犬にイボができる原因と対処法。大丈夫なイボと危険なイボの見分け方

最終更新日:2016年5月17日

犬と遊んでいて、何気なく撫でていると手に違和感を感じたことはありませんか。

何かに触ったなと感じて、毛をかきわけてみるとイボが見つかったりします。

これはいったい何なのでしょうか。

すぐに不安になって動物病院に駆け込みたくなる気持ちはわかりますが、その前にそのイボが何なのかご紹介します。

1.犬にできるイボってどんなもの?

実は、犬という動物にとってイボが出来るのは決して珍しいことではないのです。

人間の30倍以上イボが出来やすいという説もありますし、イボが出来たからといって、そんなに心配する必要はありません。

ただし、体にとって良くないイボであることもあります。

イボには色々な種類がありまして、色だけ見ても赤、黄色、白、ピンク、黒、紫などなど。

大きさを見ても小さいものから大きいものまで、本当に色々な種類があります。

そんなイボについて個別に見ていきましょう。

大きく分けて、放っておいて良いものと、対処しなければいけないものの二種類です。


2.放っておいていい犬のイボ

結論から言うと赤、黄色、白、ピンクのイボで大きさが直径1cm以下のものは、放っておいても数か月でキレイさっぱりなくなってしまうイボです。

これらのイボの原因は主にパピローマウイルスの仲間のウイルス感染によるものです。

他の犬と遊んでいるうちにうつされてしまったり、普通の環境中にも存在しますので、そこからもらったりして感染します。

パピローマウイルスの感染する原因にはいくつかありますが、最もわかりやすいのは免疫力の低下です。

日和見感染と言って、体力や抵抗力が弱まってくることで発症する感染症です。

だから、ケガをしていたり、他の病気にかかって体力が弱まっている時にはイボができやすくなってしまいますので、普段の健康管理には注意しておきましょう。

また、パピローマウイルスのイボは人間にもうつりますので、あまり触らないようにしましょう。

もし、つぶしてしまえばそこからウイルスがあふれでてきてしまいます。

犬を触った後は、しっかりと手を洗いましょう。

間違っても、犬を触った後、そのまま食事をしたりしてはいけません。

3.放っておいてはいけない犬のイボ

当然、放っておいてはいけないイボもあります。

黒や紫のイボ、段々大きくなって直径が1cm異常になってしまっっているイボなどは、重大な病気の可能性があります。

こういったタイプのイボは悪性腫瘍の可能性があります。

犬の皮膚にできる悪性腫瘍には軟部組織肉腫、肥満細胞腫、悪性黒色腫(メラノーマ)、扁平上皮癌等があります。

毛の生えている部分にできるもの、毛の生えていない部分にできるもの、歯茎のような軟らかい軟部組織にできるもの色々な種類がありますが、これらの共通点は放っておくと、どんどん大きくなったり、別の場所(内臓、リンパ節など)に転移したりしてどんどん増えていき、生命を脅かすことになります。

そういったイボは、種類によって治療法は違いますが、基本的には外科手術で取り去ることになります。

気付いたのなら、早めに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

手術は、早い方が費用も安く済みますし、生存する可能性も高いです。


4.目にできる犬のイボ

今まで、紹介したイボの他に珍しい所にできるイボがいくつかあります。

まず紹介したいのが目にできるイボ、マイボーム腺腫です。

初めてこれを見た人は、間違いなくびっくりすることでしょう。

当の本人は平気な顔をして生活していたりしますが、これも立派な腫瘍の一つです。

マイボーム腺腫は、目の皮脂腺という皮脂を分泌して目の保護を行う管のようなものなのですが、その管が詰まってしまったり傷つけられてしまったりすることで、膨らんでイボのような腫瘍が出来てしまう病気です。

多くの場合は直径が1cm以下で、カリフラワーのようにボコボコとした隆起を見せて、表面は光沢がありキラキラしています。

このイボは外科手術で取り去ることで、悪性腫瘍のようにあまり再発もしないイボです。

また同じような原理で、肛門の周りにイボが出来る肛門周囲腺腫もあります。

こちらも外科手術で採ってしまえば、まず安心です。

その他、こういった皮脂腺に由来するイボは手足や胴体に起きやすいと言われていますので、普段から注意して接してあげてください。

素人目には判断しにくい犬のイボ

イボとひと口に言っても色々な種類があります。

イボが小さいうちは、素人目にはそのイボが何なのか判断しずらいです。

大きくなって、獣医さんに見てもらっても、実はすぐにはわからないことが多いです。

また、外科手術をするとなったら全身麻酔をかけなければいけません。

手遅れにならないように、犬の状態をしっかりと見てあげましょう。

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