うさぎを飼育していると、様々な習性や動きに目が止まり、一日を楽しく過ごすことができます。
そんなうさぎの飼い主にとって、あるあると共感できるようなものはどれくらいあるのでしょうか。
うさぎの飼い主あるあるを知っておけば、より日々の飼育が楽しく感じられるかもしれませんよ。
ブラッシングに夢中になる
うさぎの基本的なお世話の一つに、ブラッシングがあります。
キレイで触り心地のいい毛並みを保つため、そして毛球症などの病気を予防するために、ブラッシングは飼い主にとって重要なお仕事となります。
しかしそんな本来の目的を忘れて、うさぎの全身を愛でているうちに、ブラッシングに夢中になってしまうことは、うさぎの飼い主にとってあるあるな出来事ではないでしょうか。
うさぎも体をなでられるのは好きなので、ブラッシング中は大人しくしていてくれる子が多いです。
そんなうさぎがよりかわいくなり、ついついブラッシングに時間をかけてしまう飼い主は多いでしょう。
換毛期などは入念なブラッシングが必要ですが、それ以外の季節はほどほどにして、うさぎのご機嫌を優先した方が、本当はいいのかもしれませんね。
足元でちょろちょろする姿に癒される
うさぎは遊んでほしい気分のときには、飼い主の体にすりよって、自分の存在をアピールします。
立ち上がって作業をしているときにも、足の周囲を八の字に走り回っている姿をよく見かけます。
そういったうさぎからのアプローチが嬉しくなり、つい用もないのに立ち上がって、室内でうさぎの散歩をしてしまうことは、うさぎ飼い主にとって一つのあるあるでしょう。
うさぎはいつでもそうやって飼い主にかまってくれるわけではないので、走り回っている姿は意外と貴重です。
しかも自分の足元についてくるとなると、これはもう飼い主にとって最高のシチュエーションでしょう。
だからこそ他の用事をほったらかしてでもうさぎを観察し、一緒に遊んであげたくなりますね。
けれどうさぎも遊びっぱなしでは疲れてしまうので、上手に休息をはさんであげるように、飼い主としてフォローもしましょう。
食事の姿に見入ってしまう
もちろん食事は毎日あるので、うさぎが何かを食べているシーンは特に珍しくありません。
しかし多くの時間を室内のケージで過ごすうさぎにとって、食事は一日の中で非常に重要なイベントです。
それゆえに普段は無表情なうさぎの顔や控えめな行動に、大きな変化を見ることがあります。
そんな食事中のうさぎを観察して、時間を忘れてしまうことは、うさぎ飼い主にとってあるあるだと共感できるでしょう。
ペレットを無心で食べている姿、寝転がりながら牧草を食べ、大好物の果物にがっつく姿など、うさぎは食事の内容によって様々なリアクションを見せます。
それは飼い主との絆を深め、仲良くなっていく大事なステップでもあります。
うさぎの食事姿に魅力を感じるようになれば、飼い主として一つ成長できた証になるのかもしれませんね。
いきなり倒れるのに驚く
うさぎの睡眠は、多くの場合体を丸めた状態で行いますが、特にリラックスしているときなどは、身体を伸ばしてお腹を見せながら横になることもあります。
大きな音をたてながら、いきなり寝転がる様子を目撃した飼い主も多いでしょう。
そんな前兆のない動きに驚いてしまうことも、うさぎの飼い主あるあるといえるかもしれません。
最初はあまりにも突然なので、病気や怪我を疑ってしまいますよね。
ただ眠っているだけだとわかれば、そのときは安心できますが、またふいに音をたてて倒れる姿を見れば、やっぱり心配になってしまうのが飼い主の性でしょう。
けれどときには本当に具合の悪さを示すサインである場合もあるので、しっかりと観察を怠らないような注意は必要かもしれません。
爪切りはいつまでたっても緊張する
爪切りのときに緊張する。
それもうさぎの飼い主あるあるでしょう。
飼い主歴が長くなると手際よく済ませることができるようにはなりますが、そこにはいつまでもぬぐいきれない緊張感があり、疲れてしまうこともあります。
失敗したらどうしよう。怪我をさせないだろうか。
そんな不安はどうしても付きまといます。
ですがその緊張は、ある意味大切なものです。
緊張感を失くし、流れ作業のように爪を切るよりかは、緊張と同時に愛情を持って接し、心労を重ねてあげる方が、うさぎのためになることは間違いありません。
うさぎの飼い主として責任感を持ち、かわいがっているからこそ緊張がうまれるのです。
いつまでも失敗を恐れて、獣医さんや他の誰かに頼むより、自分でやり続けようという強い心が、うさぎの飼育には欠かせないものです。
うさぎの飼い主あるあるを知ろう
うさぎの飼育とは、驚きと苦労の連続です。
しかしその経験が積み重なっていくと、あるあるだなと思えることが増えてきます。
それはうさぎとのコミュニケーションが良好であることの証拠になるでしょう。
うさぎの飼い主あるあるを体感する瞬間にこそ、うさぎを飼うことの意味や、一番の幸福があるのかもしれません。