猫が人の顔を嗅ぐ心理とは。なぜ人の顔をクンクン嗅ぐのか

最終更新日:2016年11月6日

猫を飼っているのなら、ふとしたときに顔を嗅がれた経験が一度はあるのではないでしょうか。

猫からの接触を嬉しく思うだけで、そこにどんな心理が隠されているのかを考える人は少ないかもしれません。

猫が人の顔を嗅ぐ心理を理解して、もっと猫たちの気持ちをくみとれるようになりましょう。

1.親愛の証

猫は相手の顔に自分から近づくことで、そこに親愛の感情を表現することがあります。

本来は仲の良い猫同士が行うものですが、人間相手でもその仕草を見ることができます。

猫が熱心に顔を嗅ぐなら、それは猫からの親愛の証なのかもしれません。

猫を間近にすると、思わずこちらから抱き寄せたくなりますね。

しかし猫は気まぐれな生きものです。

猫が飼い主のことをどう思っているのかは、そのときの気分で変わります。

昨日はあれだけ顔を嗅いでくれたのに、今日は見向きもしない。

そんなことがあっても、決してめげずにいてください。

飼い主が寝転がっていたり、比較的低い位置に座っていたりするほど、猫は顔を嗅ぎやすくなります。

あまりに激しいアピールを見せるなら、暇を持て余しているか、もしくは寂しさを感じているのかもしれません。

たまにはしっかりと時間を使って、猫の親愛に応えてあげるようにしましょう。

2.いいにおいがしてくる

食後になると積極的に猫が顔に寄ってくる。

そんなとき猫は飼い主の口や息から、食べ物のいいにおいを嗅いでいるのかもしれません。

単純にお腹が空いているサインのときもあれば、まだ口にしたことがない未知のにおいへの好奇心を見せている可能性もあります。

舌を使って顔を舐めることもあるので、猫の体に悪影響を与えるものを食べたときは顔を拭いておく方がいいでしょう。

あまり人間の食事に興味を持ちすぎると、調理中のキッチンや食卓に手をつけるようになるかもしれません。

猫が食べるものと人間が食べるものの境界を曖昧にすることがないように、飼い主が規律を作って守るようにしましょう。

猫が近くに来てくれるからといって、わざと食べ残しを口元に残したりはしないでくださいね。

3.何かお願いがある

猫は飼い主のことを理解し、人間の習性や動きをよく観察しています。

人間にとって顔が重要な役割を担っていることも、猫は既に熟知しているのかもしれません。

甘えたり何かわがままを聞いてもらいたいとき、猫は鳴き声を出したり爪でひっかいたりして気持ちを行動に移します。

そういったことを繰り返すうちに、何が自分の飼い主に対して効果的で、意味のある行動か学習します。

顔のにおいを嗅ぐという行為が、猫の中でお願い事をするときの儀式になっているのではないでしょうか。

以前に顔を近づけたら、何か嬉しいことがあったのかもしれません。

猫は飼い主を上手に使って、自分の欲求を満たします。

一つの手段として顔を近づけ、上手いこと飼い主を誘惑することもあるでしょう。

ときにはそれに乗っかって甘やかすのもいいですが、いつもその手が通用するわけではないことも、きちんと猫にわかってもらえるように努力してください。

4.相手の体調をチェックしてる

猫同士は顔を近づけることであいさつをします。

そのときににおいを嗅ぐことで、相手の健康状態を把握することができます。

また反対に自分のにおいを嗅がせることで、今どういう気持ちでいるのかを理解してもらうこともあります。

これは言葉を持たない猫が相手と適切なコミュニケーションを取るための知恵であり、猫の社会で生きる基本中の基本になります。

猫が顔を嗅ぐ仕草を見せるとき、その習性がそのまま飼い主に向けて行われているのかもしれません。

飼い主の体調や心理は、においを嗅ぐだけでははっきりしないでしょう。

それでもこちらを気にかけてくれるその気持ちだけは、しっかりと受け止めてあげるようにしてくださいね。

言葉もにおいも違う別の生きものである人間に、猫は怖がることなく接してくれます。

気難しく勝手気ままなイメージが強い猫ですが、本当は相手の都合を配慮できる優しい一面も多くあります。

5.自分のものだと印をつけている

猫のくちびるには口周囲腺と呼ばれる器官があることをご存知でしょうか。

そこから出る分泌液でにおいをつけ、自分のものであると主張する行動を、私たちは一般的に猫のマーキングとして理解しています。

家の中にあるものや飼い主の足元に頭をこすりつける仕草が多く見られる猫は、自分の縄張りににおいをつけてリラックスしているのでしょう。

猫にとって飼い主は、家族であり縄張りを共有する仲間でもあり、そして所有物でもあります。

他の猫にわたさないためにも、マーキングして管理しているのかもしれません。

マーキングの方法が口周囲腺ならいいのですが、スプレーになると問題があります。

スプレーは濃いおしっこをかけることで強いにおいを残すマーキング方法です。

飼い主はもちろん物ではないので、あまりに強いにおいは日常生活に支障が出るでしょう。

スプレーは縄張りに対する不安や心細さから行うことがあります。

猫が心配しなくてもよくなるように、心のケアを重視してあげましょう。

猫からの気持ち正しく翻訳する努力しよう

猫からのサインの意味は多岐にわたり、全てを正しく理解することは熟練の飼い主でも難しいです。

だからこそときには誤解やすれ違いも生じます。

しかし一生懸命相手を理解しよう、わかりあおうという姿勢が続くなら、いつか言葉の壁は乗り越えることができるはずです。

猫が人の顔を嗅ぐ行動に、あなたはどんな気持ちを感じるでしょうか。

正しく翻訳ができるように、猫との時間を充実させてみてください。

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