愛犬の食事、あっという間に終わっているなんて事はありませんか?
あまりにも早食いだと、「こんなに早食いして大丈夫?」と不安になりますよね。
犬食いという言葉があるように、犬は元々早食いの動物ですが、あまりにも早食いだと胃腸に負担をかけてしまったり、食べ物を喉に詰まらせてしまったり、肥満になりやすくなってしまったりなど、たくさんのデメリットがあります。
少しでも早食いを防止し、愛犬に健康的な生活を送ってもらえるように、犬の早食い対策をご紹介します。
早食い防止食器を使う
ペットショップやネットショップで購入できる、底に凹凸のついた早食い防止専用食器があります。
この凹凸によりフードが分散し、一気食いができないようになっています。
個体差がありますが、食事時間を3~4倍にすることができます。
また、こちらの食器を使うと、食べ物を探すという犬の本能も刺激しながら食事ができるため、ストレスを溜めることもないのでオススメです。
食器を用意するだけなので、お手軽で試しやすい方法です。
種類もたくさんあるので、愛犬にぴったりの食器がきっと見つかります。
ドライフードをふやかして与える
もしも愛犬にドライフードのみで与えているなら、ふやかして与えることで、水分含有量が増え増えて早食いを解消することができます。
ふやかすまでしなくても、お茶漬けのようにお水に漬けた状態でも大丈夫です。
ドライフードは手軽に与えることができ、忙しい飼い主にとってはとても便利なものですが、犬にとっては丸呑みしやすく早食いの原因になってしまう場合があります。
ドライフードは水分量が少ないため、そのまま与えるにしてもたくさんの水分補給が必要になってきますので、フードを水に浸すことで、早食い防止と水分補給を同時にすることができます。
食器を使わず手から与える
この方法ですと、飼い主が与える量を調節できるので、確実に早食いを防止することができます。
また、手からフードを与えることによって、愛犬との信頼関係もより強いものになるでしょう。
この方法で与えると、犬は人間の手はフードを奪うものではなく与えてくれるものだと覚えるので、食器で食べているときに手を出しても、唸ったり噛み付いたりしなくなる利点もあります。
ただ、この方法だと食事時間中ずっとつきっきりになってしまうので、かなり根気が必要かもしれません。
一度に与える量を減らして回数を増やす
人間のダイエットでも一時期話題になった方法ですが、一日の食べる量は変えずに、一回の食事の量を減らし、食事の回数を増やす方法です。
そうすることで、空腹になる前に食事をすることになり、早食いを防止することができます。
留守番が多い家庭では難しい方法かもしれませんが、そんな場合は自動給エサ器も今は細かい設定ができるものもあるので、試してみても良いかもしれません。
フードをおもちゃに入れる
「フードをおもちゃに入れる?」と思うかもしれませんが、犬用おもちゃにはおやつをいれて転がしたりしておやつがでてくる仕組みのおもちゃがたくさんあります。
これをおやつではなく、フードで使うのです。
おもちゃからは、フードが数粒ずつしか出て来ない仕組みになっているので、早食い防止には絶大な効果があります。
一番時間をかけられる方法かもしれませんが、外飼いの場合は転がすと地面に落ちてしまうので、衛生面で不安です。
こちらを試す場合は、室内で与えるようにしましょう。
室内でも、部屋中にフードを散らかされてしまう可能性があるため、サークルや犬専用スペースがあるなら、そちらを利用することをオススメします。
多頭飼いの場合はお互い見えない場所で与える
多頭飼いの場合、同時に同じ場所で与えると、早食いになりやすくなってしまいます。
一匹から複数の環境になった途端に早食いになってしまう子もいるくらいです。
先に食べて、おこぼれもらおうとでも思っているのかもしれません。
その場合は、お互い見えない場所で食事をさせることで改善されます。
ライバルがいなければ早食いをする必要がなくなります。
スペース的にあまり離れて与えることができない場合は、仕切りがあるだけでも違います。
食器に仕切りまたは異物を入れる
こちらは、最初に紹介した早食い防止食器を自身で作ってしまう方法です。
今使っている食器が気に入っていてそのまま使いたい場合や、まだ新しいので新しく食器を購入するのはちょっと・・という場合にオススメです。
お弁当の仕切りみたいなもので代用できます、石ころ等でも良いでしょう、一気に飲み込めない環境を作ります。
ただ、仕切りや異物は誤って飲み込むことがないように、ある程度の大きさがあるものにし、使用する際は飲み込まないかしっかり見張ってあげる必要があります。
愛犬の早食いを防止しよう
あまりにも早食いしすぎると、胃腸に負担がかかってしまったり、場合によっては胃捻転等の放っておくと命に関わる病気の原因になることもあり、危険です。
愛する愛犬が、一日でも長く健康でいられるように、フードの質はもちろんですが、食べ方も気にかけてあげましょう。