犬の爪切りのポイント。怖がらせないで切ろう

最終更新日:2015年8月8日

最近は室内で犬の飼育をされている方も多く、犬の爪切りにかなり苦戦されている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

室外犬だとコンクリートなどで自然に爪がある程度とがれますし、飼い主さんが傷つけられて困るものも少ないですが、室内犬となると、フローリングが傷ついたり、家具を傷つけられたりしてしまいます。

また、犬自身も毛の長いカーペットに爪をひっかけてしまい怪我をするなど、爪切りは避けて通れませんよね。

そこで爪切りが苦手な犬と向き合う飼い主さん向けに、爪切りのポイントをご紹介します。

1.回数を分けて切る

爪切りを嫌がる犬の爪を一度に全部切ろうとすると、犬も飼い主さんも疲れてしまいますよね。

爪切りが苦手な犬は大きく暴れることも多く、うまく切れなかったり、深く切りすぎて犬にトラウマを残してしまうこともあるようです。

そこで、一度に切ることは諦めて、おとなしい時間帯(寝ているときや横になって休んでいるときなど)を狙い、切れる分だけ切ってあげることをオススメします。

嫌がりはじめたり、暴れだしたりしたら、その時はそこで諦めて、次の機会を狙ってみましょう。


2.爪の根本を押す

爪の根本(肉球)を押すと、爪がぐいっと出てきます。

あまり強く押すと、痛がったり、逃げてしまったりするので、注意が必要です。

根本を押すことによって、爪部分が多少長くなるので、切りやすくなります。

この時、爪を切ることに集中して、犬の関節が無理な方向に曲がってしまわないように注意しましょう。

3.体をしっかり押さえる

爪切りでは、なるべく犬が「不快」「苦手」「恐怖」を感じないように配慮するのが鉄則ですが、爪切り中の犬の胴体については強くしっかりと押さえてあげてください。

体が大きく暴れる状態での爪切りは、深爪や思わぬけがの原因になります。

小型犬~中型犬であればしっかりと脇に抱えて、大型犬は両腕で固定してあげることで、大きな動きをある程度制御できます。

ただし、あまりにも暴れるようであれば、犬の「嫌」「怖い」のサインなので、その時は諦めて別の機会に切ってあげましょう。


4.止血剤を用意しておく

犬の爪の中心部分には血管が通っており、深く切りすぎると、人間の深爪のように血が出てきます。

爪が白っぽい犬の場合、うっすら赤く血管が見えます。

神経も通っているそうで、犬によってはかなり痛がるようです。

深く切りすぎて出血した場合は、犬の爪用の止血剤(パウダー状のもの)の使用をオススメします。

動物病院やペットサロンなどで取り扱っているところもありますし、最近ではインターネットショッピングでも購入できるようになりました。

「犬の爪を切りすぎて、血が出てきてしまった…だけど、止血剤もない…」というときには、小麦粉や片栗粉でも代用可能なようです。

食べても害がないので、安心ですね。

小麦粉や片栗粉を使って止血が完了後、洗い流してあげましょう。

5.爪切りを見えないように配慮する

爪切りをしている最中の場面を見て、嫌がったり、怖がったりする犬が多いようです。

爪切り中に、犬の顔が飼い主さんの手元を向かないような体勢で切ったり、他の人が気をそらすために呼びかけるなど、爪切りの行為に対する不快感や恐怖心を極力取り除いてあげることが大切です。

子犬のうちから配慮を徹底してあげることで、成犬になっても必要以上に怖がったり、暴れたりすることを軽減できるかもしれません。


6.ご褒美を与える

前項の「爪切りを見えないように配慮する」と似て、こちらも犬の爪切りに対する恐怖心やトラウマへの対処です。

爪切りという苦手な行為を上書きするように、終わった後にはご褒美(おやつ+褒める)をあげましょう。

最後に飼い主さんから名前を呼んでもらい、褒めてもらい、おやつをもらえることで、犬の中の爪切りに対する嫌な気持ちが薄れます。

爪切り後だけではなく、爪を切っている最中も「○○ちゃんえらいね」「○○ちゃん大丈夫だよ」と褒めてなだめてあげることも大切です。

7.最終手段はプロに頼む

ここまで爪切りのポイントを挙げてきましたが、どうしても暴れてしまい、飼い主さんも犬も怪我をしかねない状態であれば、獣医師さんやペットサロンの方にお願いしましょう。

「お家ではあんなに嫌がっていた爪切りも、プロの手にかかるとさくっと終わってしまった」なんてこともよくあるそうです。

一般的にそんなに高い料金ではないですし、動物病院やペットサロンによっては、他の診療や預かり、施術のついでに無料でやってくれるところもあります。

プロの方々に爪切りのポイントを聞いてみたり、実際に爪切りをしている場面を見たりしていると、「私のやり方が悪かったのかも」と気づく飼い主さんも多いようです。

「無理な体勢で押さえつけていた」「犬の目の前に爪切りを持ってきて切っていた」など、犬が警戒して飼い主さんに寄り付かなくなってしまった…なんてなる前に、プロにお願いすることをオススメします。

「怖がらせない」ことが一番大事

犬の爪切りで一番大事なポイントは、「犬に恐怖心を与えない」ことです。

トラウマになってしまうと、どんどん爪を切るのが難しくなってしまいます。

爪切りは犬と生活する上で、ずっと必要なものです。

各ポイントを押さえて、飼い主さんも犬も健康で快適な生活を送りましょう。

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