伸びをする猫

猫が伸びをする際の心理4つ

最終更新日:2016年10月28日

寝る前や起きてすぐ、ちょっとしたタイミングがあると、猫は背中をつの字に曲げてぐーっと伸びをします。

なんだかとても気持ち良さそうに見えますが、どんな気持ちで伸びをしているのでしょうか。

1.眠い

気持ちの良さそうな日なたや、眠る前の落ち着いた時間、猫はぐーっと全身を伸ばした後、大きなあくびをします。

猫も人と同じように眠くなると伸びをします。

猫の体は他の動物と比べてとても柔軟性が高く、しなやかな筋肉を持っています。

四肢の先までぐーっと体を伸ばす伸びのポーズは、このしなやかな全身の筋肉を効率よくほぐしてくれます。

体の隅々までほぐす事が出来る伸びのポーズは、猫がその時間にリラックスしている証拠です。

このような伸びのポーズをしている時は、気持ちがリラックスしていて心地が良いので一眠りしようかな、という気持ちです。

お気に入りの人の足にすり寄りながら伸びをするのも、リラックスした気持ちになっている証拠です。

このような時、猫は人の足に体やしっぽを絡ませながら、うっとりした顔で伸びをします。

抱き上げてしばらく撫でてあげると、そのままぐっすり眠ってしまう事も多々あります。

反対に、飼い主に対する「早く寝ようよ」というアピールで伸びをする事もあります。

飼い主に見える所で大げさに伸びをした後、じっと飼い主を見ているのは、もう眠気の限界ですという意味です。

飼い主と一緒に寝ている猫によく見られるこのアピール、猫が怒らないうちに一度一緒に寝室に行ってあげましょう。


2.気持ちの切り替え

飼い主や他の猫と遊んでいる時、興奮し過ぎた気持ちを一旦落ち着けて、気分を切り替えるためにも猫は伸びをします。

決して飼い主との遊びがつまらなかった訳ではないので、もう一度注意を引こうと焦らずに、猫の気持ちが落ち着いて再び遊びモードに入るまで待ってあげましょう。

ある程度まで落ち着くと、また一緒に遊び始めます。

人の足に前足をかけて爪研ぎをするようなポーズでそのまま伸びをしている時も、気持ちの切り替えのための伸びに当てはまります。

飼い主の長時間の外出後や、あまり会えていない大好きな人などに、よくこの伸びのポーズを見せます。

これは、その人に甘えられて嬉しいという高まり過ぎてどうしようもない興奮を、少しでも落ち着けるためにしている伸びです。

爪が立ってしまったり甘噛みしてしまったりする事もあるので、自分が怪我をしないためにもあまり興奮させ過ぎないようにしましょう。

また、このタイプの伸びには、ソワソワとしてストレスを感じている時に歩きながら片足ずつ伸ばす簡単な伸びがあります。

これは、人慣れしていない野良猫によく見られる伸びのポーズです。

リラックスした状態からいつでも臨戦態勢に入れるように切り替えるための伸びなので、近付いた野良猫がこのような伸びをした時は、あまり近付かずにそっと見守るようにしてあげましょう。

3.失敗をごまかしたい

高所から高所へ飛び移るのに失敗した時、つい遊びに興奮し過ぎてこけてしまった時、猫も人間のように失敗をごまかそうとします。

失敗した状態からそのまま流れるような動きで伸びをしたり爪研ぎ、グルーミングをしてなかった事にしようとする姿は、格好が悪いようでどこか愛嬌があり、人気のある猫の仕草の一つです。

猫にとって伸びをするという行為は、上記にあるようにリラックスしている時や集中力の下がっている時にするものです。

失敗の後に伸びをするのは、猫にとって「ま、本気じゃないし」という言い訳のようなつもりなのかもしれません。

また、「失敗した」というバツの悪い気持ちから、伸びをする事で気持ちを切り替えるという意味もあります。

猫が失敗した後に伸びをしている姿はなかなか可愛らしいものがありますが、あまり大声で笑ったりせずに気付かないふりをしてあげた方が、猫との関係は悪くならないでしょう。


4.そろそろ動くぞという準備運動

人は朝起きた時、ぐーっと体をのばして気分の切り替えをします。

猫も朝や昼寝から起きた時に伸びをして、体を活動モードに切り替えます。

人間や猫だけに限らず、動物は伸びをすると筋肉の収縮により血圧が上がります。

四肢の先からぐーっと伸びをするポーズによって、寝ていたりじっとしていたりして下がった心拍数や血圧を効率よく上げて、すぐに動ける状態にもっていく事が出来ます。

また、起き抜けの伸びのポーズには、起きてすぐでも活発に体を動かすための柔軟運動の意味があります。

人間同様、伸びのポーズには体の固まった状態から血圧をあげたり、筋肉を柔軟にほぐしたりするストレッチの働きがあるのです。

猫の寝起きには、この準備運動のための伸びをしている様子が必ずと言って良いほど見られます。

猫の伸びは効果的なヨガポーズ

ヨガのポーズにはそのものズバリ、猫のポーズという名前の猫の伸びを模倣したポーズがあります。

このポーズは食べ過ぎや飲み過ぎなどの胃の調子が悪い時、血行促進に効果があると言われており、いかに猫が効率よく体をほぐしているか納得できます。

お腹周りのダイエット効果もある猫のポーズ、たまには猫と一緒にこのポーズで伸びをしてみるのも良いかもしれません。

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