小型で可憐なイメージのチワワですが、食が細かったり、好き嫌いが多かったり、何をあげたら喜んでもらえるのか、悩んでいる飼い主さんの話しを良く耳にします。
そこで今回は、チワワが喜びそうな、嗜好性が高い食べ物をご紹介します。
さつまいも
チワワに限らず、さつまいもが好きな犬の話を良く聞きます。
さつまいもは甘味を強く感じる食べ物なので、犬種を問わず好きな犬が多くなります。
栄養素としては、ビタミンCがとても豊富で、でんぷん質に包まれているので、熱を加えてもビタミンCが壊れないのが特徴です。
食物繊維がとても豊富なので、腸内環境を整える作用もあります。
ただ、カロリーも高めなので、あげすぎには注意が必要です。
フルーツ
フルーツ好きのチワワも多いです。
代表的なのが、バナナ、リンゴ、イチゴ、梨、柿などです。
人間も食べる機会の多いフルーツなので、おのずと犬にもあげる機会が多いのも理由かもしれません。
糖分が大く含まれている為、やはり、あげすぎには注意です。
アレルギーを持っている場合もあるので、少量に留めておきましょう。
犬にあげてはいけないフルーツとして、代表的なのがブドウです。
腎尿細管壊死という、中毒症状を起こします。
摂取量によっては死の危険もあるので気を付けましょう。
干ブドウも、もちろんダメです。
チーズ
チワワに限らず、ほとんどの犬が喜ぶのがチーズです。
チーズの原料である牛乳は、犬にはあげてはいけないと言われているので、大丈夫なのかと思われるかもしれませんが、チーズは発酵の途中で乳糖が分解させるので、下痢を起こすことも少ません。
ただ注意したいのが、チーズに含まれている塩分です。
塩分が比較的少ないチーズの種類として、モッツァレラチーズ、カッテージチーズ、クリームチーズがあります。
こうした種類のチーズを選ぶと、より安心です。
ササミ
犬の祖先は狼で、狼は主に肉を主食にしていたので、本来、犬に一番必要な栄養素は動物性たんぱく質である肉です。
その中でも、ササミは値段も手頃で、どこのスーパーでも買えますし、低カロリーなので、犬の手作りごはんの定番食材にもなっています。
チワワのような小型犬は、噛む力や飲み込む力も限られているので、ササミの柔らかさやほぐしやすさは、ピッタリです。
ですが、ササミはリンを多く含んでいるので、あげすぎると腎臓に良くないと言われているので、回数と量に気を付けましょう。
豆腐
畑のお肉として知られ、豊富な植物性たんぱく質を多く含み、人間にとっても健康に良い食品として、食卓に上がる機会の多い食材です。
ヘルシーで消化吸収に優れているので、お腹に弱い犬にも、安心してあげることができます。
お豆腐の大豆の甘味が大好きといったチワワも多くなります。
ですが、大豆が原料なので、大豆アレルギーがある可能性もあるので、まずは少量を与えるようにしましょう。
キャベツ、白菜、大根
野菜好きのチワワの話しも良く聞きます。
種類が豊富な野菜ですが、その中でも、安心して食べさせられるのが、キャベツ、白菜、大根の三種類です。
ビタミンと食物繊維が豊富なキャベツは、生であげるよりも、湯がいて細かく刻んであげると、チワワも食べやすいでしょう。
大根の酵素は熱に弱いので、生であげると、栄養素を損なわずに取り入れることができます。
大根は下にいくほど辛みが強くなるので、葉に近い上の部分をあげましょう。
細かく刻んだり、すりおろしてあげるのが良いでしょう。
白菜もビタミンCと食物繊維が豊富です。
柔らかいので生で与えても大丈夫ですが、チワワには、やはり細かく刻んであげましょう。
ですが、玉ねぎ、長ネギ、ニンニクなどのネギ類は、犬に与えると中毒を起こすので、与えないようにしましょう。
溶血性貧血や高カリウム血症を引き起こして、死の危険があります。
マグロ
お寿司やお刺身の定番として、人間にも人気の高い食材ですが、マグロが好きなチワワも多いのではないでしょうか。
マグロはたんぱく質やDHAが豊富な食材です。
DHAは記憶力を高め学習能力を手助けする効果があると言われており、定期的に食べさせれば、しつけやトレーニングに効果があります。
腎不全の犬の食事療法にも使われる食材です。
生で食べさせると寄生虫が心配ですが、魚にしか寄生しないので、大丈夫です。
二日目のお刺身には火を通して食べさせると良いでしょう。
愛犬が喜ぶものを見つけよう
ドックフード以外にも、チワワが喜んで食べてくれる、栄養面にも優れた食材がたくさんあります。
アレルギーなどに十分注意しながら、愛犬が喜ぶ食材を探してあげてください。
美味しい食べ物は、飼い主と愛犬のコミュニケーションにも、大いに役立つことでしょう。
健康的に楽しい時間を、愛犬のチワワにも過ごさせてあげたいですね。