うさぎは人間のように、言葉を話すことはできません。

でもうさぎと関わっていけば、うさぎの気持ちを知ることができます。

ではどのような方法で、うさぎの気持ちを知ることができるのでしょうか。

行動をよく観察する

うさぎの気持ちを知るには、行動をよく観察していく方法があります。

うさぎは様々な行動をすることで、感情を表していることがあります。

飼い主の周囲を走り回る時は、うさぎが喜んでいたり甘えている時です。

飼い主の後をついて来る時は、甘えてなついている証拠です。

うさぎがぴょんぴょんとジャンプする時は、楽しんでいる時です。

またうさぎが後ろ足で床を叩くような行動をスタンピングと言います。

これは怒っていたり、欲求不満である時などに見られます。

他にも何かを警戒していたり、誰かを呼んでいることもあります。

うさぎはケージにいる時でも気持ちを知ることができます。

でもうさぎをケージから出してあげると、さらに様々な行動を観察することができます。

うさぎの気分転換にもなるので、遊んであげながらよく観察していくと良いでしょう。

普段から仕草を観察する

うさぎは何気ない仕草をする時があります。

うさぎの仕草も感情を表しているので、普段からよく観察することで気持ちを知ることができます。

うさぎはよくあごを飼い主や物になすりつける行為をします。

うさぎのあごのあたりには、臭腺があります。

自分のニオイをつけることは、うさぎの習性でありながら、自分の縄張りを主張しています。

うさぎがケージを盛んにかじっている時は、外に出たいと思っていたり、何かをアピールしている時です。

この時はお腹が空いたというサインの可能性もあるので、エサの確認をするようにしましょう。

飼い主の手をなめる時は、甘えている証拠です。

その場で後ろ足で立ち上がって、キョロキョロしている時があります。

これは周囲を警戒していたり、喜んでいる時に見られます。

またうさぎは急にばたっと倒れることがあります。

視覚に関わることなので問題はありませんが、まれにてんかんの時もあるので注意しましょう。

じっとしている姿を観察する

うさぎの気持ちは行動や仕草だけでなく、じっとしている時でも知ることができます。

うさぎが仰向けになって寝ていたり、足をだらんと伸ばしているような時は、リラックスしている時です。

うさぎもあくびをする時がありますが、人間と同様眠かったりのんびりしている時です。

またうさぎはとても警戒心が強い面があり、目を開けたまま寝てしまいます。

そのため飼い主は本当に寝ているのか分からない時があります。

その時はうさぎの鼻に注目すると分かります。

鼻をぴくぴくと動かしていない時は寝ている証拠です。

でも安心感が強いと目を閉じて寝てしまうこともあります。

うさぎがじっとしている時も、少し離れた場所から何気に観察すると良いでしょう。

鳴き声を聞き分ける

うさぎは鳴かない印象が強い動物ですが、鳴き声をあげることがあります。

でも飼育をしていても、気になるほどの鳴き声ではありません。

この鳴き声を聞き分けるだけでも、うさぎの気持ちを知ることができます。

プップッと鳴く時は飼い主に甘えていたり、喜んでいる時です。

逆に怒っている時は、ブーブーと低い声で鳴きます。

この時はうさぎが何か不満を感じている可能性があります。

ストレスになるような環境ではないか、再度確認するようにしましょう。

うさぎがキーキーと鳴くような時は、体調不良を訴えている可能性があります。

何らかの病気が隠されている場合、早期発見が重要になります。

気になる症状が見られたら、早めに動物病院に連れて行くようにしましょう。

飼い主は飼育をしながら、積極的にうさぎの鳴き声に耳を傾けることが大切です。

耳やしっぽの動きに注目する

うさぎのカラダの動きに注目すると、気持ちを知ることができます。

特に分かりやすいのが、うさぎの耳やしっぽです。

うさぎは耳をピンと立てたり、物音がする方向に耳を向ける時があります。

これは周囲を警戒している時に見られる動きです。

また耳を後ろに倒して、体勢と低くしている時は周囲を警戒しながら、攻撃的になっている時です。

うさぎの機嫌が悪い時は、無理に関わるのはやめましょう。

またうさぎはしっぽを振る時があります。

これは楽しかったり、嬉しいと思っている時に見られます。

飼い主はうさぎの耳やしっぽの動きにも、注意深く観察していくことが大切です。

うさぎの気持ちを知ろう

うさぎの気持ちは行動や仕草を観察することで、知ることができます。

またじっとしている姿を見るだけでも分かります。

うさぎの鳴き声を聞き分けたり、耳やしっぽの動きなどに注目していくのも効果的です。

うさぎの感情を理解することで、より良い飼育につながります。

飼い主も積極的にうさぎの気持ちを知る努力をしていきましょう。