ペットの涙焼けやよだれ焼けは、非常に身近にあるトラブルの一つです。

それ自体が大きな病気になったりすることはありません。

しかし、せっかくのキレイな毛並みが赤茶色になってしまうのは、ちょっと残念ですよね。

今回は、よだれやけが出来てしまったときの対策についてご紹介します。

犬のよだれ焼け対策グッズを使う

よだれ焼けが起きてしまう原理は涙焼けと同じように、よだれが毛が着くことによって起こるものです。

ですので、涙焼けと同じように、市販されているシートやシャンプーなどのケアグッズが使えます。

シートは毛を清潔に保つためのシートなどで、着色が気になる部分を拭いてあげるのに使います。

口周りの毛が長い犬種や、被毛が白い犬はこまめに拭いてあげるようにしましょう。

涙焼けやよだれ焼け自体は、特に犬にとって珍しいものではありません。

しかし、一度着色してしまうと、なかなかすぐには取れないという難敵です。

よだれ焼けで色がついてしまった部分には、雑菌が繁殖しやすいという悪循環も起きてしまいます。

やはり、よだれ焼けを直すためには、それを引き起こす原因について考える必要があります。

犬のよだれ焼けの原因

よだれ焼けを引き起こす原因は、大きくまとめると3つほど挙げられます。

まず、口内やよだれに含まれる雑菌が、口周りの毛に付着して繁殖してしまうパターンです。

シュナウザーやプードルなどは口周りに髭状の毛が生えているのが特徴です。

ですので、正常な状態でもよだれ焼けを起こしやすい犬種と言えるでしょう。

他にも、ドッグフードに含まれる着色料や添加物によって引き起こされることがあります。

特に添加物がよだれを介して毛に付着して、酸化することで色が付くということも多くあります。

またアレルギーによる炎症で、皮膚自体に色素沈着が起きてしまう場合があります。

その影響で、生えてくる毛に赤茶色の色が付いてしまっているのです。

口周りをキレイにしておく

普段からの基本的な対策としては、口周りとキレイにしておくということです。

食事の後や水を飲んだあとは、タオルなどで口を拭くようにしてあげましょう。

拭くときには、水を含ませたタオルで優しく拭ってあげるようにします。

乾いたタオルや、アルコールを含ませたものは、逆に皮膚にダメージを与えることもあるので避けましょう。

既によだれ焼けしてしまっている場合には、トリミングのときに少しずつ毛を短くしてもらいます。

単純にこうした衛生面で起きるよだれ焼けであれば、こまめに取り組むことで比較的早く改善に向かいます。

こまめに拭くというのは難しいものですが、日頃のケアとして習慣付けておきたいものです

エサを変えてみる

普段犬にあげているドッグフードには、さまざまな添加物や着色料が含まれていることがあります。

そうした化学物質によって、口周りの毛に色が着いてしまうことがあります。

ドッグフードには、人間が口にしないような化学物質が含まれていたりします。

そうしたエサを毎日あげているというのも、大丈夫なのかなと不安になったりしませんか。

毎日のことですから、よだれ焼けの原因となるものがなく、出来れば体にも優しいものを選んであげたいですよね。

保存料や着色料が含まれているものはなるべく避けて、自然由来のものを選んであげましょう。

また、栄養バランスを整えるためのサプリメントや添加物も注意が必要です。

可愛いペットが日頃口にする食べ物にも気を配ってあげたいものですね。

口内環境を整える

よだれ焼けの原因はよだれに含まれる雑菌が繁殖してしまうことです。

普段は気にすることはないかもしれませんが、いま一度犬の口の健康について考えてみましょう。

なかなか大人してくれる子も少ないかもしれませんが、歯磨きはこまめにしてあげましょう。

歯ブラシが苦手な犬も中にはいるので、軍手などを使って指で歯の汚れを落としてあげます。

口の中だけでなく、体内環境の向上には、水をたくさん飲ませることも有効です。

具体的には、水を飲ませたり、ドッグフードに水を含ませたりするといいでしょう。

口腔内の雑菌は必ずでも悪いものではありませんが、雑菌が繁殖しすぎる環境にならないようにしましょう。

アレルギーの場合の対策

アレルギーを持っている犬の場合には、やはりちゃんと原因を特定してあげる必要があります。

専門的な判断を仰ぐには、やはり動物病院を受診しておく必要があるでしょう。

どういったものにアレルギーを持っているのか、普段食べているドッグフードが原因なのかはとても大切な部分です。

もし、エサや普段の生活に原因があるのであれば、原因を取り除けば劇的に改善するでしょう。

また水分をたくさん取らせたりすることで、毒素の排出を促すことが出来ます。

食事や体内環境を改善することで、皮膚の炎症も改善したり軽くなることが見込めます。

犬と皮膚の病気は切っても切れない関係にあります。

根気よく治療とケアを続けてあげることで、少しずつ快方に向かってくれるはずです。

犬のよだれ焼け対策について知ろう

せっかくの可愛らしいペットの涙焼けやよだれ焼けは、なんだかちょっともったいないですよね。

特によだれ焼けのある犬の場合には、雑菌による影響ということが非常に多いです。

脚を舐めたりすることで、体のいろいろな個所で毛の色が赤茶色になることもあります。

すぐにはよだれ焼けはすぐにはよくなりません。

しかし、改善のためには原因をしっかりと考えて、しっかりと腰を据えて取り組んであげましょう。