猫が新聞紙の上に乗ってくることがよくあります。
新聞紙を広げるたびに乗ってきたり、なかなかその場を離れてくれないこともあります。
猫が新聞紙の上に乗ってしまうのは、何故でしょうか。
ここでその心理をご紹介します。
存在感をアピールしたいから
猫が新聞紙の上に乗ってくる時の心理は様々です。
その心理の一つに、自分の存在感をアピールしたいという気持ちがあります。
自分はここにいる、ということを飼い主に示したいのです。
猫は自分の存在をアピールするために、飼い主の目の前に近づいてくる時があります。
飼い主が新聞紙を広げるたびに、乗ってきて居座る時が多く見られます。
また新聞紙の上だけでなく、パソコンで作業をしているとキーボードの上にも乗ってくる時があります。
飼い主の目の前に現れて、とにかく自分を見て欲しいと、必死にアピールをしたいという強い心理があります。
飼い主は新聞紙をなかなか読むことができないと、不満になってしまいがちです。
でもこのような猫の気持ちを、しっかりと理解してあげることも大切です。
かまってほしいから
猫が新聞紙の上に乗ってくる時は、かまってほしいという心理もあります。
新聞紙を広げた上に乗ることで、飼い主の視界に入ります。
それを狙って新聞紙の上に居座ろうとします。
かまってほしいのは一緒に遊んで欲しい時や、お腹が空いた時もあります。
猫が新聞紙の上に乗ってくる時はいろいろな心理があるので、気持ちを理解するのが難しい面もあります。
でもこのような時は新聞を無理に読もうとするのはやめましょう。
猫の様子をしばらく観察したり、触ってあげるなどして、心理を理解してあげるようにしましょう。
猫が落ち着かないようなら、少しでも時間を作ってあげると良いです。
抱っこをしてあげたり、猫じゃらしなどを使って一緒に遊んであげましょう。
でも無理に干渉してしまうのもかえって良くありません。
新聞紙の上に乗ったからといって、何でも対応してしまうと猫がわがままになってしまいます。
そのため状況を見ながら対応することが大切です。
無視されるのが不安だから
猫が新聞紙の上に乗ってくるのは、飼い主に無視されてしまうのが不安だから、という心理もあります。
飼い主が新聞紙を広げて集中してしまうと、猫はとにかく一点だけに集中しないで欲しい、という気持ちになります。
飼い主が一点だけに集中してしまうと、自分は無視されているのではないかと、不安になってしまうからです。
状況によっては、このような猫の不安な気持ちを理解することも大切です。
逆に関わってあげるような姿勢を見せることも大切です。
その場でそっと撫でてあげるだけでも、猫は穏やかな気持ちになっていくはずです。
飼い主も新聞を読みたいという気持ちを抑えて、猫の不安を払拭してあげるようにしましょう。
忘れられるのが怖いから
猫が新聞紙の上に乗ってくる時は、飼い主に忘れられてしまうのが怖い、という心理もあります。
飼い主が新聞を読んでいると、自分は忘れられた存在になった、と焦ってしまいます。
そのため怖くなって、ついつい新聞紙の上を陣取ってしまいます。
猫は決して飼い主を邪魔しようとは思っていません。
飼い主が猫に身振り手振りで指示をしても、なかなかその場を離れてくれないことが多いです。
猫は新聞紙の上に乗るものだと、最初から割り切ることも大切です。
猫が忘れられるという恐怖感は、多大なストレスにもなります。
状況によっては、猫の恐怖感をなくしてあげるような対応が必要になることもあります。
新聞紙の感触が好きだから
猫が新聞紙の上に乗ろうとする時は、カサカサという音が好きだから、という心理もあります。
猫が新聞紙の上に乗って動くと、独特の響くような音がします。
猫はこの音や感触に興味を示している仕草を見せます。
この感触を楽しんでいることもあります。
また時には新聞紙の上を陣取って、寝転がる時もあります。
横向きになったり、腹ばいになったりします。
新聞紙の上は暖かいので、猫にとっては居心地の良い場所です。
とても気持ちが良くて、リラックスできると思っているのです。
猫が新聞紙の上に乗ってしまうと、くしゃくしゃになってしまうことがあります。
飼い主が後で新聞を読めなくなる可能性もあります。
そのため猫が寝ている時などを見計らって読むようにしましょう。
また猫が起きている時は、別の部屋で読むという方法もあります。
飼い主も新聞を読む環境を考えていくことも大切です。
猫が新聞紙の上に乗る気持ちを理解して受け止めてあげよう
猫が新聞紙の上に乗ってくるのは、存在感をアピールしたかったり、かまってほしいといった心理があります。
また無視されることが不安だったり、忘れられるのが怖いという時もあります。
単に新聞のカサカサという音が好き、ということもあります。
猫が新聞の上に乗ってくる時は、気持ちを理解して受け止めてあげることが大切です。