犬はペットとしての代表各で、日本でも様々な犬種がペットとして飼育されています。

チワワやプードル、柴犬などは日本でもペットとして飼われているのをよく目にします。

しかし世界中にはまだまだ沢山の犬種が存在します。

そこで今回はオランダ原産の代表的な犬をご紹介します。

キースホンド

キースホンドは見た目がポメラニアンがおおきくなったような風貌をしています。

成犬になると体高は平均約43cm~55cm程度、体重は約25kg~30kg程度の中型犬の部類になります。

性格は少しせっかちで神経質な面があり、来客や見知らぬ人に対しては吠えてしまうような傾向もありますが、しつけによって仲間意識や主従関係はしっかりと理解させることができます。

全身を豊富な毛で覆われているため暑さには弱いので、飼育する場合は室内で飼育すると良いでしょう。

マルキースィエ

艶のある非常に美しいブラックの毛並みを持ち、スマートで足も長く精悍な顔つきが特徴の愛玩犬です。

成犬は体高は大きくて40cm程度、体重は重くても10kg以下の中型犬の部類になります。

18世紀に一度絶滅しましたが、1970年代~80年代に再生プロジェクトにより復活しました。

性格は、子犬の頃は非常に活発で運動量が多くよく遊びますが、成犬になるにつれて落ち着いたおとなしい性格に変わります。

飼育する場合は子犬期が非常に活発なため大変ですがそれ以降はおとなしくなるのでさほど難しくはありません。

コーイケルホンディエ

ホワイトの毛並みにオレンジの班があり、垂れ耳と尻尾、四肢には豊富な飾り毛があるのが特徴です。

成犬は体高は平均約35cm~40cm程度、体重は約9kg~11kg程度の中型犬の部類になります。

オランダでカモ猟に利用されていた歴史のある犬です。

性格はとても友好的で明るく、飼い主に対してもとても従順で頭が良くペットとしてはとても飼いやすい犬ですが、もともと猟犬なので十分な運動を必要とします。

ですから毎日十分な散歩や遊びの時間を設けてあげる必要があります。

また、ボール遊びなどの知的な運動や家族とのコミュ二ケーションが大好きなので室内で飼育するのが望ましいです。

サーロスウルフドッグ

ジャーマンシェパードとオオカミをかけあわせたような精悍な風貌が特徴で非常に高い反射神経と運動能力を持ち合わせています。

成犬では体高は平均約60cm~75cm程度、体重は約40kg程度の大型犬の部類に入ります。

もともとオオカミを祖先に持つこの犬の性格はまさにオオカミの特徴である慎重さ・用心深さがあります。

飼い主にはとても従順で優しい性格を持っています。

ペットとして飼うとすると毎日相当の運動量が必要となりますので、一緒に運動をする時間の確保と広い飼育環境の確保が必要です。

シャーベンドース

長いシャギーコート(むく毛)に全身を覆われているのが特徴です。

もともと牧羊犬・護畜犬として飼われていた歴史があります。

成犬では体高は平均約40cm~50cm程度、体重は約15kg前後の中型犬の部類になります。

性格は非常に活発で明るい性格で運動量は非常に多い犬です。

人間や他の犬などと遊ぶのも大好きです。

オランダやその周辺の国ではペットとしてとても人気で非常に多く飼われていますが、その他の国ではあまり見ることはなく、世界的には希少な犬種です。

ダッチシェパード

毛色は黒にゴールドやシルバーなどが入り混じった毛色で、毛の長さは主にショートヘア、ロングヘア、ラフヘアの3種類に分かれます。

見た目は足が長く、体つき全体が引き締まっていてとても精悍な容姿をしています。

成犬で体高は平均55cm~62cm程度、体重は約30kg程度の大型犬の部類になります。

もともとオランダで牧羊犬として利用されていた歴史があります。

非常に頭がよく運動能力が高いので作業犬としての能力に優れていて警察犬、軍用犬、盲導犬、災害救助犬としても活躍しています。

人間にも従順で扱いやすくペットとしても向いている犬種です。

シュタバイフーン

毛色はホワイト&ブラックで首が太く中肉中背、垂れ耳と尻尾の飾り毛が特徴です。

元々は鳥猟犬としての歴史がありますがモグラやネズミなどの猟も得意としています。

成犬で体高は約50cm~53cm程度で、体重は約15kg程度の中型犬の部類になります。

非常に頭が良く人懐っこい性格で、特に人間の赤ちゃんや犬の赤ちゃんの世話をすることを得意としています。

飼い主にも忠実で献身的でペットとしては非常に飼いやすい犬種です。

運動好きなのでできるだけ広いスペースで飼ってあげると良いでしょう。

長い歴史と様々なルーツが特徴のオランダ育ちの犬たち

世界中には様々な犬種が存在します。

今回紹介したオランダ原産の犬は猟犬としての歴史を持つ犬や愛玩犬としての歴史を持つ犬などそれぞれのルーツによって性格や特徴、容姿は様々です。

長い歴史の中で人間とは切っても切れない関係を築いてきて今もなお欠かせないパートナーであり続けています。