散歩をしているとご近所同士犬仲間として話をすることもありますが、犬が突然予想しない行動をとることもあるので、愛犬が相手の犬に噛まれてしまうこともあるでしょう。
そんな、もしも愛犬が他の犬にかまれた時の対処法をご紹介します。
傷の具合をチェックする
犬は比較的臆病な動物なので、ケンカをする前に相手を威嚇することが多いです。
ですから、相手を噛むということはなかなかしないので、もし噛まれたときにはとてもパニックになってしまうでしょう。
まずは噛まれた時には犬を落ち着かせることが大切です。
犬が相手を噛むくらい興奮している時には、飼い主にも襲い掛かってしまうほど興奮していることもあるので、お互いの犬を落ち着かせましょう。
一番は遠くに離すことが最も有効な方法です。
犬によっては体の大きさも違うので、ケガの程度も違ってきます。
しかし相手が自分の愛犬よりも大きければ、噛まれることによって大事故に遭ったのと同じくらいのダメージを受けてしまうこともあります。
犬が噛みつく時には相当な力が必要なので、愛犬が小さければ骨にまで傷がいくなど、深手を負っている可能性もあります。
愛犬を落ち着かせると共に、まずは傷の具合をチェックしてください。
あまりにも深手な場合には、歩かせない様にすることが大切です。
すぐに水で洗い流す
愛犬が噛まれたときには、傷の具合を見てすぐに傷口を洗い流すようにしましょう。
近くに公園などがあれば良いのですが、なければトイレを流すように水を携帯している人もいると思います。
犬は予防接種を受けていることが前提ですが、相手の犬がしっかりと予防接種を受けているかどうかも分かりません。
また犬の口には多くの雑菌が混ざっています。
これは犬の特性でもあるので、愛犬の口にも多くの雑菌がいるのは仕方がありません。
この雑菌が直接傷口に入ることで、後から感染症になったり、化膿してしまうこともあります。
1週間くらいしてから化膿することもあるので、噛まれた時にできることはすぐに傷口を洗い流してあげることです。
相手の連絡先を聞く
これは忘れがちですが、相手の連絡先を聞くことを忘れない様にしましょう。
これは愛犬が噛まれた時には何ともなくても、後から感染症や化膿する場合もありますし、傷の深さによっては残念ながら足を切断なんてこともあり得ます。
その時に相手には治療費などを払ってもらうことがありますし、噛まれたことを保健所に知らせることもしなければなりません。
本来は加害者が連絡をするのですが、多くの場合は連絡をしたフリだけして他の犬に噛みついたことを隠そうとします。
自分の愛犬が他人に犬を噛んだことで、処分を受けたりするのは誰でも嫌なものですが、しっかりと報告するためにも相手の連絡先を聞いておくことが大切です。
噛まれて数日経ってから症状が出ることもあります。
後のトラブル防ぐためにも、相手といつでも連絡をとれる状態にしておきましょう。
病院に連れて行く
愛犬が噛まれた時には飼い主もパニックになっていることが多いです。
まずは犬のケガの状態をチェックしてから水で洗い流し、大したことがなさそうならそれで終わらせてしまうことがありますが、一応のために必ず病院に連れて行くようにしましょう。
何故なら犬は多くの雑菌が口の中にいるので、傷口に入っていると後から化膿したし感染症になってしまうことがあるからです。
狂犬病や混合ワクチンなどをお互いの犬がしっかりとやっていても、犬は色々な所を嗅いだり、または舐めたりしてしまいます。
後になって化膿してから病院に行っても、最悪の場合には障害が残ってしまったり、足を切断するまでになってしまったりすることも考えられます。
見た目の傷だけで判断するのはできないので、必ず病院に行って先生の指示に従いましょう。
抗生物質を注射してもらったり、血液検査をして様子を見たりと色々してくれるはずです。
後から病気になってからでは遅いので、愛犬が噛まれたその日に病院に連れていることをオススメします。
保健所に連絡をする
愛犬が噛まれた時には保健所に連絡することを忘れないようにしましょう。
加害者と被害者だけでは納得のいかないことも今後出てきますし、治療費の問題や後から出た症状の問題など、相手が納得しなくてトラブルになるケースもあります。
相手がご近所さんだから連絡をしたくないという人もいますが、可愛い愛犬の為にも必ず保健所に連絡するようにしてください。
できれば噛みついた飼い主の人と一緒に保健所に連絡する方が安心するでしょう。
保健所に連絡すると噛んだ犬の予防接種の確認をしてくれたり、治療費なども間に入ってくれることがあります。
保健所が間に入ってくれることで、しっかりと話し合いをすることができます。
そしてその後もお互いが納得した上で付き合うこともできるので、結果としては保健所に連絡した方がお互いの為でもあります。
愛犬が噛まれた時にはそこまで思いつかないかもしれないくらいパニックになるかもしれませんが、できるだけ早く保健所に連絡することも忘れないようにしてください。
愛犬が噛まれたら、連絡先を聞いてすぐに病院へ
愛犬が他の犬に噛まれてしまった時の対処法をご紹介しましたが、愛犬が噛まれた時には飼い主もパニックになってしまっているでしょう。
できるだけ落ち着いて行動することを心がけることが大切です。
そして愛犬の健康を考えて、なるべく早めに病院に連れて行くことが大切です。
どんな浅い傷でも感染症になる可能性もあるので、愛犬を守るためにも飼い主が落ち着いてしっかりと対応するようにしましょう。