいドッグフードを食べると、犬は下痢や嘔吐を起こし、腸内の環境が乱れて体全体が弱ります。

犬は酸化したドッグフードを嗅ぎ分けて食べないこともあり、栄養低下につながります。

また犬が食べたとしても、酸化したドッグフードは消化が悪いので、いずれにしてもあまり栄養が摂れません。

それでは酸化したドッグフードをどのように見分ければ良いのでしょうか?

酸化の兆候①ドッグフードのにおいが変わる

ドッグフードの封を開けて、前と違ったにおいがしていたらそれは酸化している可能性があります。

脂っぽいにおい、腐敗したようなにおい、酸っぱいにおいなど変化があったら要注意です。

また逆にドッグフードに前にはあったにおい(香り)が無くなるというのも酸化の兆候です。

犬は人間の何倍も嗅覚が敏感なので、人間が気づいた時点より前に酸化を察知しているはずです。

食べなくなる犬もいますが「何か変?」と思いながらも食べ続けてしまう犬もいるので、飼い主が管理してあげましょう。

酸化の兆候②表面の脂がういてくる

ほとんどのドッグフードは、食いつきを良くするために表面に油脂を吹き付けています。

時間が経つと油脂が表面にういて、触るとべたべたしたかんじになります。

油脂を大量に含ませた低質のドッグフードは新しくてもべたべたしている場合がありますが、そうでないものも時間が経過すると脂がういてきます。

そのようになった時には表面の油脂は酸素と結びついてほとんど酸化しています。

酸化の兆候③ドッグフードが湿気っている

ドッグフードが湿気っているということは、保存状態が悪くて湿気を吸っているということです。

当然空気にも触れているわけで、酸化している可能性が高いです。

また湿気は酸化を促進させます。

湿気ったドッグフードは酸化のほかにも虫やカビの危険性があるので食べさせないようにしましょう。

酸化の兆候④犬が食べなくなる

犬の方が嗅覚が優れているので、人間よりも早く酸化のにおいを察知します。

犬がドッグフードを食べなくなったら、酸化して味やにおいが落ちている可能性があります。

しかし食べなくなった原因が、酸化によるものか、病気や体調不良によものか見分ける必要があります。

犬がドッグフードを食べないとき、新しく開封したものを与えてそちらをよく食べるようなら、古いものは酸化しているとわかります。

ただ個体によって、少しの味やにおいの変化で食べなくなる犬と、多少の違いは気にせず食べる犬がいます。

そのため、飼い主が責任を持って気遣ってやる必要があります。

ドッグフードはどれだけの期間で酸化するのか?

ドッグフードによって賞味期限の長さが違っていますが、それは原材料の成分のほかに「酸化防止剤」の種類によります。

酸化防止剤には「天然系」と「合成系」があり、天然系はビタミンC、ビタミンE、ローズマリー抽出物などです。

合成系の酸化防止剤には「BHA」「BHT」「エトキシキン」など、発がん性があったり遺伝子に影響を及ぼす危険なものがあります。

天然系の方が犬の体にとってはふさわしいのですが、合成系に比べると抗酸化作用が弱く、早く酸化が始まります。

ドッグフードは開封した瞬間から酸化が始まります。

特に天然の酸化防止剤のみを使ったドッグフードは、危険性が少ない反面酸化しやすいので、できるだけ早く使うようにしましょう。

天然系の酸化防止剤を中心に使っているドッグフードは、開封後できれば1か月以内にはすべて使い切るようにしましょう。

また夏は高温で酸化しやすいので、さらに早く使い切るのが理想です。

どのドッグフードも、保存状態によっては賞味期限内であっても酸化していることがあります。

開封後はできるだけ早く、できれば2か月以内には使い切るようにしましょう。

酸化させないためのドッグフードの保存方法

ドッグフード(ドライフード)を保存するうえで大切なのは、できるだけ空気や湿気に触れさせない、直射日光に当てない、温度や湿度が低い状態で保存することです。

ただ冷蔵庫で保存すると、出し入れするときに温度差で内部に結露が発生してドッグフードが湿気ってしまうので、冷蔵庫はオススメできません。

ドッグフードを酸化させないためには、真空状態で保存できる専用のドッグフードキーパーを使うのが理想的です。

そうでなくとも、開封後はチャックが着いたポリ袋に小分けにして入れて、できるだけ空気を抜いた状態で冷暗所に保存する必要があります。

酸化したドッグフードを判別しよう

酸化したドッグフードは犬の健康に様々な害を与えます。

ドッグフードは必要量だけ買うようにして、買いだめはしないようにしましょう。

また保存方法に気を付けて、開封したら賞味期限と開封日は必ず記録しておきましょう。

ドッグフードが酸化しているとわかったら、もったいなくてもためらわずに捨てましょう。

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